第46回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
1.日 時:2007年2月28日(水)10時00分〜17時50分
2.場 所:日本機械学会 第1会議室
3.出席者:(委員24名中;出席者17名、代理者3名)
森下(JAEA)、小山(三菱重工)、永田(日立)、中村(関電)、三木(富士電機システムズ)、高橋(電中研)、片田(NIMS)、植田(原電)、齋藤(原技協)、関(火原協)、波木井(東電)、鈴木(中電)、船田(JNES)、兼近(鹿島)、楠橋(JSW)、山田(保安院)、平山(東芝)
代理者:鹿島(電中研:小林代理)、杉江(原技協:小木曽代理)、長谷川(電気協会:国則代理)
欠席者:渡部(筑波大)、酒井(東大)、吉田(発電技検)、飯井(福井大)
オブザーバ:三枝(電中研)、宮田(関電)、丸岡(JNES)、中谷(OCL)、赤松(神戸製鋼)、山本(三菱重工)、清水(日立)、川本(リサイクル燃料貯蔵)、朝田(三菱重工)、堂崎(原電)、村上(原子力学会)、清水(原子力安全委員会事務局)
(敬称略)
事務局:鎌原
4.配布資料
46-1 第45回原子力専門委員会議事録案
46-2-1 投票結果
46-2-2 新規質問および未回答質問
46-3-1 第39回発電用設備規格委員会議事録案
46-3-2 日本機械学会の組織運営の指針/標準規格センターの今後の活動に関して
46-4 原子力専門委員会委員/分科会委員(案)
46-5-1 金属キャスク構造規格改訂案書面投票内容に対する回答及び対応
46-5-2 金属キャスク構造規格新旧対照表(専門委員会書面投票コメント反映改正版)
46-5-3 金属キャスク構造規格(改訂案)(改正1)
46-5-4 金属キャスク構造アルミ合金バスケットの構造並びに材料特性例及び応力・ひずみ評価例
46-6-1 設計・建設規格 材料関連質問の回答案
46-6-2 材料規格案 規格委員会投票コメントの回答案
46-7-1 「設計・建設規格」への質問回答案件
46-7-2 事例規格「弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」原子力専門委員会書面投票(No.90)コメント回答及び事例規格案 改訂版
46-7-3 管継手、フランジ及び使用材料のJIS年度版の読み替えに関する事例規格の提案 原子力専門委員会書面投票コメントへの対応案
46-7-4 設計・建設規格(第T編)2005年版 正誤表提案
46-8-1 維持規格質問(QNA200401)への回答(案)
46-9-1-1 質問QNB200103の回答(案)
46-9-1-2 質問QNB200104の回答(案)
46-9-1-3 質問QNB200105の回答(案)
46-9-1-4 質問QNB200107の回答(案)
46-9-2 規格委員会 溶接規格改訂(案) 書面投票コメント及び回答(案)
46-9-3 「溶接規格」2007年改訂版(案)のパブリックコメント提案
46-10-1 高速炉規格 材料強度基準改訂案 専門委員会書面投票(NU-95)コメント回答案
46-11-1 原子力専門委員会運営に関する課題リスト
46-11-2 原子力専門委員会での効率的な審議への提案
46-11-3 疲労評価に関するタスクグループの設置提案
46-11-4 人材育成等に関する検討タスクグループ(仮称)の設置提案
46-11-5 原子力専門委員会投票(No.99)反対意見への対応について
46-12-1 設計・建設分科会報告
46-12-2 維持規格分科会報告
46-12-3 環境疲労評価分科会報告
46-12-4 コンクリート製格納容器規格分科会報告
46-13 JSME-ASME原子力規格ワークショップについて
5.議事
(1)柴田委員ご逝去について
柴田委員(JAEA)が逝去されたことが報告された。出席者全員で黙祷を行った。
(2)前回議事録の確認
前回議事録案の確認を行い、原案通り承認した。
(3)投票結果他報告
原子力専門委員会投票の結果が次の通り報告された。
No.95 発電用原子力設備規格 設計・建設規格第U編追補 材料強度基準の改訂案の承認:可決
No.96 使用済燃料貯蔵施設規格 金属キャスク構造規格改訂案の承認:反対意見があるため提案者にて対応を検討中
No.97 発電用原子力設備規格 設計・建設規格 事例規格 設計・建設規格2005年版「管の設計」(管継手、フランジ)のJIS規格年版の読替規定案の承認:可決
No.98 発電用原子力設備規格 設計・建設規格 事例規格 設計・建設規格2005年版付録材料図表JIS規格年版の読替規定案の承認:可決
No.99 専門委員会運営規約改正案の承認:反対意見があるため提案者にて対応を検討中
規格委員会投票の結果が次の通り報告された。
No.60 発電用原子力設備規格 溶接規格改訂案(一部)の承認:可決
No.61 発電用設備規格委員会 運営規約(案)の承認(二次投票):可決
