第48回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
1.日 時:2007年8月29日(水)10時00分〜20時00分
2.場 所:日本機械学会 第1会議室
3.出席者:(委員20名中;出席者18名、代理者1名)
森下(JAEA)、小山(三菱重工)、永田(日立)、渡部(筑波大)、高橋(電中研)、植田(原電)、齋藤(原技協)、波木井(東電)、鈴木(中電)、小木曽(カワサキ)、船田(JNES)、吉田(発電技検)、飯井(福井大)、平山(東芝)、国則(電気協会)、三木(富士電機システムズ)、中村(関電)、鬼沢(JAEA)
代理者:児玉(大成建設:兼近代理)、野村(関電:午後のみ中村代理)
欠席者:粟飯原(東大)
オブザーバ:佐久間(保安院)、三浦(JSW)、稲田(電中研)、加納(原燃)、大枝(原燃)、三枝(電中研)、丸岡(JNES)、山本(三菱重工)、広瀬(原燃輸送)、山田(中電)、鹿島(電中研)、堂崎(原電)、瀬良(関電)、笹田(北電)、岡部(三菱重工)、川原(九電)、田中(九電)、大谷(電事連)、石沢(東電)、高橋(東電)、小野(東電)、村上(原子力学会)、杉江(原技協)
(敬称略)
事務局:鎌原
4.配布資料
48-1 第47回原子力専門委員会議事録案
48-2-1 投票結果
48-2-2 新規質問および未回答質問
48-3 第41回発電用設備規格委員会議事録案
48-4 原子力専門委員会委員/分科会委員(案)
48-5-1 (欠番)
48-5-2 金属キャスク構造規格 新旧対照表(公衆審査版修正案)
48-6-1 「設計・建設規格」への質問回答案件
48-6-2 事例規格NC-CC-003「弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」意見受付結果
48-6-3 【中間報告】設計・建設規格事例規格「BWR配管における混合ガスの燃焼による配管損傷に対する考慮」策定状況
48-6-4 「設計・建設規格 第T編」2008年版改訂案について(提案)
48-6-5 「設計・建設規格 第T編」2007年版追補版について(提案)
48-7-1 CCV規格の改定方針について
48-7-2 耐震設計審査指針改訂の概要について
48-7-3 CCV規格への新耐震方針の反映について(耐震設計審査指針の改訂を反映した地震荷重に関する記述方法の案)
48-8-1 差圧検出/ほう酸水注入系配管の個別検査規定の作成
48-8-2-1 保全プログラムの高度化に係る検討状況について
48-8-2-2 原子炉停止間隔変更に伴う維持規格(検査章・評価章)の解説等一部改訂について(提案)
48-8-2-3 原子炉停止間隔変更の蒸気発生器伝熱管試験程度規定への影響評価(補足説明資料)
48-8-2-4 IB-2500 蒸気発生器伝熱管試験方法の改訂(案)
48-9-1 発電用原子力設備規格 材料規格書面投票における発電用設備規格委員会前川委員の反対意見対応について
48-9-2 原子力発電用規格JSME-N15圧力容器用耐食ステンレス鋼鍛鋼品GSUSF316等のJIS化について
48-10-1 質問QNB200108回答(案)
48-10-2 質問QNB200110回答(案)
48-10-3 溶接規格2007年改訂版 誤記訂正
48-10-4 溶接規格改訂(案)に対する原子力専門委員会再書面投票状況及び今後の対応(案)
48-10-5 NDE実施時期の明確化
48-10-6 デルタフェライト量の規定追加
48-11-1 原子力専門委員会投票「再処理設備分科会の設置案の承認」への意見と対応
48-11-2-1 再処理設備分科会名簿案(委員承認用)
48-11-2-2 再処理設備分科会名簿案(役員承認用)
48-12-1 原子力専門委員会運営に関する課題リスト
48-12-2 技術評価対応検討タスク 活動状況報告
