第13回 発電用設備規格委員会 核融合専門委員会 議事録

 

1.日 時:2006年 6月8日(金)10時00分〜12時30分

 

2.場 所:日本機械学会 第2会議室

 

3.出席者:(委員18名中;出席者13名)

宮委員長(保全学会)、中平幹事(JAEA)、斉藤(筑波大)、鈴木(中電)、高橋(電中研)、中曽根(東理大)

代理者:沖田(東大)[関村副委員長(東大)]、山田(川重)[大崎(川重)]、田戸(三菱電)[清水(三菱重)]、樋口(JAEA)[永田(日立)]、岡崎(原電)[肥田(原電)]、小泉(JAEA)[橋爪(東北大)]、喜多村(JAEA)[松本(京大)]

欠席者:浅山(JAEA)、入江(溶接センター)、小林(IHI)、西口(神工大)、井岡(東芝)

事務局:釜田

(以上敬称略)

4.配布資料

資料13-1  13回核融合専門委員会議事次第案

資料13-2  13回核融合専門委員会配付資料リスト

資料13-3  12回発電用設備規格委員会 核融合専門委員会 議事録(案)

資料13-4-1   設計・交換技術分科会 新任委員の推薦について

資料13-4-2   ASME対応タスクグループ 新任委員の推薦について

資料13-4-3   品質保証・材料分科会 新任委員の推薦について

資料13-4-4   分科会、タスクグループ委員の再任について

資料13-5-1   拡大幹事会報告

資料13-5-2   ASME対応タスクグループ報告

資料13-6-1   核融合規格開発に関するJSME-ASME協定書について

資料13-6-2   核融合規格開発活動について

資料13-7-1-1 溶接・接合・検査分科会活動報告

資料13-7-1-2 設計・交換技術分科会活動報告

資料13-7-1-3 品質保証・材料分科会活動報告

資料13-7-2   発電用設備規格委員会報告

資料13-7-3   ITER関連の状況について

 

5.議事

(1)午前10時に宮委員長により開会が宣言された。

(2)議事次第の説明、資料の確認(資料13-1から資料13-7-3

   議事次第の説明および資料の確認が行われた。

(3)前回議事録案の確認(資料13-3

   資料13-3に基づき、前回議事録案の確認が行われ、承認された。

(4)分科会・タスクグループ委員の新任、再任、退任(資料13-4-113-4-4

   新規委員候補者の退室後、委員の選任について審議した結果、新規委員候補者全員の委員就任が承認された。

   再任候補者については、候補委員全員について、本人の意向を確認した後、委員として再任することが承認された。

(5)拡大幹事会報告(資料13-5-1

   小泉氏より、資料13-5-1に基づき、第5回幹事会の議事内容が以下のように報告された。

ITERが国際プロジェクトであり、建設計画が目前のため、構造規格は日本語版のみでは意味が無く、英語版がタイムリーに必要である。

ASMEが英語版規格の著作権を強く主張しているため、今後JSME-ASME間で協議を行い、協定を締結する必要があり、案をASME対応タスクグループにて作成する。

(6)ASME対応タスクグループ報告(資料13-5-2

   樋口氏より、資料13-5-2に基づき、第5回ASME対応タスクグループの議事内容が以下のように報告された。

・第5回幹事会での議論を受け、核融合規格開発に関するJSME-ASMEの協定文(案)を作成した。

(7)核融合規格開発に関するJSME-ASME協定書について(資料13-6-1

   樋口氏より、資料13-6-1に基づき、第5回ASME対応タスクグループ作成した案の内容及び背景が以下のように報告された。

・核融合専門委員会では、以下の方針を定め、規格委員会、標準事業部会の承認を得ている。この後、センター事業部会の承認が得られれば、TENPESから権利を委譲されるプロセスに入る。

ASME-ANRIC-TENPESの合意に書かれている「JEAJapanese Engineering Association)」をJSMEに変更する旨の合意を原契約関係者で行う。

‐上記合意を受け、JSMEASME間で別途2者による協定文を作成する。協定文の作成に当たり、これまでの合意事項を尊重する。

・前々回の幹事会にて、核融合規格の英語版をJSMEで作成する方針を定め、核融合専門委員会にて文案の修正要求はあったものの、方針は了承された。

・これらを受け、JAEAASME事務局に対し調査を行ったところ、以下のことが判明した。

ASMEは核融合規格開発を続け、TENPESと合意されたASMEの権利を保持する。

ASMEは核融合規格開発活動として、B&PV規格委員会とは別途核融合規格委員会を組織し、プロセスの短縮化を提案する。

ASME対応タスクグループでは、以下の点を考慮し、案を作成した。

ITERへの適用のためには、英語版は必須である。

ASMEは核融合規格開発活動として、B&PV規格委員会とは別途核融合規格委員会を組織し、プロセスの短縮化を提案しているが、委員等の目処が立っておらず確実ではない。