No.62 発電用原子力設備規格 維持規格追補 JEAG4208-2005の引用案の承認:可決
No.63 発電用原子力規格 材料規格案の承認:反対意見があるため提案者にて対応を検討中
溶接規格および設計・建設規格に関して新たに質問が受け付けられたことが報告された。
(4)規格委員会報告
第39回規格委員会の審議結果が報告された。規格委員会において機械学会筆頭副会長より機械学会の組織運営のルールを遵守するように指示があったことが報告された。
(5)原子力専門委員会委員/分科会委員の承認
新任候補・再任候補及び退任委員が次の通り紹介された。審議の結果、新任候補・再任候補の委員就任を異議なく承認した。
原子力専門委員会
再任 酒井信介 委員
逝去 柴田勝之 委員
(追記:後日、酒井委員より退任の申し出があった)
設計・建設分科会
新任 佐々木慶治 氏
退任 川端邦博 委員
維持規格分科会
新任 菊池正明 氏 若井隆純 氏
再任 鹿島光一 主査 野村友典 副主査 小山幸司 幹事
飯井俊行 委員
退任 小林英男 委員 浅山泰 委員
逝去 柴田勝之 委員
溶接分科会
再任 藤岡和俊 委員 愛川裕志 委員 小出宏夫 委員
使用済燃料貯蔵施設分科会
再任 三枝利有 主査 丸岡邦男 幹事 藤原寛明 幹事
吉村英二 委員 広瀬誠 委員 赤松博史 委員
中谷高久 委員 岩佐和生 委員 清水仁 委員
川本敦史 委員
退任 金津努 委員 田沢雄二郎委員 武仲五月 委員
認証・認定分科会
新任 清水直哉 氏
再任 愛川裕志 委員 風間英明 委員
退任 三角竜二 委員
配管破損防護設計分科会
逝去 柴田勝之 委員
コンクリート製格納容器規格分科会
新役員 瀧口克己 副主査
新任 橘高義典 氏
再任 佐藤邦彦 委員
環境疲労評価分科会
新任 実金一成 氏
退任 守田聡 委員
(6)EPDを用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定について
専門委員会書面投票での反対意見を反映して規格案を一部修正したこと、および、反対意見者が修正内容を了解して反対意見を取り下げたことが報告された。反対意見が取り下げられたので、本案は可決された。
規格案の修正が編集上の修正であることを異議なく承認した。
規格委員会に書面投票実施を提案することを異議なく承認した。
(7)金属キャスク構造規格改訂案について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。回答内容はすでに意見者の了解を得ていることが合わせて報告された。
これに伴う規格案の修正に技術上の修正が含まれているため、2週間の期間で再投票を実施することを、異議なく承認した。再投票の対象箇所は前回投票時からの修正箇所のみとすることとした。また、投票用資料は本日配布されたものをそのまま使うこととした。
再投票で可決されれば規格委員会に書面投票実施を提案することを異議なく承認した。
なお、「設計・建設規格や溶接規格の表現に合わせた書き方をしている箇所で、文章の意味がわかりにくい箇所がある。設計・建設規格や溶接規格の側で文章の修正を検討して欲しい」との意見があった。意見者より修正案を設計・建設分科会および溶接分科会に提出し、各分科会で検討することとした。
(8)規格追補版の追補箇所のマーキング方法について
現状では設計・建設規格では「A」、維持規格では「追」の略号を使用しており、マーキング方法が統一されていないという問題提起があった。対応案について非公式投票(straw vote)を行ったところ
統一しない:7、「A」に統一する:3、「追」に統一する:5、保留:2
となった。どの対応案も過半数の得票に達しなかったため、対応は当面定めないこととした。
(9)専門委員等の再任制限の撤廃について
書面投票の反対意見者より「人材育成について検討するタスクを設置するなら反対意見を取り下げる」旨の申し入れがあったことが報告された。
人材育成等に関する検討タスクグループを設置することを異議なく承認した。当面は森下委員長と中村委員をタスクメンバーとして、追加のメンバーは別途個別に依頼することとした。
タスクの設置が承認されたため、本案は可決となった。反対意見者は本日欠席のため、念のため事務局より反対意見の取下げを後刻確認することとした。
(10)疲労評価に関するタスクグループの設置について
疲労評価に関するタスクグループを設置することを異議なく承認した。タスクメンバーは委員長と副委員長で候補者を選定して個別に依頼することとした。
(11)委員会の効率的な審議について
委員会の審議を効率的に進めるために、質問回答の審議と編集上の修正の審議について
案1:各委員に審議資料を委員会開催前に事前送付する。
案2:少人数の作業チームを作り、審議内容の事前審査を行う。
の2つの案が提案された。非公式投票を行ったところ
質問回答の審議 案1:15、案2:2
編集上の修正の審議 案1:13、案2:4
