43回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録

 

1.日 時:200667日(水)1000分〜1910

2.場 所:日本機械学会 第1会議室

3.出席者:(委員24名中;出席者18名、代理者3名)

      森下(JAEA)、小山(三菱重工)、中村(関電)、小林(横国大)、三木(富士電機システムズ)、小木曽(カワサキPS)、菊池(東芝)、吉田(発電技検)、高橋(電中研)、片田(NIMS)、酒井(東大)、植田(原電)、齋藤(原技協)、関(火原協)、波木井(東電)、兼近(鹿島)、鈴木(中電)、飯井(福井大)

  代理者:朝田(三菱重工:永田代理)、中條(METI:青木代理)、中島(電気協会:国則代理)

  欠席者:渡部(筑波大)、船田(JNES)、柴田(JAEA

  オブザーバ:鹿島(電中研)、二宮(三菱重工)、村上(原子力学会)、坂口(関電)、石沢(東電)、杉江(原技協)、長崎(三菱重工)、鴨(三菱重工)

(敬称略)

  事務局:鎌原

4.配布資料

  43-1-1   第41回原子力専門委員会議事録案

  43-1-2   第42回原子力専門委員会議事録案

  43-2-1              投票結果(専門委員会No.83,84、規格委員会No.51,52

  43-2-2              規格に関する新規質問

  43-2-3              公衆意見受付結果

  43-3       36回発電用設備規格委員会議事録案

  43-4                 原子力専門委員会委員/分科会委員(案)

  43-5-1           「設計・建設規格」への質問回答案件

  43-5-2-1       弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定(評価の考え方)

  43-5-3-2       事例規格案 弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定

  43-5-3           事例規格「応力腐食割れ発生抑制に対する考慮」公衆審査結果報告及び内部からのコメント対応提案

  43-5-4-1       設計・建設規格(2005年版)に対する2007年追補版案の提案

  43-5-4-2       設計・建設規格2007年追補版における規格改訂案件リスト

  43-5-5-1       設計・建設規格 事例規格 発電用原子力設備における「混合ガスの蓄積に対する考慮」の概要

  43-5-5-2       事例規格案 発電用原子力設備における「混合ガスの蓄積に対する考慮」

  43-6-1           ピーニング方法に係る施工前検査方法の記載内容改訂

  43-6-2           耐圧試験(2)c.圧力計の取付位置に関する規格改訂

  43-6-3           周方向許容欠陥長さ(60°)の適正化

  43-6-4           応力拡大係数のアスペクト比の扱いに関する質問に対する回答案

  43-6-5           ピーニング方法に係る施工前検査方法に対する質問・回答

  43-6-6           当て板による補修方法に対する質問・回答

  43-7              欠番

  43-8-1           材料規格(案)書面投票結果への対応

  43-8-2           発電用原子力設備規格 材料規格(案)

  43-8-3           告示501号、設計・建設規格2001年版及び設計・建設規格2005年版における材料関係JIS年版比較表

  43-8-4-1        質問QNC200127への回答案

  43-8-4-2        質問QNC200508への回答案

  43-8-4-3        質問QNC200510への回答案

  43-8-4-4        質問QNC200505への回答案

  43-8-5           設計・建設規格 事例規格 付録材料図表JIS G3115, G3118, G3302,

        G3444, G3445, G3446, G3454, G3455, G3457, G3458, G3461, G3463,

        G3603, G4303, G4305, G4309, G4317, G4051, H3100, H3250, H3300,

        H4000, H4040, H4080, H5120, H5221, Z2245の年版の読替規定

  43-9-1           質問の回答(案)

  43-9-2           溶接規格改訂(案)提案項目一覧

  43-10-1-1      発電用原子力設備規格 加圧水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格

  43-10-1-2              PWR配管減肉管理技術規格に対するコメント一覧表

  43-10-2-1     発電用原子力設備規格 沸騰水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格

  43-10-2-2     沸騰水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格 コメント集約表

  43-11-1         原子力専門委員会運営に関する課題リスト

  43-11-2         規格の原案策定に関する内規のポイント

  43-11-3         「設計・建設規格」・「維持規格」・「溶接規格」のあり方(案)

  43-11-4         「事例規格で公衆審査を省略できる場合」の提案

  43-12-1         設計・建設分科会報告

  43-12-2              維持規格分科会報告

  43-12-3              欠番

  43-12-4              欠番

  43-12-5              環境疲労評価分科会報告

  43-12-5-1              環境疲労評価手法(2006年版)講習会プログラム及び講習会資料案

  43-12-5-2              PVP発表論文 JSME Codes on Environmental Fatigue Evaluation

  43-12-6              欠番

  43-12-7              コンクリート製格納容器規格分科会報告

  43-13              「原子力安全に関する意見交換会」湯原委員長メモ

5.議事

(1)前々回、前回議事録の確認

   前々回、前回議事録案の確認を行い、原案通り承認した。

(2)投票結果他報告

   原子力専門委員会投票の結果が次の通り報告された。

    No.83 原子力専門委員会委員候補の委員就任に対する承認(楠橋氏):可決

    No.84 発電用原子力設備規格 材料規格案の承認:可決

   発電用設備規格委員会投票の結果が次の通り報告された。

    No.51 発電用原子力設備規格 加圧水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格(案)の承認:可決