現在の規格案の大半はASMEの著作物を引用している。

ASMEの合意が得られない場合、日本語版規格の発行も危うくなる。

著作権を巡る訴訟問題に発展する危険をはらんでおり、JSMEASMEの良好な関係に影響を与えかねない。

ASME対応タスクグループでは、協定案として以下の2案を提案する。

A案:英語版の著作権は基本的にASMEにあるとするが、ASMEから英語版がタイムリーに発行されない場合、ASMEから発行されるまでの間、JSMEから英語版を発行する。ASMEから発行された際には、日本語版と英語版の差異を示す英文資料を日本語規格に追補として発行する。

B案:英語版の著作権は基本的にASMEにあるとするが、ASMEから英語版がタイムリーに発行されない場合、規格利用者にJSMEから英語訳を配布する。ASMEから発行された際には、日本語版と英語版の差異を示す英文資料を日本語規格に追補として発行する。

 

これに対し、以下の議論があった。

TENPESの合意事項であり、ASMEに著作権があるとされる「Derivative Materials」に、規格策定のために提供された資料が含まれるか確認するべきである。

ASME側に発行のスケジュールを確認し、実現性を確認するべきである。

・出版をJSMEからするかどうかは問題でなく、実質的に英語版が利用できれば良い。

JSMEの実績として、英語版に関しても著作権を主張すべき。

 

上記議論を受け、以下の方針で進めることとなった。

・拡大幹事会にて、ASMEとの交渉団を定め、非公式の折衝に入る。

ASMEと非公式に折衝し、合意可能な協定文を作成した後、JSMEの各委員会での承認プロセスに入り、公式な協定の締結作業に入る。

(8)核融合規格開発活動について(資料13-6-2

中平幹事より、資料13-6-2に基づき、核融合規格開発活動について、第12回核融合専門委員会でのコメント、第5回幹事会での議論を反映した改定案説明があった。審議の結果、以下の方針が承認された。

2007年頃までは、原子力機構から要望・提案のあるように超伝導コイルの構造規格を審議・策定し、その後、真空容器の構造規格を審議・策定する。

それ以降は、原子力機構の核融合研究開発部門からの協力を得て、アクティビティを保持する。

・原子力機構の核融合研究開発部門規格開発を原型炉設計センターの活動として位置づけられるよう努力する事に対し、機械学会発電用設備規格委員会核融合専門委員会は、必要に応じて支援を行う。

・英語版については、ASMEからの強い要望によりASMEからの発行を基本とするが、必要期日までの発行が困難と思われるため、この場合に限りJSMEが英語版を発行または配布することを目指して検討を進める。

(9)分科会活動報告(資料13-7-1-113-7-1-3

中平幹事より、資料13-7-1-1に基づき、溶接・接合・検査分科会、高橋主査より、資料13-7-1-2に基づき、設計・交換技術分科会、樋口幹事より、資料13-7-1-3に基づき、品質保証・材料分科会の活動状況について各々報告があった。各分科会とも、超伝導コイル構造技術規格の条文案策定を開始している。

10)発電用設備規格委員会報告(資料13-7-2

中平幹事より、資料13-7-2に基づき、第36回発電用設備規格委員会の議事内容に関し、専門委員会として注意しておく点として以下が報告された。

・資料中、「原型炉」とあるのを「プラント」、「装置」などの言葉とするよう、委員よりコメントがあった。

・発電用設備規格の原案策定に関する内規(案)が承認され、即日発効となった。原子力・火力専門委員会共通で、4年に一度の定期的発行となる。(核融合は発行規格が出来た時に有効となる。)

・発電用設備規格の体裁に関する内規(案)が承認され、即日発効となった。(従来のパイプファイルの他告示赤本のようなビニールくるみ表紙も発行)

・「ASME対応・検討タスク」の設置提案(案)が承認され、委員を公募する。

・委員長より、「規格委員会での議論の成果は、プロシーディングスのみの学会でなく、ジャーナル望ましくは機械学会の英文論文に発表し、著作権を確保することに努めること」との意見が表明された。

11ITER関連の状況について(資料13-7-3

中平幹事より、資料13-7-3に基づき、以下のITER関連の状況報告が行われた。

i)     ITER関連事項:ITER計画実施のための協定案に5月24日、日本など6カ国と欧州連合(EU)がブリュッセルで仮署名

ii)   ブローダーアプローチ(BA)の状況:新規情報なし

 

6.次回開催予定

 9月4日(月)13:30-16:00に開催を予定。

以 上