48-12-3 原子力専門委員「人材育成等に関する検討タスクグループ」活動状況報告
48-12-4 疲労評価タスクグループ活動方針(案)
48-12-5 機械学会発電用原子力設備規格整備に関するロードマップ(案)
48-12-6 使用者からの質問に関する指針策定の提案
48-12-7 【No.27】2次投票、再投票の取扱いについて
48-13-1 設計・建設分科会報告
48-13-2 維持規格分科会報告
48-14 配管減肉管理に関する規格及び技術規格改定・充実化に向けた技術戦略マップ(案)
48-15 「原子力関係の規格・基準、標準等の策定計画について」のレビュー依頼
48-16-1 材料専門委員会設置提案への意見
48-16-2 発電用設備規格委員会の組織変更(材料専門委員会の設置)提案に対するコメント集約(案)
48-17 許容応力【注】と強度低減項に関するノート
5.議事
(1)前回議事録の確認
前回議事録案の確認を行い、原案通り承認した。
(2)投票結果他報告
原子力専門委員会投票の結果が次の通り報告された。
No.105 再処理設備分科会の設置案の承認:可決
No.106 原子力専門委員会委員候補の委員就任に対する承認(佐久間氏他3名):可決
規格委員会投票の結果が次の通り報告された。
No.68 使用済燃料貯蔵施設規格 金属キャスク構造規格改訂案の承認:反対意見があったが、提案者より詳細説明をした結果、反対意見は取り下げられた。
溶接規格、設計・建設規格に関して新たに質問が受け付けられたことが報告された。
(3)規格委員会報告
第41回規格委員会の審議結果が報告された。
(4)原子力専門委員会委員/分科会委員の承認
新任候補・再任候補及び退任委員が次の通り紹介された。審議の結果、新任候補・再任候補の委員就任を異議なく承認した。
また、森下委員長の委員長任期が11月末日で満了となるため、次期専門委員会委員長の選挙を書面投票(期間2週間)にて実施することが了承された。
原子力専門委員会
新任 佐久間孝之 氏 三浦立 氏 鹿島光一 氏 安永龍哉 氏
再任 森下正樹 委員長 小山幸司 副委員長 渡部修 委員
高橋由紀夫 委員 三木俊也 委員 国則信二 委員
波木井順一 委員 船田立夫 委員
退任 関弘明 委員 山田知穂 委員 楠橋幹雄 委員
片田康行 委員 小林英男 委員
材料分科会
新任 三浦立 氏 北原一秀 氏
再任 山田浩二 委員 安斎英哉 委員
退任 楠橋幹雄 委員 中條重忠 委員
設計・建設分科会
再任 山田浩二 委員 小木曽誠太郎 委員
維持規格分科会
再任 水谷義弘 委員 村上弘良 委員
溶接分科会
新任 北原一秀 氏 小川誓 氏
退任 中條重忠 委員 永山了一 委員
使用済燃料貯蔵施設分科会
新任 重宗克彦 氏 川村信一 氏
新役員 重宗克彦 副主査
再任 道券禎貴 委員 瀧口克己 委員 嵩英雄 委員
白井孝治 委員 浦部吉雄 委員
退任 宮田賢司 委員 川本敦史 委員
配管破損防護設計分科会
新任 笹田直伸 氏
再任 小林正英 委員
退任 小林英男 主査 鹿島光一 委員 河本貴寛 委員
コンクリート製格納容器規格分科会
新任 野田静男 氏
退任 田中英朗 委員
高温規格分科会
再任 橘幸男 委員 浅山泰 委員
環境疲労評価分科会
新任 西川覚 氏 永田純也 氏
退任 大野祐司 委員 森真子 委員
(5)金属キャスク構造規格改訂案について
公衆審査中に発見された誤記等の修正を、編集上の修正として異議なく承認した。
ただし、検討資料の9ページにある、穴の補強で円筒胴の斜め方向に穴を設ける場合の規定を追加する修正は、採決の結果、編集上の修正として認められなかった(賛成9、反対9、保留1)。また、線膨張係数を熱膨張係数と表記しているなど用語の不統一があるので、幹事会で用語の扱いを別途検討することとした。
(6)設計・建設規格の質問回答案について
