第13回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録 1.日 時:平成12年5月22日(月)10時00分〜17時30分 2.場 所:日本機械学会 第1,2会議室 3.出席者:(委員25名中;出席者23名) 小林(東工大),樋口(日原電),高橋(電中研),小畑(水産大), 渡部(筑波大),班目(東大),片田(金材技研),森下(サイクル機構), 水町(NUPEC),柴田(日本原研),渡会(火原協), 浅井(日電協)(午前),永井(発電技検),中村(関電),鈴木(中電), 石本(東電),菊池(東芝),永田(日立),今村(三菱重工), 島川(川崎重工),三木(富士電機),福永(住友金属), 鈴木(日本製鋼所) 代理者:岩井[浅井代理(午後)](日電協) 欠席者:庄子(東北大),坂内(エネ庁), オブザーバ:本陣,前川(設計・建設分科会),高橋(編集作業会), 設楽,井上,森澤(溶接分科会),村上,安田(材料分科会), 三枝,吉村,浦辺,広瀬(使用済燃料貯蔵施設分科会),中谷(OCL) 事務局:幅野 (以上 敬称略) 4.配付資料 13−1. 第12回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録 13−2−1.原子力専門委員会・分科会委員の選任手続きに関する内規(案) 13−2−2.原子力専門委員会 分科会委員の退任の報告 13−3−1.設計建設規格と維持規格について 13−3−2.規格に新たに反映すべき事項の扱いについて(案) 13−3−3.日本機械学会 発電用原子力設備規格 設計・建設規格(案) 13−3−4−1.クラス1容器 破壊靱性判定基準の記載方法について 13−3−4−2.原子力専門委員会(2000.3.29)コメントに関する対応. 13−3−5−1.クラス3ポンプ・弁規格など新規規格追加時の基本的考え方につ いて 13−3−5−2.設計・建設規格案の審議及びコメント依頼に関する提案(お願い) の趣旨 13−3−5−3.設計・建設規格案の審議及びコメント依頼に関する提案(お願い) 13−4. 原子力材料規格の説明 13−5. 発電用原子力設備規格 溶接規格(案)原子力専門委員会審議資料 配布資料1.発電用原子力設備規格 溶接規格(案) 2.発電用原子力設備規格 溶接規格(案)解説 3.前回溶接規格(案)からの変更点 4.前回委員会でのコメント回答 13−6−1−1.使用済燃料貯蔵施設規格 金属キャスク構造規格(案) 本文 および添付 13−6−1−2.使用済燃料貯蔵施設規格 金属キャスク構造規格(案) 解説 13−6−2.金属キャスク構造規格(案)補足説明資料 金属キャスクの設計にお いて考慮する状態及び考慮すべき荷重の組合せと評価について 13−6−3−1.告示501号/貯蔵容器技術基準との相違点の項目及び内容 (第1章総則) 13−6−3−2.告示501号との相違点の項目及び内容(第2章材料) 13−6−3−3.告示501号との相違点の項目及び内容(第3章設計 密封容器) 13−6−3−4.告示501号との相違点の項目及び内容(第3章設計 バスケッ ト) 13−6−3−5.告示501号との相違点の項目及び内容(第3章設計 トラニオ ンおよび中間胴) 13−6−3−6.通産省令81号との相違点の項目及び内容(第4章 溶接) 13−6−3−7.告示501号との相違点の項目及び内容(第5章 検査) 13−7−1.日本機械学会発電用原子力設備規格維持規格発行,講習会開催案内 13−7−2.今後の維持規格分科会における維持規格の体系的整備について 13−7−3.Overview of JSME Flaw Evaluation Code for Nuclear Power Plants 13−8. 発電用設備規格委員会以外での基準策定の動きについて 13−9. 認証・認定分科会発足提案について 5.議 事 (1)小林委員長の出席まで、樋口副委員長が委員長を代行することとした。 (2)前回議事録の確認(資料13-1) 前回第12回原子力専門委員会の議事録を事務局が読み上げ、内容の確認を行い承 認された。 (3)専門委員会・分科会委員の選任手続きの検討(資料13-2-1) 高橋幹事より、前回の委員会での審議を踏まえ、専門委員会・分科会委員の選任手 続きを見直し内規(案)としてまとめたものが報告された。 