第16回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 材料分科会 議事録

1.日 時:平成12年12月5日(火)13時30分〜18時30分
2.場 所:日本機械学会 第2会議室
3.出席者:(委員9名中;出席者7名,代理者1名,欠席者1名)
      木村(金材技研),福永(住友金属),増山(三菱重工),
      田村(バブ日立),久保(関電),石川(東電)
      石毛(IHI)
  代理者:田端[俣野代理](川崎重工),
  欠席者:川本(中電)
  オブザーバ:藤田(構造分科会副主査)
  事務局:幅野・和田

4.配付資料
16−1.第15回材料分科会議事録
16−2.第14回火力専門委員会報告
16−3.第16回構造分科会議事録(抜粋)
16−4.第15回規格委員会議事録(抜粋)
16−5.許容応力表へのボルト材取り入れについて
16−6.ボルト取り入れに対する意見
16−7.許容応力表(B31.1)の見直し
16−8.許容応力表の変更の24鋼種リスト
16−9.許容応力表の変更点一覧
16−10.許容応力表変更に対する意見
16−11.材料規格 英訳版(本文・備考・補遺)
16−12.構造分科会からの照会事項に関する意見
16−13.ボルト材取り入れに関する資料
16−14.許容応力表(備考)に関する検討資料その1
16−15.許容応力表(備考)に関する検討資料その2
16−16.許容応力表(ボルト材)備考に関する資料その1
16−17.許容応力表(ボルト材)備考に関する資料その2
16−18.許容応力表(ボルト材)備考に関する資料その3
16−19.Table1A/1B 備考対応表
16−20.外圧チャート
16−21.火力規格「第T章総則(案)」

5.議事
(1)前回議事録確認[資料16−1]
 主査が前回議事録の確認を求め,事務局が読み上げ,委員会の承認を得た。

(2)各委員会報告
(2−1)火力専門委員会報告[資料16−2]
 事務局が第14回火力専門委員会での審議事項について,資料に沿って報告を行っ
た。

(2−2)構造分科会報告[資料16−3]
 第17回構造分科会の審議事項について事務局が報告を行った。構造分科会では,
構造規格英語版と改訂版を次回火力専門委員会で提出予定であること,火力規格へ
のボルトの取り入れについて,構造・材料両分科会の改訂方針の統一を図ることとなっ
たことを事務局が報告した。ボルト材の取り入れに関しては,本日の分科会にて審議を
行うこととなった。

(2−3)規格委員会報告[資料16−4]
 第15回規格委員会の審議事項について事務局が報告を行った。その中で,研究委
託金の使途に関する検討で,火力規格の英語版作成経費について火力専門委員会で
より詳細な経費算定を行い規格委員会に 提案することとなったことが報告された。

(3)審議
(3−1)許容応力表へのボルト材取り入れについて
                       [資料16−5・16−6・16−13]
 火力技術基準の解釈の改正にあたり,改正要望としてボルト材の規定を削除して欲
しいという要望が提案されていることとその経緯について藤田構造分科会副主査より
説明があった。この件について現在,日本電気技術規格委員会で継続して検討を行っ
ているが,これを踏まえ,JSME火力規格についてもボルト材の規定についての必要
性を材料分科会で審議して欲しいとの提案があった。解釈の改正状況,ボルト材の取
り入れ作業,実際のメリットを検討した結果,今年度の材料規格(含,許容応力表)の
改訂に関しては,ボルト材の取り入れを実施しないこととなった。今後は,解釈の改正
状況を考慮しながら,ボルト材規定の必要性についての検討を構造分科会で実施して
欲しい旨を構造分科会に伝えることとなった。

(3−2)許容応力表の修正
(3−2−1)98ASME鉄鋼材変更24鋼種について
                   [資料16−8・16−9・16−10]
 石川幹事より98ASME鉄鋼材許容応力表で変更となっている24鋼種について説明
があった。審議の結果,この24鋼種について取り入れを行うこととなり,前回材料分科
会にて承認された新規材も含めて,当初に起案した通りの許容応力表で今年度の改
訂を行うことが了解された。

(3−2−2)B31.1許容応力表見直しについて[資料16−7]
 田端氏(俣野委員代理)よりB31.1許容応力表の変更点(ASME97→98)につい
て説明があった。審議の結果,本分科会審議事項(3−1)に従い,ボルト材について
はは追加しないこととなった。また,これ以外の変更・追加材料については全て取り入
れることとなった。
 備考についてはTABLE A-2GENERALNOTE(C)については変更することが了解され
たが,他の3項目については,田端氏(俣野委員)が持ち帰りボルト材関係の記述か
どうかを調査することとなり,結果を事務局に連絡することとなった。

(3−2−3)備考対応表について[資料16−9]
 久保委員よりASME TABLE1A/1B備考対応表について説明があった。この備考
対応表については石川幹事が修正を行い,事務局へ提出することとなった。

(3−2−4)許容応力表(備考)改訂に関する調査結果[資料16−14・16−15]
 前回材料分科会にて審議した許容応力表(備考)のレビュー票の中で,調査が必要
となった項目について石毛委員が調査結果を報告した。審議の結果,「TABLE1A G2
7」と「TABLE1B G9」についてはこれらの備考を削除し,外圧チャート番号を許容応力
表に追記することとなった。チャート番号の無い2鋼種(SA-403/FP316N,SA-376/TP
316N)については今後検討することとした。また,「TABLE1A H7/H9/H13」について
は,削除することとなった。

(3−3)外圧チャートについて[資料16−20]
 木村主査より見直した外圧チャートについて説明があった。この外圧チャートを作成
する上で不明な点(E値の単位・換算方法)があったことが伝えられ,この点に関して
は石毛委員が調査し,木村主査に報告することとなった。

(3−4)鋳造係数統一について
 鋳造係数についてのJIS改訂経緯の調査結果として,JISB8201(1967年
版)の改訂の際,鋳造係数の割増方式が導入されているが,この1967年版のJISに
は解説が添付されていないため導入の理由は不明であることを事務局が伝えた。検
討の結果,今後も継続して,鋳造係数を割引方式(ASMEの方式)に統一するために
検討していくこととなった。また,構造分科会へ火力技術基準の解釈の改訂経緯が無
かったか問い合わせることとなった。

(3−5)材料規格(英語版)について[資料16−11]
 「火」材の表記については,「火」と表記することを材料分科会の案として次回専門委
員会に提案することとなった。また,全体的な確認と表現の統一について翻訳会社に
チェックを依頼することとなり,この外注費用を研究委託金の英訳費用あてたい旨,火
力専門委員会に提案することとなった。
 前回火力専門委員会で提案した「material ID入力作業」の外注については,今回
の許容応力表の改訂作業の中で完了したため,外注を取りやめることとなった。

(3−6)構造分科会からの照会事項について
 材料分科会としては,98ASMEベースでの改訂を実施しているため,99ASMEで
の追加材は取り入れないこととした。このことを考慮し審議した結果,SA-203は提案通
り削除,SA-731は提案通り追加,SB-514は追加しない,SB-163とSB-564についても
,材料規格では記載しないため構造側でも追加しない,ということを材料分科会の案と
して構造分科会へ回答することとなった。また,B31.1(bolting)については,今年度は
取り入れないことを回答することとした。

(3−7)許容応力表のページNO.の変更について
 石毛委員が許容応力表のデータ(ID入力済)を石川幹事へ送付し,石川幹事がペー
ジNO.の変更作業を行うこととなった。

6.次回開催
   日 時: 平成13年1月30日(火) 13時30分〜17時00分
   場 所: 日本機械学会 第2会議室