第41回 発電用設備規格委員会

        火力専門委員会 材料分科会 議事録

 

1.日 時:2006年7月19日(水)13時30分〜15時30分

2.場 所:日本機械学会 第2会議室

3.出席者:木村(NIMS),俣野(カワサキプラントシステムズ),南(NKKシームレス鋼管),

齊藤(中電),伊藤(IHI),能政(関電),駒井(三菱重工),

オブザーバ:竹内(東電)

欠席者:増山(九州工業大),田村(バブ日立),

事務局:渡邉

 

4.配付資料

41−1  .第40回材料分科会議事録(案)

41−2  .材料分科会委員(案)

41−3  .第36回火力専門委員会議事録(案)抜粋

41−4  .第37回規格委員会議事録(案)抜粋

41−5−1.JIS材(鉄鋼材料)許容応力表

41−5−2.第U章材料,表U−1−2 ASME Section U材(鉄鋼材料)許容応力表他

41−5−3.第41回材料分科会資料(code case材)

41−5−4.表U−2−2 ASME Section U材(非鉄材料)許容応力表他

41−5−5.外圧チャート

41−6−1.ASME B31.1Table112記載のボルト材のJSME規格への取り込み

41−6−2.相当JIS材調査結果

 

5.議事

(1)前回議事録確認(資料41−1)

事務局が,前回議事録(案)を読み上げ,分科会の承認を得た。

 

(2)委員の推薦(資料41−2)

  任期満了を迎える伊藤委員,齊藤委員より再任の意向が出されていることが伝えられた。

委員の再任について審議し,挙手による採決を行った結果,出席委員全員の賛成で,

材料分科会の委員候補者として推薦することが承認された。

飯田幹事より退任の届出があり,後任候補者として竹内巧氏(東電)の推薦が出されて

いることが伝えられた。委員の新任について審議し,挙手による採決を行った結果,出席

委員全員の賛成で材料分科会の委員候補者として推薦することが承認された。

また,幹事として竹内氏が推薦され,委員の了解を得た。

  次回火力専門委員会に提案する。

 

(3)各委員会報告

(3−1)火力専門委員会報告(資料41−3)

  事務局が,資料に添って第36回火力専門委員会の審議内容および決定内容を報告した。

 

(3−2)規格委員会報告(資料41−4)

  事務局が,資料に添って第37回規格委員会の審議内容および決定内容を報告した。

  

(4)審議事項

(4−1)規格改訂案について(資料41−5−1〜5)

各委員より,規格改訂案等の説明がなされた。

 

[主な確認事項]  

     ASME鉄鋼材料で最高使用温度まで許容応力が与えられていない材料で,最高使用温度での

許容応力値をCustomaryから換算する場合, No.27 SA/EN 10028-3 P275NH(MaxT=204℃(400F))

については,110.99MPa(16.1ksi)の第4桁以降を切り捨ててS=110MPaとなるが,ASMEの

Customaryの表では,350Fの値も同じ16.1ksi(111MPa)を与えており,特に400Fで下がって

いるわけではない。

 今回の改訂見直しでは,材料に関してはASME 2004 Editionの慣用単位系(Customary)の数値を

JSMEが換算した数値ではなく,ASME 2004 EditionのSI単位系(Metric)の数値を正とするとの

方針である。したがって,JSME換算に従うと,110.99MPaを切り捨てて110MPaとなるが,No.27

SA/EN 10028-3 P275NH についてはその数値とせず,ASMEのMetricの111MPaとすべきと判断した。

 

     CodeCase材2179について,その相当材の火力技術基準材は,許容引張応力の引下げ見直中である。

     JSME規格2005年追補版では火力技術基準材の見直しを反映させ,そのASME相当材CodeCase材

2180を削除している経緯もあることから,その動向に注意する必要がある。ただし,今回はASME

 2004 Editionを参照して改訂を実施していることから,その整合についても配慮する必要がある。

 

     11月開催予定の火力専門委員会に提案できるよう,次回分科会までに規格改訂案及び変更箇所

一覧を完成させることになった。

 

(4−2)構造分科会からの依頼事項(資料41−6−1,2)

構造分科会からの調査依頼事項について,その調査報告等がなされた。

 

1)第W章Appendix21「加工硬化ニッケル材で製作したジャケット付き容器」に記載の 

SB-162(加工硬化ニッケル材)の取入れの可否。(含む,外圧チャートNFA-4)

  ○SB-162(99%ニッケル)は圧力容器にて適応可となっていることを確認した。

構造分科会で必要と判断されれば取入れは可。なお,Section UPartDの許容応力表

では,SB-162の材料に与えられている外圧チャート番号はNFN-1,2となっており,なぜ

Appendix21記載のSB-162でNFA-4を適応するかは不明。

 

2)ASME B31.1(2004E)table 112記載のボルト材質のJSME規格第X章への取入れの可否。

  ○JSME規格第X章表112「配管フランジのボルト締め,フランジ面,およびガスケット

の要求事項」記載のボルト材質(鉄鋼材料)の内,JSME規格第U章の許容応力表に

ないボルト材質(A193 Class1A B8A,B8CA,B8MA,B8TA,A320 L7B,L7C,A437B4D)は,

ASME規格にも許容応力が記載されていないことを確認した。これらの材料を取入れ

る場合,その許容応力表の決め方が課題となり,現状では取り込めないと判断した。

ボルト材質をJSME規格に取り込む際の必要性調査において,非鉄材料は取り込む必要

性がないと判断したため,取り入れてない。ボルト材質(非鉄材料)についても取り

入れの要望があれば,取入れは可能である。

 

3)Table UCS-23記載材料の相当JIS材。(火技解釈に相当JIS材の規定がない材料)

○相当JIS材を調査した。相当JIS材と考えられる材料(STPG370,SFVAF21B,SFVC2A,

SFVAF11B)については,標準成分,引張強さ,許容引張応力等についてASME材との

比較表を作成し,再確認する。

 

4)JSME規格第V章〜第V章のASME SecUPartD材等に対応する相当JIS材。

  ○相当JIS材を調査した。相当JIS材と考えられる材料(JIS G3221 SFCM740S,JIS

 G3221 SFCM830S)については,標準成分,引張強さ,許容引張応力等についてASME

材との比較表を作成し,再確認する。

 

6.次回開催

 日 時:2006年10月16日(月)13:30〜17:00

 場 所:日本機械学会 第2会議室

                                     以 上