    No.52 発電用原子力設備規格 沸騰水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格(案)の承認:可決

   維持規格、溶接規格、設計・建設規格に関して新たに質問が受け付けられたことが報告された。今後は、設計・建設規格の材料関係の質問は、材料分科会に検討を依頼した場合でも、材料規格発行までは設計・建設分科会から回答することとした。(設計・建設分科会が回答の最終的な責任を持つ)

   事例規格「応力腐食割れ発生の抑制に対する考慮」の公衆意見受付結果が報告された。

(3)規格委員会報告

   第36回規格委員会の審議結果が報告された。

   湯原規格委員長が保安院の「原子力安全に関する意見交換会」に出席して発言した際のメモが紹介された。

(4)原子力専門委員会委員/分科会委員の承認

   新任候補・再任候補及び退任委員が次の通り紹介された。審議の結果、新任候補・再任候補の委員就任を異議なく承認した。

    原子力専門委員会

     新任 楠橋幹雄 氏

     再任 中村隆夫 委員  鈴木哲也 委員

     逝去 鈴木公明 委員

    設計・建設分科会

     新任 佐久間孝之 氏  岩崎正伸 氏

     再任 斉藤史郎 幹事

     退任 高坂 潔 委員  野村友典 委員

    維持規格分科会

     再任 柴田勝之 委員

    材料分科会

     新任 楠橋幹雄 氏  中條重忠 氏

     再任 岩崎正伸 委員

     退任 高坂 潔 委員

     逝去 鈴木公明 委員

    使用済燃料貯蔵施設分科会

     新任 山本知史 氏

     退任 横山 武 委員  小野 薫 委員

    配管破損防護設計分科会

     再任 楊井知啓 委員

    コンクリート製格納容器規格分科会

     新任 伏見 実 氏  田中英朗 氏  瀧口克己 氏

     新役員 西川孝夫 主査

     再任 西川孝夫 主査  兼近 稔 委員  川里 健 委員

        神地正紀 委員  久野通也 委員  児玉城司 委員

        清水 明 委員  長崎文麿 委員  成瀬佳宏 委員

        三浦宣明 委員

     退任 尾崎昌彦 委員

    高温規格分科会

     新任 中島吉崇 氏

     再任 佐々木亨 委員

     退任 鈴木聖夫 委員

    環境疲労評価分科会

     新任 佐久間孝之 氏  新井 拓 氏

     再任 池田和豊 委員

     退任 高坂 潔 委員

(5)設計・建設規格の質問回答案について

   QNC200125, QNC200126, QNC200509に対する回答案を異議なく承認した。ただしQNC200125, QNC200509は下記のとおり修文する。

   ・QNC200125

     質問DC06-017JISの材料規格によって→材料の規格によって

     質問DC06-019:「但し……」以下を削除する

   ・QNC200509

     応力の防止→応力発生の防止

     b寸法→寸法

   QNC200501に対する回答は、規格の拡大解釈になるため保留とした。

   QNC200507に対する回答は、弁部品の耐圧についての質問の意図がはっきりしないため保留とし、分科会にて質問の意図を確認することとした。

   回答作成に時間がかかっている、QNC200102については、次回専門委員会に状況報告をすることになった。

(6)設計・建設規格2007年追補版の提案について

   設計・建設規格2007年追補版の作成方針及び改訂項目が説明された。追補版の専門委員会投票を実施すること、および、専門委員会書面投票可決を条件に規格委員会書面投票の実施を提案することを、異議なく承認した。専門委員会投票は、改訂項目ごとに賛否を問う形式で実施することとした。なお、補強不要な穴の径を変更する改訂は、誤記の修正であるため投票の対象としない。

(7)事例規格「応力腐食割れ発生の抑制に対する考慮」について

   公衆審査終了後に規格の内容を見直したことが報告された。見直しが編集上の修正であることを異議なく承認した。

(8)事例規格「弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」について

   規格案の概要が紹介された。降伏条件の相違(特に疲労評価)、シェイクダウン基準におけるステンレス鋼の降伏応力の扱い、有限要素解析の技量などについて意見があった。次回専門委員会において事例規格の詳細内容の説明と審議を行うことになった。委員に対して本日配布の規格案を一読しておくことが要請された。

