第10回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
1.日 時:平成11年11月24日(水)13時30分〜17時30分
2.場 所:日本機械学会 第1会議室
3.出席者:(委員21名中;出席者19名)
小林(東工大),樋口(日原電),高橋(電中研),小畑(水産大),
班目(東大),片田(金材技研),森下(サイクル機構),水町(NUPEC),
柴田(日本原研),渡会(火原協),永井(発電技検)
中村(関電),鈴木(中電),石本(東電),岡崎(東芝),
今村(三菱重工),島川(川崎重工),三木(富士電機),
鈴木(日本製鋼所)
代理者:小宮[浅井代理者](日電協),
欠席者:渡部(筑波大)
オブザーバ:鹿島(電中研),本陣(東電),高橋(東電),菊池(東芝),
長谷川(日立),永田(日立),村上(日原電),平野(IHI),
永田(住金),
事務局:幅野 (以上 敬称略)
4.配付資料
10−1―1.原子力専門委員会 委員再任意向確認結果
10−1−2.原子力専門委員会委員名簿
10−2. 標準化部会所属 発電用設備規格委員会 専門委員会運営規約 (抜粋)
10−3−1.原子力専門委員会並びに分科会委員の退任申請の報告
10−3−2.原子力専門委員会並びに分科会委員の推薦
10−4. 第9回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
10−5―1.維持規格(案)規格委員会書面投票資料
10−5―2.添付―2基準地震動S1による地震動に対する疲労き裂進展量について
10−5―3.規格の機器区分に関する検討結果について
10−5―4.維持規格(案)意見受付広告(案)
10−6. 設計・建設規格に係わる報告及び審議事項
10−7. 原子力材料規格に係わる報告及び審議事項
10−8. 日本機械学会原子力専門委員会溶接分科会活動状況報告
10−9. 課題探索・調査分科会(仮称)の設置について
10−10. 分科会委員の選任手続きについて
10−11. 日本機械学会 発電用設備規格委員会 関係委員会 英文名称(案)
10−12. 日本機械学会 学会基準作成手引きに対する意見提出のお願い
10−13−1.発電用設備規格委員会原子力専門委員会の分科会構成
10−13−2.発電用原子力設備規格 原案作成・審議・発行スケジュール(案)
10−14. 原子力専門委員会 分科会および作業会 開催実績
5.議 事
(1)議事次第及び資料の確認
議事次第及び資料の確認を行った。
小林委員長より、専門委員会委員長の選任は、専門委員会の新委員が選任され、委
員が確定した段階で行うことが提案され、了解された。
(2) 専門委員会委員再任意向確認結果報告並びに新委員の選任
(資料10-1-1,10-1-2,10-3-1,10-3-2)
事務局より、前回第10回専門委員会の取り決めに従い、原子力専門委員会各委員
に任期満了に伴う再任の意向を確認した結果が報告され、駒井委員(京都大学)、山
田委員(通産省)、小山田委員(日立)、永田委員(住友金属)から退任の意向があ
ったことが伝えられた。合わせてこの段階での委員名簿が事務局より配布された。
退任報告があった4名の専門委員会委員の補充を行うことが小林委員長より提案さ
れ、委員会で承認された。
小林委員長より、退任した方各々より委員長宛に専門委員会委員候補として以下の
方々の推薦があったことが報告された。
・庄子 哲雄(東北大学) ・坂内 俊洋(通産省)
・永田 徹也(日立製作所) ・福永 規(住友金属工業)
委員会で上記以外の候補者の推薦を募ったが特になく、小林委員長よりこれら4名
の候補者の委員就任について承認をとることが提案され、了解された。
挙手により決議をとった結果、各々の候補者について、その時点での委員並びに委
員代理者全員(18名)一致の賛成で委員就任が承認された。
なお、今後の専門委員会委員委員の選任における、候補者の推薦手続き、資格審査
等の人事に関する手続きをまとめておく必要性が確認され、幹事がこれについて検討
することとなった。
(3)専門委員会役員の選任(資料10-2)
委員長選任の手続きを確認すべく、これに係わる規約の内容を事務局が読み上げた。
運営規約に従い、各委員より委員長候補者を募った結果、小林委員、斑目委員、樋
口委員の3名が推薦された。
これら候補者について、無記名による書面投票を実施した結果、以下のとおり小林
委員が過半数票を獲得し、委員長に選任された。
投票総数19票中;小林委員 15票 ,斑目委員 2票 , 樋口委員 2票
委員長に選任された小林委員より、副委員長として樋口委員が、幹事として高橋委
員が指名され、委員会で承認された。
(4)分科会委員の退任申請の報告と新委員の選任(資料10-3-1,10-3-2)
小林委員長より、以下の分科会委員より、委員退任の申請が小林委員長宛にあった
ことが報告された。
<退任者>
a.材料分科会; 堤委員(中部電力),松田委員(住友金属工業)
