第9回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録

1.日 時:平成11年9月9日(木)13時30分〜17時00分

2.場 所:日本機械学会 第1,2会議室

3.出席者:(委員25名中;出席者16名)
      小林(東工大),樋口(日原電),高橋(電中研),小畑(水産大),
      班目(東大),片田(金材技研),森下(サイクル機構),
      柴田(日本原研),渡会(火原協),永井(発電技検) 
      中村(関電),鈴木(中電),石本(東電),岡崎(東芝),
      今村(三菱重工),島川(川崎重工)
  代理者:小沢[浅井代理者](日電協), 永田[小山田代理者](日立),
      辻[三木代理者](富士電機),
  欠席者:駒井(京大),渡部(筑波大),山田(エネ庁),水町(NUPEC),
      永田(住金),鈴木(日本製鋼所) 
  オブザーバ:鹿島(電中研),本陣(東京電力),長谷川(日立),小山(三菱重工)
  事務局:幅野,尾形                  (以上 敬称略)
     
4.配付資料
  9−1.  第8回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
  9−2−1.日本機械学会 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会
        分科会委員の退任申請の報告
  9−2―2.日本機械学会 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会
        分科会委員の推薦
  9−3―1.原子力専門委員会投票(No.8)の結果の通知について
  9−3−2.日本機械学会 発電用原子力設備規格 維持規格(案)
        (本文および添付)(改訂分)
  9−3−3.日本機械学会 発電用原子力設備規格 維持規格(案)
        (技術解説集)(改訂分)
  9−3−4.欠陥評価における地震力の取扱いについて
  9−3−5.発電用原子力設備規格 維持規格(案)に対する規格委員会委員からの
        意見
  9−4.  設計建設分科会の活動状況について
  9−5.  日本機械学会原子力専門委員会使用済燃料貯蔵施設分科会活動状況
        報告(案)
  9−6.  日本機械学会原子力専門委員会溶接分科会活動状況報告
  9−7.  国際的に通用する技術認証制度に対する日本機械学会の取組み
  9−8.  原子力専門委員会 分科会開催実績
  
5.議 事
(1) 議事次第及び資料の確認
   議事次第及び資料の確認を行った。

(2)委員代理者の自己紹介
   委員代理で出席した、小沢氏(日本電気協会),永田氏(日立),辻氏(富士電機)
  より自己紹介があった。

(3)前回議事録の確認(資料9−1)
   第8回原子力専門委員会議事録を事務局が読み上げ、内容の確認を行い、承認を得
  た。

(4)分科会委員の退任申請の報告と新委員の選任(資料9−2−1,9−2−2)
   以下の分科会委員より、委員退任の申請が小林委員長に出されており、事務局が報
  告を行った。
    武山委員(通産省;材料分科会、設計・建設分科会、維持規格分科会)
    磯貝委員(東京電力;溶接分科会)
    西本委員(中国電力;溶接分科会)   
    菅野委員(東芝;溶接分科会)
   これを踏まえ、分科会委員の補充を行うことが小林委員長より提案され、委員会で
  承認された。
   また、専門委員会委員より分科会委員の推薦が出されており、事務局が報告を行っ
  た。推薦者は以下のとおり。
    江藤 祐昭氏(通産省;材料分科会、設計・建設分科会、維持規格分科会)
    設楽 親氏(東京電力;溶接分科会)
    永山 了一氏(中国電力;溶接分科会)
    元良 裕一氏(東芝;溶接分科会)
   合わせて、前回委員会にて学識経験者を溶接分科会委員に加える方針で調整してき
  たが、小林委員長より、大阪大学 西本和俊氏が推薦された。
   小林委員長より、他の推薦者を委員会で募ったが特に提案はなかった。
   小林委員長より、以上5名の方について分科会委員就任の承認をとることが提案さ
  れ、委員会で了承された。
   挙手により決議をとった結果、出席委員並びに代理者(19名)全員一致の賛成で
  承認された。
   また、分科会委員選任の具体的な手続きについては、運営規約に規定がないため、
  これについてルールをまとめてはどうかとの意見が分科会であったので議論したいと
  の提案が中村委員よりあった。
   これについて議論を行った結果、分科会委員選任の手続きの案を原子力専門委員会
  でまとめ、これを火力専門委員会と調整し、その結果を両方の専門委員会に諮ること
  となった。

(5)維持規格(案)に関する専門委員会投票結果の報告(資料9−3−1)
   維持規格(案)に関する専門委員会投票結果については既に各委員に通知されてい
  るが、改めて事務局より、その結果として、反対意見はなく、規定以上の賛成票で可
  決されたことが報告された。

