55回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 材料分科会 議事録

 

1.日 時:2010419日(月)1330分〜1730

2.場 所:日本機械学会 第3会議室

3.出席者:木村(NIMS)、尾崎(東電)、伊藤(IHI)、室井(関電)、田村(バブ日立),南川(中電)

欠席者:俣野(カワサキプラントシステムズ)、駒井(三菱重工)、南(NKKシームレス鋼管)

代理者:なし

オブザーバ: なし

事務局:稲垣(記)

 

4.配付資料

551 .第54材料分科会議事録(案)

552 材料分科会委員名簿

553 .第51回火力専門委員会議事録()

554 .第6回材料専門委員会議事録()

555 .第52回規格委員会議事録(案)

556 .発電用設備規格 審議済み資料の発行承認の件

557 .第15回動力・エネルギー技術シンポジウム 研究発表申込書(案)および案内

558 .ASME 2010 PVP abstract および案内

559 .発電用火力設備規格(2008年版)の講習会計画(追加分)

5510.火力設備配管減肉管理技術規格(2009年版)の講習会計画(追加分)

5511.大口自家発懇話会 平成21年度第2回合同委員会次第(案)

5512−1,2,3.規格原稿の変更点集約に関する資料

5513 .許容応力レビュー票 表U-1-2 ASME SectionU材(鉄鋼材) (尾崎委員)

5514−1,2 .許容応力レビュー票/備考改定案 表U-1-3 ASME Code Case材(鉄鋼材) (室井委員)

5515−1,2 .許容応力レビュー票/備考改定案 表U-1-4 ASME B31.1材 (田村委員)

5516 .許容応力レビュー票/備考改定案 表U-2-2 ASME SectionU材(非鉄材)(南川委員)

5517−1,2.許容応力レビュー票/備考改定案 表U-2-3 ASME Code Case材(非鉄材) (室井委員)

5518−1,2.本文案,補遺案 (尾崎委員)

参考1.発電用火力設備規格 詳細規定(200X年版)の委員専用HP原稿アップ状況

 

5.議 事

(1)前回議事録確認                                                   [資料55-1]

前回議事録(案)について確認を行なった結果、意見等は特になく、議事録案は承認された。

 

(2)分科会委員の承認                                                                              [資料55-2]

俣野委員,南委員の再任の意向が報告され,挙手による採決を行った結果、出席委員全員の賛成が得られ,次回火力専門委員会に推薦することが承認された。

また,副主査は当面空席とし,必要が生じたら互選することとなった

 

(3)火力専門委員会・規格委員会他報告  

(3−1)火力専門委員会・材料専門委員会・規格委員会報告                 [資料55-35]

51回火力専門委員会,第6回材料専門委員会,第52回規格委員会の審議内容のうち、火力に関連する内容が報告された。特記事項は以下の通り。

       PG-26の溶接継手強度低減係数の取り入れについて,材料専門委員会傘下のタスクで引き続き検討中。

       原子力の材料規格2008年版は,NISAでエンドースされないことが決定しており,1年程度で改訂版をまとめるよう取り組み中。

       原子力の材料規格は単独,火力は構造・溶接との合本であり,形式が異なる。現在,JSMEの火力,原子力(軽水炉,高速炉)及び金属キャスクの各規格における新規材料取り入れに関する規定を比較検討しているが,前述の状況も踏まえJSMEとして規格のあり方を考えていく必要が感じられる。

 

(3−2)その他報告                                                                                  

a.     JESC審議資料集の発行承認の件                                                    [資料55-6]

JESC審議資料集の発行が承認され,日本機械学会でも資料の閲覧・複写ができるようになった。また,資料のリストは,ホームページで公開されていることが報告された。

 

b.     15回動力・エネルギー技術シンポジウムでの講演計画                  [資料55-7]

動エネ部門シンポジウムのセッション(6/2122)に発電用火力設備(基本規定)に関する講演が登録され,6/21PMに発表予定であることが報告された。

 

c.     ASME 2010 PVPでの講演計画                                                         [資料55-8]

ASME PVP20107月中旬開催予定)に,動エネ部門と同じ講演内容が登録され,発表予定である事が報告された。なお,動エネ部門を先とすることで,著作権はJSMEのものとなる。

