第50回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 材料分科会 議事録

 

1.日 時:2009年 1月29日(木)1330分〜1630

2.場 所:日本機械学会 第2会議室

3.出席者:木村(NIMS)、尾崎(東電)、南(NKKシームレス鋼管)、伊藤(IHI)、齊藤(中電)、室井(関電)、俣野(カワサキプラントシステムズ)

欠席者:増山(九州工業大)、田村(バブ日立)、駒井(三菱重工)

オブザーバ:な し

事務局:稲垣(記)

 

4.配付資料

50−1.      49回材料分科会議事録(案)

50−2.      第46回火力専門委員会議事録()

50−3.      第47回規格委員会議事録(案)

50−4.      火力専門委員会No.45 書面投票意見対応(案)

50−5.      非鉄材料の見直し要領

50−6−1.     表U−1−1 JIS材、火技解釈参照材(鉄鋼材料)許容応力表

50−6−2.     表U−1−1 JIS材、火技解釈参照材(鉄鋼材料)許容応力改定

50−7.      表U−1−2 ASME SectionU材(鉄鋼材料)許容応力表

参考50- 委員名簿(出欠)/作業分担表              

 

5.議 事

(1)前回議事録確認                                                   [資料50-1]

前回議事録(案)について確認を行なった結果、意見等は特になく、議事録案は承認された。

 

(2)火力専門委員会・規格委員会他報告                                 [資料50-2,3]

a.       事務局が、第46回火力専門委員会と第47回規格委員会の審議内容のうち、材料分科会に関連する内容を報告した。この中で、次回改訂に用いるASME規格引用年版は2008 addendaを基本とすることが確認された。

b.       木村主査より、以下の補足説明があった。

1)  材料専門委員会の運営状況

1回委員会開催済み、現在委員長選任中。

2)  基本規定(案)に関連する経緯と現在の状況

    発電用火力設備規格(2003年版・2005年追補版)は、JESC審査を受けてNISAに活用申請をしていた。平成19年度に、NISAから「審査基準として用いるのは妥当ではない。」との評価を受けたため、省令51号が要求する該当部分のみを抜粋し、「基本規定」案を作成した。

    発電用火力設備規格(2008年版)(以下、「規格本体」という)は、JESCで省令適合性審査を受け、承認済みである。しかし、審査基準としては、規格本体の活用要請はしていない。

    基本規定()は現在火力専門委員会の書面審議中であり、意見対応が発生したため、本日議題として取り上げるもの。

 

(3)審議事項

(3−1)火力専門委員会No.45 書面投票意見対応(案)について         [資料50-4]

a.     保留意見No.3対応案の審議(P7/35)

「平均トレンドカーブ」の説明文を求められている。JIS B8265B8267ASMEコードの記載を参考に、「平均トレンドカーブ:引張強さあるいは耐力の温度依存性を示す平均曲線」を対応案とすることで了承された。

b.     保留意見No.4対応案の審議(P8/35)

許容圧縮応力・許容せん断応力を規定する必要性について審議され、トラブル対応等の維持管理における評価基準として使用される場合があることと、設計製作上で構造に関わる部分があることから、基本規定として定める必要があることが確認され、対応案が了承された。

 

(3−2)非鉄材料の見直し要領                                                                [資料50-5]

以下の見直し要領で進めることが再確認された。

   非鉄材料の見直しは、JSME2008年版とJIS B82672008)版を対比して行う。

   対比表は、左側にJSME2008年版許容応力表、右側にJIS B82672008)版の内容を反映した表を200X年版として作成し、今後の審議に諮るものとする。

 

(3−3)表U−1−1 JIS材、火技解釈参照材(鉄鋼材料)許容応力表       [資料50-6-1,2]

a.     主な変更点

   整理統合したもの

例えば、SM400Aはこれまで5つの区分があったが、JIS B8267(2008)との整合により、4つに整理した。整理方法は、規定最小耐力235245の材料が、元々許容引張応力が同じであったので、「規定最小耐力235以上」とし、整理統合した。

   数値が変更となるもの

JIS B8267(2008)を参照すると、SM490A,B ,Cは、規定最小耐力が上がっているにも関わらず、許容応力が低くなる温度域があり、許容応力値の逆転が発生している。SMA490BPも同じことが発生している。

b.     課題

   火技解釈材はJIS B8267に規定されていないので、火技解釈(H19年改訂版)を参照するが、火技解釈は引張強さに対する設計係数が4であるため、HPIS C105を参照して、引張強さに対する設計係数が3.5に対応した許容応力とする。

   許容応力の逆転は、許容応力を低い方の数値に併せるか等、対応方法について今後の検討課題とする。逆転した理由について確認しておく(伊藤委員)。

   SUS304Lについて、JIS B8267は、ASME材の温度適用範囲の拡張を採用。JSMEの対応を検討するため、火技材とJIS B8267の最高使用温度範囲の違いについて整理しておく(伊藤委員)。

   HPIS C105と突合せ、確認しておく。

   変更分類を表の左側に表示する。

c.     その他確認事項

・許容応力表の斜字はクリープ領域を表し、JSME2008年版から採用した。JIS B8267にはなく、ASMEにある。ASME相当材の鋼種を参照して、同じ範囲をクリープ領域とした。

 

(3−4)表U−1−2 ASME SectionU材(鉄鋼材料)許容応力表              [資料50-7]

a.     主な変更点

   ASMEで削除された鋼種は、無条件で削除した。

   ASMESec[で従来から適用可で、今回SecT適用可となる変更を追記反映した。変更方法の分類番号について、新規分類であるため第48回周知の編集ルールに追記する必要がある。事務局に分類番号案を提示する。

b.     課題

   編集ルールの統一。

c.     その他確認事項

   ASMEにあるが、JSMEでは採用されていない鋼種がある。これは、材料分科会で審議した結果に基づくが、材料ごとの採用に至らなかった理由は記録化されていない。

   ASME新規材料を採用する場合、材料分科会で審議して決定すると考えられる。該当鋼種がある場合、整理・リスト化し、分科会に諮ること。

 

(3−5)その他                                                                  [資料 参考50-1]

     200X年版の分担表が複数あるが、委員専用ホームページ版を正とする。

     許容応力表改訂作業の分科会配布資料はA4サイズに統一する。

     2008年版の編集作業を鑑みると、以下の項目が今後の検討課題と考えられる。

原稿マスター管理による書式のずれの発生防止。

電子ファイルの名前の付け方のルール化。

大・中・小分類による、変更点の明確化。

 

表の備考等における言い回しの統一。

原稿チェック方法の検討。

  

6.次回開催

日 時:2009年4月17日(金)13301600

場 所:日本機械学会 第2会議室

以 上