となった。案1の方向で、幹事会で更に検討することとした。
(12)保安院での技術評価状況について
き裂60°制限撤廃の事例規格およびシュラウドの個別検査規定が、保安院の技術評価で了解を得られずにいることが報告された。
問題点を整理し、規格委員会に状況を報告し、保安院との協議などの対応を依頼することとした。状況の報告は維持規格分科会でまとめることとした。
(13)設計・建設規格の質問回答案について
質問QNC200131、QNC200132、QNC200515、QNC200135、QNC200136への回答案を異議なく承認した。
(14)フランジ及び使用材料のJISの年度版の読み替えに関する事例規格について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。回答の内容を了承した。コメントに対応した修正はすべて編集上の修正であることを、異議なく承認した。
規格委員会に書面投票実施を提案することを異議なく承認した。
(15)設計・建設規格2005年版の正誤表について
誤記訂正の正誤表を発行することが提案された。編集上の修正として、正誤表の発行を異議なく承認した。
(16)維持規格の質問回答案について
質問QNA200401への回答案を異議なく承認した。
(17)溶接規格の質問回答案について
質問QNB200103への回答案に対して、「質問は『その他の場合は考えられるのでしょうか』と聞いているのに、回答では『その他の場合』について答えていない」「耐圧試験の困難性の判断に具体的な要件を示すのは、規格に新たな条件を追加することになる」との意見があった。分科会で回答案を再検討することとした。
質問QNB200104への回答案に対して、「測定値の2捨3入を認めておいて、測定値0.48mmを0.5mmと丸めるのを許さないのは矛盾している」「そもそも引用元のJEAC4206(1991)で2捨3入を認めているのかどうか不明」との意見があった。分科会で回答案を再検討することとした。
質問QNB200105への回答案に対して、「今後の規格改訂を検討する旨の記載を削除するべき」との意見があった。当該箇所を削除することを条件として、回答案を賛成多数(賛成16、保留1、棄権1)で承認した。
質問QNB200107への回答案を賛成多数(賛成16、保留1、棄権1)で承認した。
(18)溶接規格改訂版について
規格委員会投票のコメントに対する回答案が説明された。規格委員会に提出することを賛成多数(賛成17、棄権1)で承認した。
専門委員会で反対意見が出ている2件の項目を除外した状態で公衆審査に進むことが提案された。提案を賛成多数(賛成17、棄権1)で承認した。
(19)高速炉規格追補「材料強度基準の改訂案」について
専門委員会投票のコメントに対する回答が説明された。回答の内容を了承した。コメントに対応した修正はすべて編集上の修正であることを、賛成多数(賛成17、棄権1)で承認した。
(20)設計・建設規格の質問回答案(材料関係)について
質問QNC200137、QNC200516(一部のみ)への回答案を賛成多数(賛成17、保留1)で承認した。「JIS年版の読み替えを質問回答の形で処理するべきでないという議論が以前にあったはずだ」との意見があったため、事務局で経緯を確認し、問題がなければ回答を質問者に送付することとした。
(21)材料規格案について
規格委員会投票のコメントに対する回答案が説明された。規格委員会に提出することを異議なく承認した。なお、本日の討議を反映した回答案の見直し版を作成し、各専門委員に送付して確認してもらうこととした。
規格委員会で反対意見が取り下げられない場合は2次投票の実施を提案することを異議なく承認した。
(22)専門委員会運営に関する課題リストについて
運営課題リストが紹介された。規格策定のロードマップ案を次回委員会に提示できるよう委員会の代表メンバーで検討することとした。
(23)分科会報告
各分科会の審議状況が報告された。
コンクリート製格納容器(CCV)規格分科会より、CCV規格に引用する予定のJEAG4601の改訂時期に合わせて規格の発行を2008年に遅らせたいとの提案があった。原子力専門委員会としては各規格の発行時期を2008年から統一しようと計画しているので、提案のとおりにしても問題ないものとして了承した。なお、JEAGの引用についての考え方を分科会でまとめることとした。
溶接分科会よりCCV分科会に、「溶接継手に関する規定は各設備の規格に入れるという方針を溶接関係規格調整タスクで決めているので、CCVの溶接継手設計をCCV規格に入れて欲しい」という要望が出された。溶接分科会よりCCV分科会に規定の素案を提示して、CCV分科会で検討することとした。
(24)JSME-ASME原子力規格ワークショップについて
4月26日に題記のワークショップを名古屋で実施することが紹介された。
6.次回開催予定
日時:2007年5月29日(火) 10:00〜17:00
以 上