第44回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
1.日 時:2006年9月7日(木)10時00分〜20時55分
2.場 所:日本機械学会 第1会議室
3.出席者:(委員24名中;出席者22名、AMのみ代理者2名)
森下(JAEA)、小山(三菱重工)、永田(日立)、渡部(筑波大)、中村(関電)、小林(横国大)、三木(富士電機システムズ)、小木曽(カワサキPS)、菊池(東芝)、吉田(発電技検)、高橋(電中研)、片田(NIMS)、酒井(東大)、植田(原電)、齋藤(原技協)、関(火原協)、波木井(東電)、鈴木(中電)、船田(JNES)、国則(電気協会)、兼近(鹿島)、楠橋(JSW)
代理者:朝田(三菱重工:AMのみ渡部代理)、佐藤(発電技検:AMのみ吉田代理)
欠席者:柴田(JAEA)、飯井(福井大)
オブザーバ:朝田(三菱重工)、鹿島(電中研)、堂崎(原電)、米澤(原電)、羽田野(東芝)、二宮(三菱重工)、和地(三菱重工)、野村(関電)、村上(原子力学会)、坂口(関電)、平野(関電)、石沢(東電)、杉江(原技協)、三枝(電中研)、宮田(関電)、中谷(OCL)、赤松(神戸製鋼)、山本(三菱重工)、浅山(JAEA)、定廣(富士電機システムズ)、伊東(日立)、清水(原子力安全委員会事務局)
(敬称略)
事務局:鎌原
4.配布資料
44-1 第43回原子力専門委員会議事録案
44-2-1 投票結果(専門委員会No.85〜89)
44-2-2 規格に関する新規質問
44-2-3 PWR・BWR配管減肉管理に関する技術規格公衆意見受付結果
44-3-1 第37回発電用設備規格委員会議事録案
44-3-2 「原子力安全に関する意見交換会」での発言要旨
44-3-3 民間規格の開発に関する提言中間とりまとめ私案
44-3-4 ASME/BNCS-JSME原子力(新型炉)規格基準ワークショップ(仮称)について
44-4 リスクベース検査作業会の検討状況
44-5 原子力専門委員会委員/分科会委員(案)
44-6-1 「設計・建設規格」への質問回答案件
44-6-2-1 設計・建設規格(2005年版)に対する2007年追補版案 原子力専門委員会書面投票コメント反映版の提案
44-6-2-2 設計・建設規格2007年追補版案コメント一覧
44-6-2-3 設計・建設規格2007年追補版案に向けた規格改訂案の提案(原子力専門委員会書面投票コメント反映版)
44-6-3 事例規格(案)「弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」の提案
44-6-4 設計・建設規格(第T編)2005年版 正誤表提案
44-6-5 質疑応答の年度版読み替え表
44-6-6 設計・建設規格に引用されているJIS年版の読み替え
44-7-1 差圧検出/ほう酸水注入系配管の個別検査規定の作成
44-7-2 ピーニング方法に係る施工前検査方法の記載内容改訂
44-7-3 ボルトの定点サンプリングに関する質問(QNA200210)への回答
44-7-4 クラッド部の評価不要欠陥判定基準に関する質問(QNA200212)に対する回答案
44-7-5 JEAG 4208-2005の引用
44-7-6 図 添付E-2-SA-5で記載されているn値の表
44-8-1 材料規格(案)書面投票結果への対応
44-8-2 発電用原子力設備規格 材料規格(2006年版)
44-8-3 設計・建設規格2001年版付録材料図表JIS規格年版の読替規定
44-8-4 設計・建設規格2005年版付録材料図表JIS規格年版の読替規定
44-8-5 設計・建設規格にもとづき購入したJIS規格材料の使用に関する規定
44-8-6 設計・建設規格2001年版及び設計・建設規格2005年版における材料関係JIS年度比較表
44-9 溶接規格改訂(案) 書面投票コメント及び回答(案)
44-10-1 沸騰水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格(2006年版)
44-10-2 BWR配管減肉管理技術規格案(公衆意見受付版)からの修正一覧
44-10-3 沸騰水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格に対する意見