 

d.     発電用火力設備規格2008年版(TA0TA2-2008)の追加講習会計画  [資料55-9]

昨年8月末より,原子力安全・保安院において,発電用火力設備規格2008年版のエンドースに関する検討が行われている。今後,保安院によりエンドースされた場合,規格の講習会開催に対する要望が高まることが想定される。そこで,保安院により規格がエンドースされた場合,速やかに講習会を開催することができるよう,「保安院によるエンドース」を前提条件にして講習会を開催することの承認が得られたことが報告された。

併せて,講習会開催情報は,事務局から火力関係の専門委員会・分科会委員にも情報を提供するので,情報の周知に関して,協力依頼があった。

 

e.     火力設備配管減肉管理技術規格(2009年版)の講習会計画(追加分)   [資料55-10]

発電用火力設備規格2008年版と同様,「保安院によるエンドース」を前提条件にして,予め講習会の開催に関して承認が得られたことが報告された。

 

f.      大口自家発懇話会 平成21年度第2回合同委員会次第(案)           [資料55-11]

大口自家発懇話会での講演会(2/22)で,発電用火力設備規格2008年版,火力設備配管減肉管理技術規格2009年版に関する内容を講演したことが報告された。

講演時間の関係から,規格講習会に使用した資料の中から,規格概要が分かる程度の概略部分のみを講演資料とした。

 

(4)審議事項

(4−1)規格原稿の変更点集約方法                                                         [資料55-12-1,2,3]

規格原稿の変更点集約は,JSME規格2008年版審査時と同様,55-12-1,2,3の形にまとめていく事となった。各委員は,レビュー票・規格原稿の作成にあわせ,変更点集約に必要なデータを提示する事となった。特記事項は以下の通り。

a.  資料55-12-1

       添付2-1-1/2-1-2において,例えばASME05A/06Aの欄がないが,資料55-16備考(notes)対応表を参考にして,各委員が必要に応じ欄を追加する事となった。

       コードケースのNotes対応表は作らない事となった。

       B31.1材は,Notes対応表を作る事となった。

b.  資料55-12-2

       材種の取込み数について,図に合うよう各委員でカウントする事となった。

c.  資料55-12-3

       資料55-12-3の添付1の分類について,ASME材は基本的に統一した分類を使う事となった。また,JIS材・火技解釈材については,ASME材の分類とは完全には一致しないものの,ASME材の統一状況と協調を取った区分案が示された。今後追加があれば,その都度見直すこととなった。

       提案ではJIS材・火技解釈材の「大4-1」分類に誤字・誤記修正とあるが,審議の結果,「大5-1」として別に区分にすることとなった。また,「大5-1」はJSMEの誤記に限る事となった。

       ASME材の分類において,JSME規格の誤記ではなくASMEに誤記があった場合,「大5-1」は使用しないことが確認された。

       資料55-12-3の添付1-2-2について,各委員が担当分の変更点を同じ形式でまとめることとなった。また,この資料で火力専門委員会・規格委員会・JESC・講習会等の説明に活用していく構想が示された。

       変更箇所一覧がまとまった段階で,俣野委員が一覧表をレビューすることとなった(前回分科会決定事項の再確認)。

 

(4−2)許容応力レビュー票 表U-1-2 ASME SectionU材(鉄鋼材)(尾崎委員)  [資料55-13]

a.     特記事項

      「大4-4」で区分したNo.106の次のSA-691材他はASME SecUにおいてASME SecVのみ適用可であることから表U-1-2には取り込めない材種であるが,表U-1-4B31.1材)との整合で参考として計上した。当該材種に関して表U-1-4B31.1材)への取り込みにつき田村委員が,次回までに確認する事となった。

 

(4−3)許容応力レビュー票/備考改定案 表U-1-3 ASME Code Case材(鉄鋼材)(室井委員)      [資料55-14-1,2]

a.     特記事項

      コードケースNo.2327材は,ASME Grade911材である。国内で使用見込みがなく,かつ海外プラントメーカーも積極的に使用するとは考えにくいため,不採用となった。なお,それでも使用したい希望が寄せられた場合は,規格の要領に則り,新規材料の取込み希望を規格委員会に提出すれば対応できることが確認された。