(9)事例規格「混合ガスの蓄積に対する考慮」について

   規格案の概要が紹介され、6月末までに意見があれば連絡することが要請された。

10)維持規格の質問回答案について

   QNA200211に対する回答案を異議なく承認した。QNA200401, QNA200402に対する回答案を下記のとおり修文のうえ賛成多数で承認した。

   ・QNA200401

     回答の理由を回答本文と一体とする。

     「MTおよびPTは無条件で使用できるがETは妥当性の検証が必要」としている部分を削除する。

   ・QNA200402

     火原協の指針について言及している箇所を削除する。

   なお、今後の質問回答方針として、「質問への回答が規格の拡大解釈につながる場合は、規格の拡大解釈はしない。ただし、規格を速やかに改訂するように務める」ことを賛成多数で承認した。

11)維持規格の改訂提案について

   ピーニング施工前検査および耐圧試験圧力計取付位置について規格を改訂することが提案された。ピーニング施工前検査の改訂案で、「渦流探傷試験(ET)を目視試験の代替試験としているが、ETは代替ではなく正規の試験である」とのコメントがあり、この部分を修文することとした。改訂案の専門委員会投票を実施することを異議なく承認した。

12)事例規格「周方向欠陥の許容欠陥角度制限の代替規定」について

   誤記訂正の正誤表を発行することが提案された。正誤表の発行を異議なく承認した。

13)材料規格について

   専門委員会投票でのコメントへの対応案が説明された。材料分科会にて規格案の改訂版をレビュー中であることが報告された。

   今後の対応として

   ・今月中にコメント対応調整結果のリストを専門委員各位に送って確認してもらうこと

   ・規格委員会に「専門委員会コメント対応が完了してから規格委員会投票を実施すること」を提案すること

  を賛成多数で承認した。

14)設計・建設規格の質問回答案(材料関係)について

   QNC200127, QNC200505, QNC200508, QNC200510に対する回答案を異議なく承認した。ただし回答の理由を説明している箇所は回答に含めないこととした。

   なお、非公式な質問が1件紹介されたが、規格の理由を問う質問であるため、公式には回答しないこととした。

15)事例規格「付録材料図表のJIS年版の読替規定」について

   前回の専門委員会におけるコメントを反映して規格のフォーマットを変更したこと、および、前回の提案から対象材料を追加したことが報告された。

   規格案の更なる見直しとして

   ・この事例規格を、設計・建設規格2001年版用の事例規格と、2005年版用の事例規格とに分割すること

   ・JIS材料の比較表(専門委員会資料43-8-3)をこの事例規格に添付すること

  を異議なく承認した。

   なお,JIS年度版更新についてはニーズが高いので迅速な発行を心がけるべき,との意見があった。

16)溶接規格の質問回答案について

   QNB200102に対する回答案を異議なく承認した。

17)溶接規格 改訂提案について

   溶接規格の改訂案が説明された。改訂版の専門委員会投票を実施すること、および、改訂版の作成を規格委員会に提案することを、異議なく承認した。専門委員会投票は、改訂項目ごとに賛否を問う形式で実施することとした。

18)配管減肉管理に関する技術規格(PWR,BWR)について

   規格委員会投票のコメント対応案が説明された。修正はすべて編集上の修正であることを異議なく承認した。ただし「経済産業省令第62号」という書き方は、省令が公布された当時は通商産業省なので適切ではないというコメントがあり、正規の書き方を原子力サブタスクにて確認することとした。

19)専門委員会の運営について

   運営課題リストおよび各課題の検討状況が報告された。

20)規格の原案策定に関する内規について

   題記の内規が前回の規格委員会で承認されたことが報告され、この内規に従って規格原案を作成する場合のスケジュール例が紹介された。事例規格は現在はコピーサービスにより対応しているが、事例規格も書籍として発行できるようにするべきだというコメントがあり、幹事会で検討することとした。

21)「設計・建設規格」・「維持規格」・「溶接規格」のあり方について

   溶接の規定に関して、題記の3規格における課題および規定分担の案が紹介された。課題への対応の方向性および規定分担の調整をするタスクを設置することを異議なく承認した。小山副委員長より設計・建設分科会、維持規格分科会、溶接分科会の3分科会に今回の提案を送付するとともに、タスクへの参加者を求めることとした。

   なお、「使用済燃料貯蔵施設の規格にも溶接の規定がある」というコメントがあった。使用済燃料貯蔵施設分科会にも今回の提案を送付してタスクへの参加を求めるが、当面の作業対象は前述の3規格を優先することとした。

22)「事例規格で公衆審査を省略できる場合」の提案について

   題記の提案が紹介された。本件を運営検討タスクに提案することを賛成多数で承認した。

23)分科会報告

   各分科会の審議状況が報告された。

   環境疲労評価手法の講習会に関して,設計での取り扱いに関する質問を想定すると,誤解されない回答ロジックを準備しておくべき,とのコメントがあった。講習会資料は,レビューのために事前に専門委員会委員に送付することとなった。

 

6.次回開催予定

   日時:200697日(木) 10001700

 

            以 上