第20回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 材料分科会 議事録 1.日 時:2001年11月16日(金)13時30分〜16時00分 2.場 所:日本機械学会 第5会議室 3.出席者:(委員9名中;出席者6名,代理者2名,欠席者1名) 木村(物材機構),福永(住友金属),石川(東電),田村(バブ日立) 石毛(IHI),増山(三菱重工) 代理者:池田(中電)【川本代理】,井上(関電)【今西代理】 欠席者: 俣野(川崎重工) オブザーバ:なし 事務局:和田 4.配付資料 20−1.第19回材料分科会議事録 20−2.第18回火力専門委員会報告資料 20−3−1.火力規格への質問 20−3−2.火力規格への質問に対する材料分科会委員の意見 20−3−3.火力規格への質問に関する情報(構造分科会より) 20−4.火力技術基準材の英語標記に対する材料分科会委員の意見 20−5−1.ボルト材に関する構造分科会からの回答 20−5−2.ボルト材の許容応力表 20−6−1.鋳造品の品質係数について 20−6−2.鋳造係数統一に関する構造分科会の意見 20−7−1.安全率見直しに関する資料 20−7−2.圧力容器規格における安全率引き下げの検討 20−8.平成13年度作業内容と分担について 20−9.専門委員会 運営規約 20−10.規格委員会報告 20−11.JISB8265に関する調査結果について 5.議事 (1)前回議事録確認(資料20−1) 主査が前回議事録の確認を求め,事務局が読み上げ,分科会の承認を得た。 (2)委員会報告 (2−1)火力専門委員会報告(資料20−2) 事務局が,資料に添って第18回火力専門委員会の審議内容および決定内容を報 告した。材料分科会に関係する事項は以下の内容であることを伝えた。 1.鋳造係数統一関係での作業依頼 ASME材,JIS相当材について,具体的な数値を使い両者が同等である ことの検証をする。 2.火力技術基準材の英文標記について 「火」又は「KA−」の決定は,材料分科会へ委ねられた。 3.火力規格への質問(使用温度域)について 材料分科会で回答(案)を作成し,次回火力専門委員会で審議する。 (2−2)規格委員会報告 事務局が,資料に添って第18回規格委員会の審議内容および決定内容を報告し た。 (3)審議 (3−1)火力規格への質問(使用温度域)について(資料20−3−1〜3) 木村主査が,第18回火力専門委員会での審議内容を報告し,標記の回答(案) の作成について材料分科会へ依頼があったことを伝えた。また,回答(案)完成 後は,火力専門委員会へ提案し,承認後に質問者へ送付することが取り決められ たことを伝えた。 審議の結果,質問されている材料(SA516Gr70)の使用温度域については,J SME火力規格に従う使用方法(備考を含めて)であれば,537℃まで問題は ないという結果となった。また,この材料についてグラフを作成し,回答(案) に合わせて添付することとなった。 回答(案)は木村主査が作成し,メールにて委員の確認後,次回火力専門委員 会へ提案することとなった。 (3−2)「火」材の英語表記について(資料20−4) 木村主査が,火力技術基準材の英語表記に関する決定は,材料分科会に委ねら れていることを伝え,現在までの経緯を説明した。 委員から「KA−」は既に使用されている例(チューブ等)があるとの意見が 出され,「KA−」の使用状況について,各メーカで現状調査を行うことなり, 石川幹事が資料を取りまとめることとなった。また,英語版で「KA−」を採用 した場合の日本語版の対応について審議され,この場合は「火」と「KA−」が 同等であることを日本語版に明記することとなった。 (3−3)ボルト材取り入れについて(資料20−5−1〜2) 事務局が,ボルト材取り入れに関し必要な数値等に関し,構造分科会からの回 答が届いておりその内容を伝えた。フランジの設計を行うには,現行許容応力表 の外圧チャート番号を除く数値すべてが必要であるとのことであった。