52回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 材料分科会 議事録()

 

1.日 時:2009年7月15日(水)1330分〜1640

2.場 所:日本機械学会 第3会議室

3.出席者:木村(NIMS)、増山(九州工業大)、尾崎(東電)、南(NKKシームレス鋼管)、伊藤(IHI)、室井(関電)、田村(バブ日立),駒井(三菱重工)

欠席者:俣野(カワサキプラントシステムズ)

代理者:なし

オブザーバ:南川(中電)

事務局:稲垣(記)

 

4.配付資料

521 .第51材料分科会議事録(案)

522 材料分科会委員名簿

523 .第48回火力専門委員会議事録()

524 .第3回材料専門委員会議事録()

525 .第49回規格委員会議事録(案)

526 .第55JESC本会議議事録(案、情報提供版)

527 .火力専門委員会ホームページ改訂案

    各委員の担当箇所一覧表,変更内容の分類表他

528 .JISの問合せ方法について

529 .ASME B31.12008addenda版)の追加鋼種まとめ(田村委員)

5210 .許容応力レビュー票 表U-2-1 JIS非鉄材 (駒井委員)

5211 .許容応力レビュー票 表U-1-1 JIS/火技解釈鉄鋼材 (伊藤委員)

 

5.議 事

(1)前回議事録確認                                                   [資料52-1]

前回議事録(案)について確認を行なった結果、意見等は特になく、議事録案は承認された。

 

(2)分科会委員の承認                                                                              [資料52-2]

南川氏(中部電力梶jが新任候補として推薦されていることが報告された。挙手による採決を行った結果、出席委員全員の賛成が得られ,材料分科会の委員候補者として推薦することが承認された。また,齋藤委員の退任が報告された。

 

(3)火力専門委員会・規格委員会他報告  

(3−1)火力専門委員会・材料専門委員会・規格委員会報告                 [資料52-35]

48回火力専門委員会,第3回材料専門委員会,第49回規格委員会の審議内容のうち、火力に関連する内容が報告された。

材料専門委員会の議事内容について,以下の補足説明があった。

        材料分科会との基本的役割分担のイメージ

材料専門委員会:材料の強度特性値を決める。許容応力原案を提示する。

材料分科会:火力・原子力等の設備特性に合わせ,許容応力原案を元に規格を作成する。

        解析実施部隊の具体化が今後必要。

          JIS材,材のJSME規格への反映方法や,将来的なASME Sec. II Part A-C相当規格への対応方法等の検討課題あり。

 

(3−2)JESC対応状況報告                                                 [資料52-6]

a.       基本規定2008年版

JESC本委員会で,規格案の承認を受けた。ただし,序文で規格適用範囲の明確化等を求められている点についてJESCと保安院の間で調整が行われており,JESCからの要請に応じて追加説明等を実施していることが報告された。

b.       配管減肉管理技術規格(2009年版)

JESC本委員会で,規格案の承認を受けた。

配管減肉規格は印刷を開始し,20097月最終週目標で発行予定であることと,講習会を別途計画中であり,次回火力専門委員会に諮ることが情報提供された。

 

(3−3)その他報告

a.       火力設備規格本体(200X年版)改訂作業のための編集手引きの3分科会共有に関する取組み       [資料52-7]

事務局から,火力専門委員会のページ構成の見直し案と,編集・管理に関する手引き類等の案が示され,更新について基本的に了解された。特記事項は以下の通り。

1)       SI値の扱い

B31.1にはSI値の記載がない。コードケース材は,SI値がない場合がある。これらの場合,補遺6に従い換算を行っている。

2)       原稿作成要領

   原稿作成要領に,WordExcelの標準バージョンを追記すること。

   許容応力表の備考の番号のつけ方の書式について,事務局で案を作成すること。

   事務局が,JSME規格2008年版原稿を,初期データとして200X年版の原稿管理ページにアップロードする。各委員は,担当部分のデータをダウンロードして編集原本にする。改訂作業後も,事務局がチェックしてからアップすることにより,フォーマットのずれを防止する。