これについて審議した結果、専門委員会委員の選任手続きについては、提案内容で 了解されたが、分科会委員の選任手続きについては、今回代案として示された内容を より具体化した内容に見直すこととなり、高橋幹事が検討して次回専門委員会にて提 案することとなった。 (4)分科会委員退任の報告と新委員の選任(資料13-2-2) 事務局より、材料分科会元良委員(東芝)より委員退任の届出があったこと、また 後任の委員として安田祐司氏(東芝)が推薦されていることが報告された。 樋口委員長代行より、専門委員会委員の立場で安田氏を分科会委員に推薦すること が伝えられ、挙手により安田氏の委員就任の承認をとることが提案され、了解された。 これを行った結果、その時点での委員並びに委員代理者全員(18名)一致の賛成 で委員就任が承認された。 (5)設計・建設分科会報告資料の審議(資料13-3-1〜13-3-4-2,13-3-5-1,13-8) a.設計・建設規格と維持規格の体系に関する審議 設計・建設分科会本陣主査より、設計・建設規格と維持規格の適用を、商業運転開 始の前後で分けることを基本方針とした提案が紹介され、その具体的な整備の考え方、 提案の特徴と実現性、維持規格に含むべき事項の検討課題が説明された。 またこれに関連して、中村委員より、クラス3ポンプ・弁の規格など、新たな規定 を規格に追加する場合の基本方針として、規格追加の背景や位置づけ等をまとめてお くこと、及び既存の設備に対する規格の位置づけを明確にしておくことが提案された。 以上について審議した結果、本陣主査からの提案内容が承認された。ただし、JSME 設計・建設規格が発行された場合の、発行前に建設されたプラントの扱い等規格適用 の基本的考え方を明確にする必要性が確認され、タスクにてこの検討を行い、次回専 門委員会で提案することとなった。 b.規格に新たに反映すべき事項の扱いに関する審議 本陣主査より、配管内の流力振動基準等、告示501号の規定に含まれない規定を新 たに設計・建設規格に反映する場合の扱いについて、設計・建設分科会にて検討した 結果が報告され、規格の中での本文、添付、解説の分類の考え方、設計・建設規格以 外の検討成果を用いる場合の責任範囲とその規定方法、新たな規定の具体的な扱い例 が説明された。 またこれに関連して、班目委員より、今後規格委員会で策定する規格の中で扱いを 検討すべき技術的内容として、JSME動力エネルギーシステム部門での基準策定動向が 紹介された。 以上について審議した結果、設計・建設分科会から提案された内容は了解された。 また合わせて今後の方針として以下の取り決めがなされた。 ・他の委員会の検討成果等をJSME規格で用いる場合の、JSMEとしての審議方針を、 タスクにて検討する。 ・JSME規格に取り込むべき新たな基準等の提案があった場合に、その受け皿となる 組織、体制の整備について、タスクで検討する。 ・設計・建設分科会、維持規格分科会以外の分科会でも、将来的な構想について検 討を行い、規格の中に新たに追加すべき基準、規格の体系的な整備の方針をまと め、次回専門委員会で提案する。そしてこれらの提案を踏まえ、専門委員会幹事 会にて全体の体制を検討していく。 c.設計・建設規格(案)の審議 設計・建設分科会前川委員より、設計・建設分科会にて作成した「第12章監視試験」 の規定案、並びに前回第12回専門委員会での審議結果を踏まえ、クラス1容器の破壊 靱性判定基準の記載方法を検討した結果が報告された。 以上について、審議を行った結果、これらの提案内容で了解された。 また、本陣主査より、第12回専門委員会にて出されたコメントについて、設計・建 設分科会で検討した結果が報告された。 これについて審議した結果、以下のとおりとなった。 ・非破壊試験の規定の中の、検査員の技量に関する規定については、規格第1版で は第12回専門委員会で提案された規定内容とし、認証・認定に係わる規格の扱い が決まった段階で、これを踏まえた規定内容に見直す。 ・所有者の責任に関する規定の扱いについて、設計・建設分科会にて検討し、専門 委員会に提案することとし、専門委員会にてこれを踏まえ審議を行い、原子力全 体の規格の中での本規定の扱いを決める。 次回専門委員会では、今回の審議を踏まえ見直した規格案を審議し、これを書面投 票に諮るかを判断することとなった。 なお、各委員はコメントがあれば、事務局経由で設計・建設分科会にコメントを提 出することとし、次回専門委員会で審議する規格案に、これを検討の上反映すること となった。 (6)溶接規格(案)の審議(資料13-5-1〜13-5-4) 溶接分科会設楽副主査、井上委員、森澤委員より、第12回専門委員会での審議を 踏まえ溶接分科会で見直した溶接規格(案)が報告され、前回説明した規格(案)か らの変更内容、並びに委員会で出されたコメントの対応が説明された。これについて 審議した結果、今回の審議内容を踏まえ、必要な編集上の修正も含めて規格案の見直 しを行い、これを書面投票に諮ることが承認された。また書面投票には、今回提案さ れた規格案からの変更内容を説明する資料を添付することとなった。 なお、JSME火力規格ではP-NO.を記載していることについて議論がなされ、火力規 格との整合を図る方向で規格案の検討を行うこととなった。また、原子力の材料分科 会に対して、溶接分科会での検討結果を情報として伝え、材料規格作成の際の参考と するよう依頼することとなった。材料規格の出版に際しては、溶接規格との整合をと った案をまとめ、これを専門委員会に諮ったものを規格に反映することが確認された。 (7)材料規格(案)の説明(資料13-4) 材料分科会村上主査より、材料規格(案)の作成状況、検討課題、今後の作業、要 望事項が説明された。 次回専門委員会では、分科会より材料規格案として完成した形のものを提案するこ ととなった。 (8)使用済燃料貯蔵施設規格(案)の説明 (資料13-6-1-1,2,13-6-2,13-6-3-1〜13-6-3-7) 使用済燃料貯蔵施設分科会石本主査、三枝副主査、吉村幹事、浦辺委員、広瀬委員、 中谷氏より、使用済燃料貯蔵施設規格(案)、金属キャスクの設計において考慮する 状態及び考慮すべき荷重の組合せと評価、告示501号との相違点の項目及び内容が説 明された。これについて審議した結果、各委員が今回提案された規格案についてコメ ントがあれば6月23日までに事務局経由で使用済燃料貯蔵施設分科会に提出するこ ととし、次回専門委員会ではコメントを反映した規格案の審議を行った上、これを書 面投票にかけるかどうかの判断を行うこととなった。 なお、使用済燃料貯蔵施設規格の中の材料の規定については、その特殊性をまとめ たものを材料分科会に伝えた上、検討を依頼することとなった。 (9)維持規格分科会報告(資料13-7-1〜13-7-3) a.維持規格の発行と講習会開催予定の連絡 事務局より、維持規格が5月25日に発行される予定であること、維持規格の講習 会を3回(7月、9月、11月)東京と大阪で開催する予定であることが伝えられた。 b.今後の維持規格分科会の活動計画の報告 維持規格分科会本陣副主査より、今後の維持規格の体系的整備に関する活動計画が 説明され、今後、検査、評価、補修の全体体系を整備していく上で、ニーズの高い炉 心支持構造物/炉内構造物の検査・評価規定の整備を優先して進めていくこと、検査 の規定については非耐圧部、耐圧部の両方について検討していくこと、この方針で進 めていく上で、検査に関する作業会を維持規格分科会の下に設置することが説明され た。これについて審議した結果、提案内容で了解された。 c.Journal of Pressure Vessels and Piping 投稿原稿の報告 本陣副主査より、海外誌"Journal of Pressure Vessels and Piping"に投稿した 原稿が報告された。 (10)認証・認定に関する検討(資料13-9) 樋口副委員長より、溶接規格の発行が予定される状況を踏まえ、今後の検討課題 とされている認証・認定に関する扱いについて、火力と原子力で合同の分科会を発足さ せ検討を進めていくことが提案された。 これについて審議した結果、この提案内容で了解され、火力専門委員会の合意をとっ た上で、規格委員会に諮ることととなった。次回火力専門委員会でこの提案を諮ること となった。 (11)規格審議方針に関する検討(資料13-3-5-2,3) 鈴木委員(日本製鋼所)より、設計・建設規格案の作成方針に関する提案とその背 景をまとめた資料が報告され、この趣旨として、現行の告示501号及び関連する規格 から変更・追加を行う部分は、その理由と根拠を明示する必要があることが説明され た。提案内容を踏まえ、規格作成におけ職務分担、将来計画について、次回以降の委 員会で審議をしていくこととなった。 6.次回原子力専門委員会開催予定 次回第14回専門委員会は、以下のとおりとなった。 日 時:平成12年7月14日(金)10:00〜17:00 場 所:航空会館 501会議室 主な議題:溶接規格の審議 使用済燃料貯蔵施設規格の審議 設計・建設規格の審議 材料規格の説明 認証・認定に関する提案の審議 以 上