(6)維持規格分科会報告(資料9−3−2〜9−3−5)
   維持規格分科会鹿島主査、本陣副主査、小山幹事より、専門委員会投票にかけられ
  た内容からの見直し案が提案された。
   これについて議論した結果、以下のとおりとなった。
 a.中村委員より、EB-1020(4)の内容で、運転状態III,IVの過渡条件の負荷、または
  基準地震動S1による地震力を経験した場合の処置として、検査を実施する際の具体
  的解釈、並びに、その処置方法の一つとして、第二段階の評価と同様のことをここで
  認めない理由について説明してほしいとの意見があった。
   これについて議論した結果、S1,S2地震がプラントに来る地震の大きさをさしてい
  ることを明確にすることとなった。
   また、地震による進展評価を選択肢に加えることについては、困難であり現実的で
  ないことから、現行の規定内容となっているという回答がなされた。
 b.基準地震動S1による地震力に対する疲労き裂進展量を検討した結果(資料9−3
  −3付録−2)について、容器と配管でき裂進展計算の仮定が相違していることから、
  分科会で再検討して次回専門委員会で報告することとなった。

  今回の議論を踏まえ、規格案は現行のものを次回規格委員会に諮ることが委員会で承
 認された。

(7)設計・建設分科会報告(資料9−4)
   設計・建設分科会本陣主査より、これまでの分科会並びにその下に設定した7つの
  作業会の活動概要、規格案立案上の技術的検討事項の内容、現在作成中の規格案の目
  次が報告された。目次案については、各作業会が作成したものをまとめた段階であり、
  用語の統一等、これから修正すべき内容があることが補足された。
   今後の計画としては、2ヶ月間程度で規格案を作業会でまとめると共に、規格に反
  映すべき項目の取捨選択をまとめた表を作成し、11月下旬頃に原子力専門委員会に
  諮ることとし、具体的なスケジュールについては分科会で今後詰めていく予定である
  ことが説明された。
   また、今後専門委員会で扱うテーマを決める上で、必要な情報を集め検討する分科
  会を設置することが小林委員長より提案され、役員でその案をまとめ専門委員会に諮
  ることとなった。

(8)使用済燃料貯蔵施設分科会報告(資料9−5)
   使用済燃料貯蔵施設分科会石本主査より、これまでの分科会の活動状況が報告され
  た。この中で、当面の方針としては中間貯蔵としていくつかある方式の中の金属キャ
  スク方式に関する規格の整備を行い、その後金属キャスク方式の輸送容器規格の整備
  を行い、輸送・貯蔵兼用容器の規格作成を目指す方針が示された。
   また、平成11年3月までに規格案をまとめ、原子力専門委員会に諮る計画である
  ことが説明された。
   以上の方針について、委員会で審議した結果承認された。

(9)溶接分科会報告(資料9−6)
   溶接分科会発足に向けた世話人である樋口副委員長より、溶接分科会の活動状況が
  報告された。この中で、本分科会で作成する規格案は溶接省令81号、告示612号
  を参考に取り込むこととし、当面は使用頻度の高い省令81号の規定内容を主体に規
  格案を作成し、長期的には他の規格の内容や新技術等の規格への反映を検討していく
  方針が示された。また、当面の方針に基づき平成12年2月を目処に規格原案をまと
  めることが説明された。以上の方針について、委員会で審議した結果、承認された。
   また、議論を通して以下の内容が取り決められた。
   ・設計・建設分科会で扱う規格との棲み分けについては、今後双方の分科会で調整
    をとっていく。
   ・溶接規格における火力設備の扱いについて、次回火力専門委員会で原子力専門委
    員会のスケジュールを示し、火力設備の扱いについて考えを確認する。

(10)技術認証制度に対する機械学会の取組みについて(資料9−7)
   前回専門委員会にて、機械学会で取組んでいる技術認証制度について事務局が調査
  して報告することとなっており、今回その報告があった。
   この報告より、学会が取組んでいる技術認証制度は、日本全体の大学を含めた技術
  者の実務教育に係わるものであり、本委員会で検討している認証認定制度は対象とな
  っていないことが確認され、またこの委員会の中で今後認証認定を扱っていく必要性
  が確認された。

(11)分科会開催実績について(資料9−8)
   事務局より、副委員長の指示により、これまでの分科会開催実績をまとめたものが
  報告された。

(12)その他
 a.規格の機器クラス分類について
  中村委員より、設計・建設分科会では機器のクラス分けについてASMEに合わせる
  方針で進めているが、他の分科会の考えを確認した上で整合をとることが提案され、
  各分科会でこれについて検討を行い、次回専門委員会で報告することとなった。
   また、各分科会での検討の参考に、設計・建設分科会の検討経緯を合わせて送付す
  ることとなった。
 b.委員再任の手続きについて
   委員の委嘱期間が本年11月で満了となり、これに伴う処置として、委員長より、
  各委員に再任の意向を確認の上、継続して委員を委嘱することの提案があり、委員会
  で了解された。
   次回専門委員会では、委員退任による欠員が出た場合の処置と、専門委員会役員の
  選任を行うこととなった。

6.次回原子力専門委員会開催予定
   第10回原子力専門委員会
    日時 平成11年11月24日(水)13:30〜17:00
    場所 日本機械学会第1会議室
    議題   材料分科会報告
         設計・建設分科会報告
         維持規格分科会報告
         溶接分科会設置報告
         使用済燃料貯蔵施設分科会報告 

                                   以  上