第44回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会
材料分科会 議事録
1.日 時:2007年 4月10日(火)13時30分〜16時00分
2.場 所:日本機械学会 第2会議室
3.出席者:木村(NIMS),増山(九州工業大),竹内(東電),田村(バブ日立),
南(NKKシームレス鋼管),齊藤(中電)
代理者:清水[駒井(三菱重工)]
欠席者:俣野(カワサキプラントシステムズ),伊藤(IHI),能政(関電)
事務局:石井
4.配付資料
44−1 .第43回材料分科会議事録(案)
44−2 .材料分科会委員(案)
44−3 .第39回火力専門委員会議事録(案)抜粋
44−4 .第40回規格委員会議事録(案)抜粋
44−5 .規格改訂案
44-5-1-1.表U-1-1,U‐2-1の総括表
44-5-1-2.表U-1-1:鉄鋼材料の許容応力表・備考 改訂案
44-5-1-3.表U-2-1:非鉄材料の許容応力表・備考 改訂案
44-5-1-4.別紙1(追加、削除、変更したJIS番号一覧)
44−6−1.
規格改訂に係る変更内容の取り纏め
・JIS材,火技材,ASME材の取込数
・参照するASMEの変更(2001→2004Edition)に伴う変更
・火技解釈からの取り入れ材料の追加(H12→H17年版)
44−6−2.
許容応力表備考改訂詳細(添付2)
44−6−3. JSME規格 ASME Sectio U材(鉄鋼材料)と「発電用火力設基準
の解釈」に含まれる鋼種について
44−7−1. 200X年版改訂規定 相当JIS材について(構造分科会への回答)
44−7−2. 外圧チャート(Fig. G / Table G)
44−7(参考). 第39回火力専門委員会 材料分科会報告資料
44−8−1. JSME火力設備規格の電力安全課ヒアリング指摘事項対応案
44−8(参考). 第40回規格委員会資料 JESC承認規格(発電用火力設備(2003年版+
2005年追補版))に係る電力安全課による JESC殿へのヒアリング実施
状況 参考2.委員専用ホームページ
5.議事
(1)前回議事録確認[資料44-1]
事務局が,前回議事録(案)を読み上げ,分科会の承認を得た。
(2)委員の推薦 [資料44-2]
「駒井委員」の再任について承認を得たので,次回火力専門委員会(6/1)に推薦する
ことが確認された。
(3)各委員会報告
(3−1)火力専門委員会報告[資料44-3]
事務局が,資料に添って第39回火力専門委員会の審議内容および決定内容を報告した。
(3−2)規格委員会報告 [資料44-4]
事務局が,資料に添って第40回規格委員会の審議内容および決定内容を報告した。
(3−3)JSME火力設備規格の電力安全課ヒアリングについて[資料44-8(参考)]
事務局より,資料に添ってJSME火力設備規格(2003年版)<材料・
ボイラ・圧力容器・配管>の火技省令適合性について電力安全課のヒア
リングの報告をした。
(4)審議事項
(4−1)規格改訂案の説明資料について [資料44-6-1〜3,参考2]
次回火力専門委員会に於ける書面投票の審議にあたり,改定内容の説明資料として
資料の確認を行った。尚,今後は規格委員会の書面投票の他に,JESC並びに電力安全
課への審議資料や,講習会資料として使用可能なものとすることを確認した。
[主な確認事項]
・
材料の取り込み数一覧に,ボルト材についても反映するがリストは不要である。
・
A3サイズの許容応力表の変更一覧について,許容応力の見直しでカウントした
ものだけを変更項目とし,ASMEのSI値を取り入れたことによる応力変更につい
ては記載しない比較表とする。
(4−2)構造分科会からの質問に対する回答について[資料44-7-1,2,44-8-1]
(200X年版改訂規定 相当JIS材並びに鋳造品質係数他ヒアリング対応について)
1)相当JIS材について
原則として,火技解釈の別表(その2)記載内容に基づいて,相当JIS材を記載し
た。別表(その2)に記載の無い材料については相当JIS材との比較検討結果を,
確認した。尚,相当JIS 材の判断は以下の原則に基づいている。
a.保安水準を向上させる規程
ASME材とJIS材の相違点が多少大きくても,保安水準の向上につながるとの観点
から相当JIS材と判断する。 例:”表UCS-23”の備考*1
b.適用材料を拡大する規程
ASME材とJIS材の相違点(化学成分,機械的性質,許容引張応力)が小さいもの
に限定する。ただし,引張強さに対する設計係数の違い(ASMEは3.5,JIS材は4)
のみに起因した許容引張応力の違いについては,違いとは見なさない。
2)鋳造品質係数について
