第12回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
1.日 時:平成12年3月29日(水)13時30分〜18時00分
2.場 所:航空会館501会議室
3.出席者:(委員25名中;出席者19名)
小林(東工大),樋口(日原電),高橋(電中研),小畑(水産大),
渡部(筑波大),片田(金材技研),森下(サイクル機構),水町(NUPEC),
永井(発電技検),中村(関電),鈴木(中電),石本(東電),菊池(東芝),
永田(日立),今村(三菱重工),島川(川崎重工),三木(富士電機),
福永(住友金属),鈴木(日本製鋼所)
代理者:小沢[浅井代理](日電協)
欠席者:庄子(東北大),班目(東大),坂内(エネ庁),柴田(日本原研),
渡会(火原協),
オブザーバ:本陣(設計・建設分科会主査),前川(設計・建設分科会幹事),
村上(材料分科会主査),鹿島(維持規格分科会主査),
設楽(溶接分科会副主査),井上(溶接分科会委員),
吉村(使用済燃料貯蔵施設分科会幹事),
古村(非破壊試験作業会主査),井上(ポンプ作業会主査),
西山(ポンプ作業会幹事),林(弁作業会幹事),
積田(炉心支持構造物作業会主査),高橋(編集作業会委員),
中谷(OCL)
事務局:幅野 (以上 敬称略)
4.配付資料
12−1. 第11回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
12―2. 専門委員会・分科会委員選任手続きについて(案)
12−3. 原子力専門委員会 分科会委員の退任と新委員の推薦
12−4. 専門委員会運営規約に対する原子力専門委員会でのコメントの対応他
について
12−5. 発電用原子力設備規格 維持規格(案)の意見受付結果
12―6. 設計・建設分科会の検討状況について
12−7. 分科会活動状況報告(材料分科会)
12−8−1.維持規格に関するASMEへの著作権料提案資料とその回答
12−8−2.発電用原子力設備規格 維持規格に関する販売計画書(案)
12−8−3.講習会 発電用原子力設備維持規格(案)
12−8−4.Journal of Pressure Vessels and Piping 投稿原稿案
12−9. 発電用原子力設備規格 溶接規格(案) 原子力専門委員会審議資料
12−10. 金属キャスク構造規格/規格構成について
12−11. 発電用原子力設備規格 原案作成・審議スケジュール(案)
12−12. 発電用設備規格委員会開催予定(案)
12−13. 火力と原子力の材料、溶接規格の扱い
12−14. WTO/TBT協定「適正実施基準」受入に関する提案
12−15. 原子力専門委員会 分科会および作業会 開催実績
5.議 事
(1)前回議事録の確認(資料12−1)
前回第11回原子力専門委員会の議事録を事務局が読み上げ、内容の確認を行った
結果、以下の修正をもって承認された。
(修正内容)
5.(9)c.の文章の2行目の「次回専門委員会で報告する」を「次回以降の専門
委員会で報告する」と修正する。
(2)専門委員会・分科会委員の選任手続きの検討(資料12−2)
高橋幹事より、第10回原子力専門委員会での取り決めに従い、専門委員会、分科
会委員の選出方法について検討した結果が報告された。
この内容について審議した結果、委員退任の届出があった場合には、退任者も含む
全ての委員会委員、関係分科会委員より後任の推薦を募り、推薦された方が複数とな
った場合には書面審議にかけ候補者を決めることとし、至近の専門委員会にて候補者
の委員就任について審議することとなった。
(3)分科会委員退任の報告と新委員の選任
事務局より、使用済燃料貯蔵施設分科会北河委員(原燃輸送)および材料分科会磯
貝委員より委員退任の届出があったことが報告された。また合わせて、石本委員より、
使用済燃料貯蔵施設分科会の後任の委員として大西氏(原燃輸送)の推薦が、鈴木委
員(日本製鋼所)より、材料分科会の後任の委員として稲垣氏(東京電力)の推薦が
あったことが報告された。
委員選任を、今回取り決めた方法と従前の方法のいずれで行うか審議した結果、
取り決め前に委員の退任と推薦の届出があったことを踏まえ、今回は従前の方法に従
い行うことで了解された。
委員会で上記以外の候補者の推薦を募ったが特になく、小林委員長より大西氏、稲
垣氏の分科会委員就任について承認をとることが提案され、了解された。
各候補者について挙手により決議をとった結果、いずれもその時点での委員並びに
委員代理者全員(20名)一致の賛成で委員就任が承認された。
(4)専門委員会運営規約改訂(案)の審議(資料12−4)
樋口副委員長より、第11回原子力専門委員会での議論を踏まえ、運営検討タスク
にて再検討した運営規約の改定(案)が説明された。
この内容の審議を行った結果、委員会で了解され、書面投票に諮ることとなった。
(5)維持規格(案)意見受付結果の報告(資料12−5)
事務局より、維持規格(案)に関する意見受付を行った結果が報告され、意見の提
出はなかったことが伝えられた。
(6)設計・建設分科会報告(資料12−6)
設計・建設分科会の本陣主査より、分科会の検討状況が説明され、今回は非破壊試
験、ポンプ、弁、炉心支持構造物の規格案の審議及び、前回の委員会で議論された個
別の審議事項について分科会で検討した結果を報告することが説明された。
a.規格案の審議
設計・建設分科会の下の作業会より、非破壊試験、ポンプ、弁、炉心支持構造物規
格案の告示501号からの変更内容、および第11回委員会で説明した総則の見直し案
が報告された。これらの内容の審議を行った結果以下のとおりとなった。