3)       改訂内容管理

   材料分科会書式のレビュー票を作成し,改訂内容管理を行う。レビュー票には,分類番号等の情報を反映し,規格審議時の改訂内容まとめ資料等のマスターにする。

   レビュー内容のうち,記録が必要なものは備考欄を活用し,コメントを残しておく。さらに,標準分類に反映した方が良いものは,分科会で提案し,分類表を常に最適な状態に保つようにする。

   審議資料52-10のレビュー票が,ほぼ標準形式である。

4)       用語集

共有化していくことが了解された。今回の確認結果,以下の修正をすることとなった。

   No.36「潤滑材」は,潤滑「剤」の誤記であり,訂正する。

   No.41Minimum」が「以上」とある。文脈による意訳と考えられるため,カッコ書きとする。

   No.43Nominal」が「呼び」とある。誤解防止のため,「Nominal〜」「呼び〜」に訂正する。

   No.21examination, inspection, testing」が「製作,試験,検査」とあり,意訳である。用語集共通化の取組みのため,事務局が前回審議事項を元に入れたものである。採用について構造分科会に確認する。

b.       JISの問合せ方法について                                          [資料52-8]

前回分科会のフォローとして,事務局が現状に基づく案を報告した。事務局が,JIS等他団体に規約の技術的内容の照会を行うことは,現在の規約に抵触するものではないが,他の委員会の状況等を鑑みると,整合していないことが報告された。よって,書面等によるJISの正式な回答が必要な場合には,今回の提案方法を元に対応を検討することとした。

なお,JIS B 8265 B 8267の変更点のうち、注記で、原文が「650℃を593℃に読み替える」となっている件等、間違いが明白なものについては、JSME取入れ時に修正することとした。

 

(4)審議事項

(4−1)ASME B31.12008addenda版)の追加鋼種まとめ(田村委員)          [資料52-9]

a.     特記事項

      TableA1他のGeneral Notesについて,2008ad版で追加になった(i)は取込む。

      TableA3Seamless Pipe and Tube Austeniticのうち,A789/790等で25.5Cr材となっている。標準Cr含有量と異なると思われるため,確認することとなった。

      B31.1材について、追加が必要なものを各委員でも確認し,8月末までに事務局に連絡することとなった。特に,現状使用している材料が,規格に反映されていない場合は注意することとなった。

      B31.1材について,事務局が審議資料のベースデータを作成することとなった。

 

(4−2)許容応力レビュー票 表U-2-1 JIS非鉄材 (駒井委員)                 [資料52-10]

a.     特記事項

      JIS B 8267(設計係数3.5)に記載のない材種の削除案が示された。削除材種には,火技解釈別表(JIS B 8265ベース,設計係数4.0)に記載されている材料が含まれているため,火技解釈別表の許容応力値を元に採用するか,JIS B 8267に併せ削除するか等審議され,次回分科会で方針を決めることとなった。

      高温側より低温側の方が小さい等,許容応力値に明らかな間違いがあると思われる点については,伊藤委員がJIS B8265及びB8267の許容応力値原案作成委員会の幹事に確認し,次回分科会までに報告することとなった。

      分類番号(大)4 (小)1 「誤字,誤記修正」を追加することとした。

 

(4−3)許容応力レビュー票 表U-1-1 JIS/火技解釈鉄鋼材 (伊藤委員)  [資料52-11]

a.     許容引張応力の検討

      STPA26500℃の許容応力値は,JIS B 8267(設計係数3.5)で79MPa,火技・JIS B 8265(設計係数4.0)で75MPaである。引張−クリープ遷移域であり,設計係数の違いによる影響が出ていると判断できるため,79MPaの採用が妥当と判断された。

      斜字(イタリック体)のクリープ域は,JSMEで設定したものであり,必要に応じ検証が必要である。特に,火技解釈の数値より保安水準が緩やかになる場合は,確認が必要である。

      JIS B8267の許容応力値は,ASME規格の米国慣用単位系の値を換算して設定していると考えられるため,ASME規格のSI値と若干の違いが認められる。ASME規格のSI値がJIS B8267の値よりも大きい場合と小さい場合について問題点を整理,検討したうえで,ASME規格のSI値に整合させることの妥当性について,次回の分科会で議論する。

 

6.次回開催

日 時:200910月2日(金)13301600

場 所:日本機械学会 第3会議室

以 上