ヒアリング意見対応表:No.22, No.23, No.174
審議依頼内容
現在のJSME火力設備規格では,JIS材の鋳造品質係数については,
・第V章 PG25.0(A)
・第W章 UG24(A)
・第X章 102.4.6(A)
において改正前の火技解釈第4条の規定を引用して規定しているが,
今回の解釈改正により,第4条の当該部分がなくなり,許容応力表の備考において規定
されている。
材料分科会の改訂内容
許容応力表の鋳造品質係数に関する備考(K7, K8)を追記する。
(構造に関する上記規定を削除しても問題ないと判断します)
3)外圧チャートGの取り入れ
ヒアリング意見対応表:No.185, No.192
材料分科会の改訂内容:外圧チャートGを取り入れる。
(5)その他
(5−1)ASME Code Case材2180,2179,火技解釈相当材料の改訂版反映について
1)ASME
Code Case 2180
火技解釈相当材料の許容引張応力を引下げたため,ASME材の許容引張応力は高すぎて
危険であると判断し,前回の見直しでJSME規格からは削除していた。しかし,許容引
張応力を引下げた最新版のASME Code Caseが発行されたことから,最新版のASME Code Case
の内容を今回のJSME改訂版に反映させる。なお,Code Case 2180-# の#を明記する。
2)ASME
Code Case 2179
Code Case 2180と同様,許容引張応力を引下げた最新版のASME Code Caseが発行された
ことから,最新版のASME Code Caseの内容を今回のJSME改訂版に反映させる。なお,
Code Case 2179-# の#を明記する。
3)火技解釈材料
ASME Code Case 2179の許容引張応力は引下げられたが,火技解釈相当材料の許容引
張応力は変更されていない。したがって,先の改訂でJSME規格から
ASME Code Case 2180を削除したルールを同様に適用した場合,火技解釈相当材料
である,火STPA29,火SFVAF29,火STBA29をJSME規格から削除することとなる。
しかし,当該材料は需要の高い重要な材料であることから,SHC委員会の報告内容
に関する下記文献を引用することにより,JSMEの独自判断に基づいて許容引張応力
を以下のように修正する。
火STPA29
77MPa(600℃), 56MPa(625℃), 30MPa(650℃),675℃の許容引張応力は削除
火SFVAF29
77MPa(600℃), 56MPa(625℃), 30MPa(650℃),675℃の許容引張応力は削除
火STBA29
76MPa(600℃), 55MPa(625℃), 30MPa(650℃),675℃の許容引張応力は削除
○参考文献:
K. Kimura,
"Creep Strength Assessment and Review of Allowable Tensile Stress of
Creep Strength
Enhanced Ferritic Steels in
なお,今回の改訂では,ASMEは2004 Edition,火技解釈は平成17年版を参照する
こととしており,上記の内容はそれ以降の変更内容を反映したものである。この点
に関しては以下のように考える。
「ASME規格の2004 Editionと火技解釈の平成17年版を参照して改訂するということは,
それらに記載されている内容については漏れなく今回の改訂に反映させることである。
さらに,それ以降の変更内容についても,材料分科会として把握できている重要な変更
(ここで言う重要とは,保安水準を向上させる,あるいは規格の質および利用価値を高
める等の意味である)についてもできる限り改訂に反映させる。」
ただし,現時点では,火技解釈材料の許容引張応力の改訂が,上記の通りになるかどうか
は不明のため,JSME規格の改訂版が発行になる前に火技解釈が改訂され,上記と異なる許
容引張応力に変更となった場合には,その値をJSME規格に反映させることを火力専門委員
会で提案することが確認された。尚,ASME Code Case 2179 & 2180 (最新版)について
増山副主査に全体メールをお願いした。
(5−2)改訂案の審議資料について,[44-5-1〜4]
200X年版の「規格改訂案の説明資料」,「規格原稿案」について,変更があれば最新データ
を事務局まで提出する。事務局は,次回火力専門委員会までに,
ホームページにアップデートする。(【提出期限】4月30日とする)
*5月28日までにホームページ上に最終版が掲載されていることを確認する。
6.次回開催
日 時:2007年 6月26日(火)13:30〜17:00
場 所:日本機械学会 第2会議室
以 上