(a)非破壊試験規格案
検査技量認定の扱いを今後検討する。
(b)ポンプ規格案
規格全体の中の用語、単位の統一を図る。
規格案の中で検討中となっているものは、次回以降の専門委員会で報告する。
(c)弁規格案
地震時の安全弁吹出し圧力の規定が適用範囲外であることを明確に規定する。
(d)炉心支持構造物規格案
鍛造材のPT,MT実施時期について、告示の規定内容の確認も含め再検討し、PT,MT
を実施する目的を明らかにした上で再提案する。
また、今回報告された規格(案)について各委員が確認を行い、コメントがあれば
後日、事務局に送付することとなった。
b.Su値の設定に関する検討結果の審議
容器作業会前川主査より、第11回専門委員会での審議結果を踏まえ、Su値の設定に
ついて設計・建設分科会にて検討した結果が報告された。
この中で、告示501号のSu値を採用し割下げ率を2.5とする案(提案1)と、ASME
のSu値を採用する場合の案(提案2)の2つが説明され、内容を審議した結果、提案
1の方針で規格を作成していくことが承認された。
c.破壊靱性の判定基準の記載に関する審議
容器作業会前川主査より、第11回専門委員会での取り決めに従い、破壊靱性の判定
基準の記載について設計・建設分科会で検討した結果が報告された。
内容を審議した結果、現状の規格案もしくは今回出された変更提案のいずれかの記
載とすることで了解された。具体的な記載内容は、設計・建設分科会に委ねられた。
(7)維持規格分科会報告(資料12−8−1〜12−8−4)
a.ASME著作権料交渉結果の報告
事務局より、ASMEへの著作権料の提案資料とこれに対するASMEからの回答が報告さ
れ、著作権料は不要となったことが伝えられた。
b.維持規格に関する販売計画書(案)の報告
事務局より、運営検討タスクにて検討した維持規格に関する販売計画書(案)が報
告され、第12回規格委員会にてこれに従い販売を計画することが承認されたことが伝
えられた。
c.維持規格 講習会開催(案)の審議
維持規格分科会鹿島主査より、講習会開催案が報告された。講習会の開催日時、聴
講料については今後検討していくことが伝えられた。
d.Journal of Pressure Vessels and Piping 投稿原稿案の審議
鹿島主査より、維持規格分科会にて検討した海外誌"Journal of Pressure Vessels
and Piping"投稿原稿の和文案が報告された。今回報告したものは分科会委員で分担
して作成したものを集約した段階のものであり、今後は内容を圧縮し英文化する作業
を行う予定であることが説明された。
(8)溶接分科会報告(資料12−9)
溶接分科会設楽副主査より、溶接規格(案)について、技術基準の解釈(案)から
の変更内容を主体とした説明がなされた。
内容の審議を行った結果、以下のとおりとなった。
・溶接士の技能認定の規定で、有壁固定の規定を廃止した理由を再検討する。
・水圧試験の代替えとして気圧試験を実施する場合の試験圧力の考え方を、技術的
な検討を行った上で明確にする。
今回配布された規格(案)を各委員が確認し、コメントがあれば事務局を通して溶
接分科会に連絡することとし、各委員からのコメントについて分科会で検討したもの
を次回専門委員会前に各委員に配布することとなった。次回専門委員会では、これに
ついて審議を行うこととなった。
(9)使用済燃料貯蔵施設分科会報告(資料12−10)
使用済燃料貯蔵施設分科会の石本主査および吉村幹事より、規格策定経緯、規格案
の構成、他の学会規格との関係が説明された。また分科会からの審議提案事項として、
金属キャスクの許容応力の考え方、設計において考慮する状態及び荷重の考え方、並
びに密封容器材として鋳鉄材料を採用する方針が説明された。
説明された内容の審議を行った結果、以下のとおりとなった。
・添付に簡易弾塑性解析を入れる必要性を検討する。
・設計において考慮する荷重それぞれに適用する安全率を、技術的な検討を行った
上で設定する。
・鋳鉄材料は積極的に取入れる。
(10)材料分科会報告(資料12−7)
材料分科会村上主査より、材料分科会の活動状況が報告され、2000年9月まで
を目標に規格案を完成する予定であることが説明された。
また、Su値の見直し、材料強度の数値表示の扱い、高速炉用材料の取り込み等につ
いて提案がなされた。提案内容を審議した結果、Su値の扱いについては、設計・建設
分科会報告の中で方針が決められており、これに従い作業を進めていくこととなった。
その他の提案内容については特にコメントはなく、了解された。
(11)発電用原子力設備規格作成スケジュールの説明(資料12−11)
樋口副委員長より、発電用原子力設備規格の作成・審議スケジュールを見直した案
が説明された。
(12)規格委員会運営検討タスク検討結果の報告(資料12−12〜12−14)
樋口副委員長より、規格委員会運営検討タスクで検討した、今後の規格委員会開催
予定(案)、火力と原子力の材料・溶接規格の扱い、WTO/TBT協定「適正実施基準」受
入に関する提案が説明された。
火力と原子力の材料・溶接規格の扱いについては、第12回規格委員会にて、当面
この方針で進めることが了解されており、長期的な方針をタスクで引き続き検討する
こととなったことが伝えられた。
6.次回原子力専門委員会開催予定
次回第13回専門委員会は、現段階では以下の予定とするが、各分科会の審議時間を
考慮の上、後日開催日時の調整を行うこととなった。
また、認証・認定に関する検討を次回の議題に加えることとなった。
日 時:平成12年5月22日(月)13:30〜17:00(後日調整予定)
場 所:未定
以 上