      コードケースの場合,備考の新旧対応表は不要。

      許容応力が10MPa以下でksiの表記しかない材種は,データ換算にあたり補遺の考え方に従うことが再確認された。具体的には,有効数字は原則3桁だが,ASMEのデータが2桁の場合,元データに合わせるため2桁となることが確認された。

 

(4−4)許容応力レビュー票/備考改定案 表U-1-4 ASME B31.1材 (田村委員)  [資料55-15-1,2]

a.     特記事項

      ASME B31.1SI化されていないことから,現在の許容応力票案は,25℃ピッチではなく,使い難いことが想定される。JSMEでルールを決めて換算するかを含め,今後の課題とする。

      備考案P4(7)で,‘MSS’という規格があるが,今後内容を再確認する。その他,数箇所,備考案について次回までに確認する。

      備考案 P4(8)で,仕上げ程度0.00635mmとあるが,機械加工担当者との相談も含め再検討する。

 

(4−5)許容応力レビュー票/備考改定案 表U-2-2 ASME SectionU材(非鉄材)(南川委員)       [資料55-16]

a.     特記事項

      削除の記録化をしていない材種があるが,今回の分科会の決定事項に従い,次回審議時に記録化する。

      備考案G20で,’for plate only’とあったが,規格への登録形状と,材種の適用範囲の問題と考えられることから,特に問題はないと判断された。

      Table 1BH3が,Customaryのみの規定であり,SIの表としては違和感があると指摘があった。確認の結果,該当材種は適用温度範囲の関係で前回改訂時にASMECustomary版を取り込むこととし,これを複合して表に組み込んだ事が分かり,Customary版の記述として記録化しておくこととなった。

 

(4−7)許容応力レビュー票/備考改定案 表U-2-3 ASME Code Case材(非鉄材) (室井委員) [資料55-17-1,2]

      コードケース(非鉄材)のうち,No.12CC2362」の規定最小耐力が20MPaと低すぎる件は,木村主査がASMEの関係者に確認した結果,ASMEの誤記である事が確認された。規格への反映は,ASMEの改訂状況の情報を適宜入手して対応することとなった。

 

(4−8)本文案,補遺案 (尾崎委員)                                                                         [資料55-18-1,2]

         表U-4-1の挿入位置は,技術的には分かりやすい位置だが,章全体としてみた場合,目次と整合しない。@表番号を変える,A表の挿入位置を目次に合わせる,の2案が検討され,Aの目次にあわせることとなった。

         表U-4-1の注で,降伏強さ→耐力の修正残しがあった。

         「火力技術基準材」という呼び名となっているが,関係箇所との比較から,「火技解釈参照材」に統一することとなった。

         補遺N0.12で,JSME規格2008年版改訂の説明の中に,「ただし,米国慣用単位(Customary)の表では・・・・」とある。材種は少ないものの,今回の材種の中で該当するものがまだ残っているため,記述を残す事となった。

         補遺No.13の材料名称において,特に追加・削除した材料は,各委員でチェックすることとなった。

 

(4−9)その他    [参考1]

a.     本体への用語定義の追記提案

         JSME規格に,材料の引張強さ,耐力等の求め方に関する記載がない。JIS規格の引用等,何らかの定義が必要と思われる。審議の結果,用語の定義方法について,少なくとも材料分科会分は,現在準備している改訂作業の中で対応していくことが了承された。

         構造・溶接にも影響する事から,火力専門委員会でも審議提案していく必要が確認された。

b.     次回までの作業目標

    次回分科会で,現時点の規格原案をまとめ,火力専門委員会に諮っていくこととなった。審議は,資料55-12-1,2,3の形式で行う予定とするが,過去の審議方法も確認しておく事となった。

    各委員において,@レビュー票のまとめ,A規格原案の起草,を行い,事務局まで送付する事となった。次回分科会では,規格原案は配布せず,資料55-12-1,2,3の修正版と,規格アップロード状況で進捗確認する事となった。

    原稿の確認は,各委員がHP上で行う事となった。

    俣野委員による資料55-12-1,2,3の集約確認は,規格案のHP閲覧を通して行うことが確認された。

 

6.次回開催

日 時:2010614日(月)13301700

場 所:日本機械学会 第5会議室

以 上