44-10-4 沸騰水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格講習会(案)
44-10-5 加圧水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格(2006年版)
44-10-6 PWR配管減肉管理技術規格案(公衆意見受付版)からの修正一覧
44-10-7 加圧水型原子力発電所配管減肉管理に関する技術規格公衆意見対応(案)
44-10-8 PWR配管減肉管理技術規格講習会の開催基本計画(案)
44-11-1-1 環境疲労評価手法日英対比表
44-11-1-2 環境疲労評価手法日英対比表コメント集約表
44-11-2 環境疲労評価手法正誤表
44-12-1 金属キャスク構造規格の改訂について
44-12-2 金属キャスク構造規格新旧対比表
44-12-3 使用済燃料貯蔵施設規格 金属キャスク構造規格(改訂案)
44-13-1 設計・建設規格第U編 高速炉規格 材料強度基準の改訂案について
44-13-2 設計・建設規格第U編 高速炉規格の修正について
44-14-0 原子力専門委員会運営に関する課題リスト
44-14-1 質疑応答の運営に関する審議要領改訂の提案
44-14-2 「事例規格に関する公衆審査の特例」の提案
44-14-3 機械学会規格のTechnical
Base Documentの機械学会論文集等への投稿について(案)
44-15-1 設計・建設分科会報告
44-15-2 維持規格分科会報告
44-15-3 欠番
44-15-4 欠番
44-15-5 環境疲労評価分科会報告
44-15-6 欠番
44-15-7 コンクリート製格納容器規格分科会報告
5.議事
(1)前回議事録の確認
前回議事録案の確認を行い、原案通り承認した。
(2)投票結果他報告
原子力専門委員会投票の結果が次の通り報告された。
No.85 発電用原子力設備規格 維持規格追補 差圧検出/ほう酸水注入配管の個別検査規定案の承認:反対意見があるため提案者にて対応を検討中
No.86 発電用原子力設備規格 溶接規格改訂案の承認:一部項目に反対意見があるため提案者にて対応を検討中
No.87 発電用原子力設備規格 設計・建設規格追補案の承認:一部項目に反対意見があるため提案者にて対応を検討中
No.88 発電用原子力設備規格 維持規格追補 ピーニング方法における検査の記載内容改訂案の承認:反対意見があるため提案者にて対応を検討中
No.89 原子力専門委員会委員候補(山田知穂氏)の委員就任に対する承認:可決
設計・建設規格に関して新たに質問が受け付けられたことが報告された。
PWR・BWR配管減肉管理に関する技術規格の公衆意見受付結果が報告された。なお、原子力サブタスクより「受付期限後に保安院より意見の提出があった。正式な意見としては受理しないが、内容を検討して必要なものは次回改訂版に反映する」と報告があった。
(3)規格委員会報告
第37回規格委員会の審議結果が報告された。
「民間規格の開発に関する提言」(中間取りまとめ)が作成され、保安院に提出されたことが紹介された。意見があれば事務局に送付することとなった。
ASME/BNCSと規格委員会とが合同で規格基準ワークショップを来年4月に日本で開催する予定であることが紹介された。
(4)リスクベース検査作業会活動状況の紹介
リスクベース検査作業会の酒井主査が原子力安全委員会リスク情報タスクフォースでリスクベース検査作業会の活動状況を報告したことが紹介された。
(5)原子力専門委員会委員/分科会委員の承認
新任候補・再任候補及び退任委員が次の通り紹介された。審議の結果、新任候補・再任候補の委員就任を異議なく承認した。
原子力専門委員会
新任 山田知穂 氏
退任 青木昌浩 委員
設計・建設分科会
新任 高橋嘉明 氏 松澤 寛 氏
再任 齋藤 格 委員 辻 延昌 委員 笠原直人 委員
鵜飼 勝 委員
退任 小島千秋 委員 栗原幹雄 委員
維持規格分科会
新任 高橋嘉明 氏
退任 小島千秋 委員
材料分科会
新任 高橋嘉明 氏
再任 村上弘良 主査 浅山 泰 副主査 平野 廣 幹事
安田裕司 委員
退任 小島千秋 委員 片田康行 委員
溶接分科会
新任 大山賢一 氏
使用済燃料貯蔵施設分科会
新任 宮田賢司 氏
再任 望月信一 委員 中川雄介 委員
退任 大西一成 委員