b.使用済燃料貯蔵施設分科会; 山田委員(通産省),花田委員(東芝)
c.溶接分科会; 小暮委員(日本溶接協会)
上記分科会委員の補充を行うことが小林委員長より提案され、委員会で承認された。
専門委員会委員より以下の方が推薦されていることが小林委員長より報告された。
<推薦された方>
a.材料分科会; 高橋一平氏(中部電力),福永規氏(住友金属工業)
b.使用済燃料貯蔵施設分科会;坂内俊洋氏(通産省),道券禎貴氏(東芝),
渡辺良夫氏(住友金属鉱山)
c.溶接分科会; 菅谷祐司氏(日本溶接協会)
委員会で上記以外の候補者の推薦を募ったが特になく、小林委員長より、以上5名
の候補者について分科会委員就任の承認をとることが提案され、委員会で承認された。
挙手により決議をとった結果、各々の候補者について、その時点での出席委員並び
に委員代理者全員(19名)一致の賛成で委員就任が承認された。
(5)前回議事録の確認(資料10−4)
第9回原子力専門委員会議事録を事務局が読み上げ内容の確認を行い、承認を得た。
(6)維持規格分科会報告(資料10-5-1〜10-5-4)
a.維持規格(案)の規格委員会書面投票について
小林委員長より、第10回規格委員会にて、維持規格(案)に関する書面投票を行
うこととなり、現在その投票期間中であることが説明された。
また投票に際し、規格委員会委員より出された意見について対応をまとめたものを
投票書類に付すこととなり、分科会で検討した結果を投票に付したこと、専門委員会
への報告は開催頻度の関係で事後となったことが伝えられた。
維持規格分科会鹿島主査より、維持規格分科会で検討した意見対応の内容が説明さ
れ、この内容で委員会の了解を得た。
b.基準地震動S1による地震動に対する疲労き裂進展量の検討結果報告
第9回専門委員会にて、基準地震動S1による地震力に対する疲労き列進展量を検
討した結果について、容器と配管でき裂進展計算の仮定が相違していることから、
分科会で再検討することとなっており、鹿島主査よりその検討結果が報告された。
委員会でこの内容を確認した結果、了解された。
c.維持規格(案)の意見受付広告(案)の提案
鹿島主査より、維持規格(案)の意見受付広告(案)について、発電用火力設備規
格(案)の例を参考に分科会で作成した案が説明され、承認された。
(7)設計・建設分科会報告(資料10-6)
a.活動概要報告および今後のスケジュールについて
設計・建設分科会本陣主査より、分科会活動状況、主な成果の概要、今後のアクシ
ョン及び全体スケジュールの説明がなされた。また今回の審議事項として、以下の提
案がなされた。
(a)規格の構成について
・原子力発電用設備規格の構成として、各分科会で作成した規格を独立した形態で
出版する。また設計疲労曲線等の設計・建設規格及び材料規格双方に係わる図表
についてはAppendixとして発行する。
・このAppenndixの分担は添付資料−Dのとおりとする。
・省令81号、告示612号に規定される"溶接部の設計"の規定については、設計
建設規格で規定し、溶接規格ではこれを呼び込む体系とすること、これ以外は溶
接規格として規定する。
(b)重点審議事項
・Su値とSy値については、告示のSu値設定の経緯を踏まえ基本的に現行告示の数値
を規格案に反映する。また、設計許容応力算定に用いる割下げ率については、告
示の数値の整合を図ることを考慮し、現行告示の各温度におけるSuに対する割下
げ率を3から2.5に見直したものを規格案に反映する。
・設計における許容応力の考え方と対応して用いる荷重状態を示す用語として「供
用状態」という用語を定義し、これを規格に導入する。
以上について議論した結果、(a)規格の構成については、委員会で了解された。
ただし、原子力発電用設備規格の構成について、規格の本文と解説の位置づけにつ
いて議論がなされ、次回専門委員会にて本陣主査がこれについて提案をまとめ報告す
ることとなった。
また、(b)重点審議事項の割下げ率見直しの提案については、現状Su値のみがASME
から見直したために不整合が生じており、これを整合させるために割下げ率を見直す
という考え方は妥当ではなく、まずはSu値を再度ASMEの値に統一し、その後で割り
下げ率の見直しの検討を行うべきとの意見があった。議論の結果、分科会にて今回の
議論を踏まえ再検討を行い、次回専門委員会で再度提案することとなった。
「供用状態」の導入については、決定ではないが、基本的な方向として了解された。
(8)材料分科会報告(資料10-7)
材料分科会村上主査より、原子力材料規格に係わる報告がなされ、合わせて以下の
提案がなされた。
a.分科会委員選出方法について、分科会のより活発な活動を行うために、分科会委員
の推薦を従来の専門委員会委員からだけではなく、分科会からも行えるよう専門委
員会運営規約を見直す。
b.原子力材料規格の出版形態及び構成内容はASME Code Book(Sec.II)と同様とする。