また,田 村委員がボルト材の許容応力表に関して調査した結果が報告され,溶接条件のP −Noも不要であることが報告された。 審議の結果,一般材の許容応力表とは独立したボルト材の許容応力表を作成す ることとなり,上記の構造分科会の要望と調査結果を考慮し,溶接条件と外圧チ ャート番号欄は除外することとなった。また,取り込むボルト材については,今 年度の作業としては,ASME材とJIS材に掲載されている材料を取り込むこ ととなった。さらに,この作業に平行して,JSME火力規格へ取り込みを希望 する材料のアンケート調査を行うこととなり,この際に取り込み希望のあったボ ルト材は来年度の改訂版に反映することとなった。このアンケート(案)の作成 は,石川幹事が担当することとなった。 <取り入れるボルト材> 1.ASME材 SecUとB31.1 2.JIS材 JISG3101,G4051,G4107,G4108,G4303 (3−4)鋳造係数統一について(資料20−6−1〜2) 木村主査が,鋳造係数統一に関する第18回火力専門委員会での審議内容を伝 え,ASME材とJIS材の相当材について,具体的な数値を使い両者が同等で あることの検証を行うことを依頼されていること伝えた。また,鋳造係数を統一 するにあたっては,「JIS方式で統一する」という方針での検討を依頼されて いることを伝えた。 審議の中で,ASME材とJIS材の相当材について,許容応力値に係数を乗 じて得られる値を実際に算出した。その結果,全く同一の値にはならないが,違 いは単位換算に起因する程度の大きさであり,同等と見なせることが確認された。 また,鋳造係数の統一方法としては,「JIS方式(割り増し方式)で統一す る」ことで委員の了解を得た。 (3−5)安全率の変更について(資料20−7−1〜2,20−11) 木村主査が,安全率の変更の状況および圧力容器規格における安全率引き下げ の検討について資料に添って状況を報告した。さらに,石毛委員が前回に引き続 いて,JISB8265に無いJSME規格材を追跡調査した結果を報告し,実 質的にはJISB8265を追従することで問題ないとのことを報告した。 この結果を踏まえ,今後,JISB8265許容応力表の妥当性等を検討し, JSME規格に取り入れていくこととなった。 また,石毛委員より今後,JISの改訂分についてもJSME規格に取り入れ る必要があることが伝えられ,今年度の作業に追加することとなった。 (3−6)新規材申請に対する組織体制について 新規材申請の組織体制に関して意見交換を行った。確認された意見は下記の通 り。 ・新規材の許容応力値の設定は,外部組織又は作業会で実施してはどうか。 ・外部の組織と連係する形で許容応力表のメンテナンス等を行ってはどうか。 ・JSMEの中にタスク(作業会)を設置してはどうか。 ・JSMEの活動を活かして新しい組織を検討することではどうか。 (3−7)今後のスケジュールについて(資料20−8) 石川幹事が,今年度の作業リストを提出し,各作業内容について説明を行った。 本日,各作業の分担を決定したいことが伝えられた。作業分担は以下の通りで了 解された。 <作業分担> 1.許容応力表ならびに備考 2.その他作業 JIS鉄鋼....石毛委員 鋳造係数.....石川幹事 ASME鉄鋼...石川幹事 JIS改訂調査..石毛委員 ASMECC...今西委員 外圧チャート...石川幹事 ASMEB31.1.. 田村委員 ASMEボルト..田村委員 JIS非鉄....石毛委員 ASME非鉄...川本委員 (4)その他 (4−1)再任手続きについて(資料20−9) 事務局が,分科会委員の任期に関する専門委員会規約を説明した。また,2月 末日にて任期満了を迎える委員について次回の材料分科会迄に再任の意向確認を 行いたいことが伝えられ,これを委員が了解した。 6.次回開催 日 時:平成13年1月25日(金)13:30〜17:00 場 所:日本機械学会 第3会議室