コンクリート製格納容器規格分科会
再任 大坂雅昭 委員
退任 宮 健三 委員
環境疲労評価分科会
新任 齋藤利之 氏
退任 金澤 寧 委員
(6)事例規格「弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」について
前回の専門委員会で規格の概要を説明した時のコメントに対する回答が説明された。規格案の専門委員会投票を実施することを異議なく承認した。
(7)設計・建設規格の質問回答案について
QNC200506に対する回答案を異議なく承認した。
QNC200501に対する回答案を賛成多数(賛成20、反対1)で承認した。
回答が遅れているQNC200102の検討状況が報告された。
(8)設計・建設規格2007年追補版について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。
項目No.1は反対意見が取り下げられた。ただしコメントを反映して技術的な修正が行われているので、専門委員会投票を再度実施し、可決されれば規格委員会に諮ることを賛成多数(賛成19、反対2)で承認した。なお、退任委員からのコメントの処理について三役で検討することした。
項目No.2は反対意見が取り下げられなかった。分科会に持ち帰り再検討することとした。
項目No.6は反対意見が取り下げられ、可決された。また、コメント対応のための修正は編集上の修正とすることが承認された。
項目No.16は、「配管反力による応力は二次応力であることを認識したうえで一次応力としての制限も適用している」ということが明確に分かるように表現を見直す方向で分科会に持ち帰り再検討することとした。
なお、項目No.9は投票対象外であるため、審議は行われなかった。
上記以外の各項目のコメントへの対応はコメント者の了解が得られ、また、対応に伴う修正があるものはすべて編集上の修正であることを異議なく承認した。
(9)設計・建設規格2005年版の正誤表について
誤記訂正の正誤表を発行することが提案された。編集上の修正として、正誤表の発行を異議なく承認した。なお、クラス1支持構造物の許容応力に関する項目(I-8-13,14頁)の訂正後の文章は日本語がわかりにくく意味が誤解されるという指摘があり、分科会で再検討することとした。
(10)質疑応答の年度版読替え表について
質疑応答に対応したJIS年度読替え表を作る案が紹介された。幹事会で内容を検討することとした。
(11)事例規格「設計・建設規格に引用されているJIS年度版の読み替え」について
規格案の概要が紹介された。
(12)維持規格追補「差圧検出/ほう酸水注入系配管の個別検査規定」について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。反対意見が取り下げられ、可決された。
投票のコメントを反映した修正は編集上の修正であることを異議なく承認した。
(13)維持規格追補「ピーニング方法に係る施工前検査方法の記載内容改訂」について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。
反対意見を投じた委員は、渦流探傷試験の適用規格を追記する(他規格など、規格制定状況の説明を加える)ことを条件に反対意見を取り下げることとなり、修正案を分科会で作成し、専門委員に送付して内容を確認してもらうこととした。
「その結果、反対意見を投じた委員が修正案を了承し、反対意見を取り下げ、他の委員も含め、委員が修正案を編集上の修正として認めるならば、規格案は可決とする」ことを、異議なく承認した。
(14)維持規格の質問回答案について
QNA200210に対する回答案を、「定点サンプリングではボルトを特定する必要があります。」という文章を追記してわかりやすくすることを条件に、賛成多数(賛成19、保留1)で承認した。
QNA200212に対する回答案を賛成多数(賛成19、保留1)で承認した。
(15)維持規格追補「JEAG4208-2005の引用」について
追補案が説明された。専門委員会投票を実施することを異議なく承認した。
(16)維持規格追補「図 添付E-2-SA-5で規定されているn値の表」について
追補案が説明された。単位換算の値を確認することを条件に、編集上の修正であることを賛成多数(賛成19、反対1)で承認した。