c.材料強度の安全率については、従来の告示501号の民間基準化を優先し告示内容を
踏襲する案、設計・建設分科会から提案された常温3.0,高温2.5の安全率を採用
する案、Su値をASME及び国内他規格と整合性をもたせる案の3案について、今後
時間をかけて検討していく。
d.規格発行は設計・建設規格と併せることを前提に、2000年3月までに専門委員会に
諮るスケジュールとする。
e.溶接材料規格の扱いについて、溶接分科会と調整を図っていく。
以上について議論した結果、以下のとおりとなった。
・設計疲労曲線の扱いについては、材料規格の中で規定する。
・JIS規格を材料規格の中に掲載することについては、今後検討が必要である。
・Part5材料強度データを材料規格の中に入れるか、設計・建設規格と係わるものとし
Appendixの中に入れるかは、材料、設計・建設両分科会で調整し、その結果を次回
専門委員会で提案する。
(9)溶接分科会報告(資料10-8)
溶接分科会委員である樋口副委員長より、溶接分科会の活動状況、規格案作成の状
況、今後のスケジュール、溶接規格目次(案)が報告された。
この中で、省令81号等に規定される内容を主体に規格原案を作成していること、
"溶接部の設計"については設計的な要素が主体であることから設計・建設規格で規
定し、溶接規格はその規定内容を呼び込むこととしていること、年内に規格本文を、
平成12年2月を目処に解説を含めた規格原案をまとめ、適宜原子力専門委員会に図
る予定であることが説明され、了解された。
(10)使用済燃料貯蔵施設分科会報告(資料9−5)
使用済燃料貯蔵施設分科会主査である石本委員より、分科会の活動状況として、こ
れまでに貯蔵容器の規格案を作成済みであり、現在は輸送容器の規格案を作成してい
る段階であることが報告された。また今後の方針としては、これらの規格案に基づき
輸送・貯蔵兼用の規格をまとめる計画であることが報告された。
(11)規格の機器区分に関する検討結果について
第9回委員会にて、設計・建設分科会でまとめた機器クラス分類に関する方針につ
いて、各分科会にて検討して第10回専門委員会で報告することとなっており、今回
各分科会よりその報告がなされた。
各分科会からの報告はいずれも、機器クラス分類をASMEと整合させたものとする
ことで問題ないとのことであり、設計・建設分科会の提案した方針で規格作成を行う
ことで了解された。
(12)新分科会設置の提案(資料10-9)
第9回専門委員会の取り決めに従い委員会役員が検討した、既存の分科会の活動を
横断的に見つつ、原子力プラントで発生した不具合とその原因の調査を体系的に実施
し、規格案への反映方策案をまとめる組織(課題探索・調査分科会(仮称))を設置
する提案が、高橋幹事より報告された。
これについて議論したところ、提案の内容を扱う組織として新たに分科会を設置す
ることが妥当か議論がなされ、結論はまとまらなかった。
本件については今後再度審議することとなった。
(13)分科会委員の選任手続きについて(資料10-10)
第9回委員会にて、分科会委員選任の手続きについて原子力専門委員会で検討する
こととなっており、高橋幹事より、これについて検討を行いまとめた提案が報告され
た。この中で、専門委員会運営規約第9条[下部組織]の条文1.(3)および(4)
の内容について、分科会委員の選任における候補者の推薦を分科会からも行えるよう
にすること、また作業会委員の選任における候補者の推薦を作業会からも行えるよう
修正することが提案された。
これについて議論した結果了解され、今後本案について火力専門委員会と調整を取
った上で規約修正案をまとめ、双方の専門委員会の投票にかける方針となった。
(14)発電用設備規格委員会関係委員会英文名称(案)について(資料10-11)
小林委員長より、第10回規格委員会にて運営検討タスクより提案があった、発電
用設備規格委員会関係委員会の英文名称(案)が紹介され、これについて専門委員会、
分科会で審議を行うことが提案された。事務局が各分科会宛に書面審議依頼を行い、
これを集約したものを専門委員会に報告し、専門委員会でこれを踏まえ議論すること
となった。
(15)第11回規格委員会報告(資料10-13-1,10-13-2)
事務局より、規格委員会委員長から次回規格委員会に原子力専門委員会の各分科会
構成について説明するよう依頼があったことが伝えられ、その報告資料として樋口副
委員長と事務局で作成した、分科会構成資料および発電用原子力設備規格作成スケジ
ュール(案)が説明され、了解された。
この内容について各委員が確認し、誤り等があれば事務局に連絡することとなった。
6.次回原子力専門委員会開催予定
第11回原子力専門委員会
日時 平成12年1月25日(火)13:30〜17:00
場所 日本機械学会第1・2会議室
議題 維持規格分科会報告
設計・建設分科会報告
材料分科会報告
溶接分科会設置報告
使用済燃料貯蔵施設分科会報告
以 上