(17)材料規格について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。「修正が編集上の修正であるかどうかの判断は専門委員会三役に一任し、三役の確認後に規格委員会に諮る」ことを賛成多数(賛成19、保留1)で承認した。
(18)事例規格「設計・建設規格付録材料図表JIS規格年版の読替規定」について
前回の専門委員会におけるコメントを反映して事例規格を2001年版と2005年版とに分割したことが報告された。専門委員会投票を実施することを異議なく承認した。
(19)事例規格「設計・建設規格にもとづき購入したJIS規格材料の使用に関する規定」について
事例規格案が説明された。それとあわせて、材料分科会で「このような事例規格を作ると、すべてのJIS年版をカバーできることになってしまうので、工業標準化法の趣旨に鑑みて不適切ではないか。また、設計・建設規格本体でJIS年版を指定する意味がなくなるのではないか」という議論があったことが紹介された。
討議の結果、「この事例規格を作ることに問題はない。JIS年版の指定は必要である」という結論となった。
(20)溶接規格改訂版について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。
項目No.1,7,22はコメントを反映して技術的な修正が行われているので、専門委員会投票を再度実施することを異議なく承認した。
項目No.14は分科会より提案を取り下げることが報告された。
上記項目以外の各項目の修正はすべて編集上の修正であることを異議なく承認した。
(21)BWR配管減肉管理に関する技術規格について
公衆意見受付のコメント回答案が説明された。回答案を賛成多数(賛成19、反対1)で承認した。ただし「規格の方針のみを簡潔に説明すればよい」という意見もあったことを、規格委員会に諮る際に付言することとした。
誤記等の修正について、すべて編集上の修正であることを異議なく承認した。
講習会実施案の概要が紹介された。
(22)PWR配管減肉管理に関する技術規格について
公衆意見受付のコメント回答案が説明された。回答案を異議なく承認した。
誤記等の修正について、すべて編集上の修正であることを異議なく承認した。
講習会実施案の概要が紹介された。
(23)環境疲労評価手法の英訳版について
英訳版の内容が説明され、あわせて、委員に資料を事前送付した際のコメントに対する回答が説明された。英訳版を異議なく承認した。なお、表紙に「これは英訳であって、和文が正である」旨を記載するように森下委員長から指示があった。
(24)環境疲労評価手法の誤記修正について
誤記訂正が提案された。編集上の修正であることを異議なく承認した。
(25)金属キャスク構造規格改訂版について
改訂版の作成状況が報告された。改訂案を委員が各自一読して、コメントがあれば9月末日までに事務局に連絡することとした。
(26)高速炉規格追補「材料強度基準の改訂案」について
追補案が説明された。専門委員会投票を実施することを賛成多数(賛成16、保留1)で承認した。なお、
・規格値より低くなった物性データを採取したもんじゅの材料の製造条件を調べて、吉田委員に回答する。
・投票実施時には、規格の改訂された姿がわかるようにする。規格の解説も付ける。
の2点を条件とした。
(27)高速炉規格の誤記修正について
誤記訂正が提案された。編集上の修正であることを賛成多数(賛成16、保留1)で承認した。
(28)質疑応答に関する審議要領の改訂について
運営検討タスクに諮ったがコメントを付けられて差し戻されたことが報告された。一部表現を修正して原案のまま規格委員会に再度提案することを異議なく承認した。
(29)事例規格の公衆審査に関する特例について
運営検討タスクに諮ったがコメントを付けられて差し戻されたことが報告された。原案のまま規格委員会に再度提案することを異議なく承認した。
(30)機械学会規格のTechnical
Base Documentの機械学会論文集等への投稿について
今後はTechnical
Base Documentの投稿及び口頭発表を原則として実施するという案が紹介された。原則ではなく努力規定にとどめるべきだという意見があった。
(31)分科会報告
各分科会の審議状況が報告された。
6.次回開催予定
日時:2006年11月14日(火) 10:00〜17:00
以 上