質問QNC200102、QNC200514、QNC200517(DC07-001対応分)、QNC200518、QNC200138に対する回答案を異議なく承認した。
ただし、質問QNC200102の項目Aに対する回答案について、「この回答案の前半部分は、引張・せん断・曲げなどの単一の応力で評価すればよいという誤解を与える」という意見があった。当該部分を削除、修文した回答案の修正版が分科会より再提出され、この修正版を異議なく承認した。また、質問QNC200514の回答案の後半部分を「しかし手動探傷の場合には、実際に走査速度および重複率を確認するのは困難であるので、資格を有する探傷者が上記の条件を意識して探傷することでよい。」と修文することとした。QNC200517(DC07-002対応分)については分科会にて再検討することとした。
(7)事例規格「EPDを用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」について
公衆審査にてコメントが1件提出され、回答案を分科会で検討中であることが報告された。
(8)設計・建設規格2008年改訂版について
原子力専門委員会の書面投票を実施することを賛成多数(賛成16、保留2)で承認した。
(9)設計・建設規格2007年追補版について
公衆審査後に発見された誤記等の修正を、編集上の修正として異議なく承認した。
(10)事例規格「BWR配管における混合ガスの燃焼による配管損傷に対する考慮」について
規格案がほぼまとまり、火原協の検討会が規格の技術的根拠を学会論文等の形でオーソライズするのを待っている状態であることが報告された。
(11)コンクリート製格納容器規格(CCV規格)の改訂について
CCV規格改訂の検討状況が報告された。合わせて、耐震設計審査指針の改訂の概要が説明された。
(12)配管減肉管理規格の技術戦略マップについて
配管減肉管理規格の技術戦略マップ案の内容が紹介された。コメントがある場合は9月6日までに事務局に連絡することとした。
(13)3学協会の規格・基準・標準等策定計画について
3学協会協議会で検討している規格・基準・標準等策定計画の内容が紹介された。コメントがある場合は事務局に連絡することとした。(ただし、策定計画の内容は最終的には3学協会の各委員長に一任されるので、コメントが反映されない場合もある)
(14)原子力規格整備に関するロードマップについて
以前に各分科会より提出された規格制定案をもとに、原子力規格整備に関するロードマップを作成中であることが報告された。各分科会にて、それぞれの規格整備の工程表を統一フォーマットで作成することとした。
(15)材料専門委員会の設置について
各専門委員および分科会より意見を募集した結果が報告された。設置に対して肯定的な意見が多かったが、設置の目的や具体的な運営方法を十分に検討すべきとの意見もあった。合わせて、火力専門委員会から意見をいただいたことが報告された。
原子力専門委員会の意見を火力専門委員会に通知すること、および、原子力専門委員会の意見を次回の規格委員会で報告することを了承した。
(16)再処理設備分科会の設置について
原子力専門委員会書面投票でのコメントに対する回答を了承した。
下記の方々を分科会委員として異議なく承認した。
市坪浩二 氏 大枝郁 氏 加納洋一 氏 齋藤格 氏
澄川順二 氏 野島康夫 氏 原島丈朗 氏 水谷義弘 氏
安田祐司 氏 矢野倉幸夫 氏 山名元 氏 山本暁男 氏
下記の委員を分科会役員として異議なく承認した。
主査 澄川順二 委員
副主査 安田祐司 委員
幹事 加納洋一 委員
(17)許容応力と強度低減項について
前回の原子力専門委員会及び規格委員会の審議において、許容応力に時効効果をどのように見込むかが議論になったことを受けて、吉田委員にてASME規格等の現状をまとめたノートを作成したことが報告された。本件については高温規格分科会にて引き続き検討することとした。
(18)維持規格の一部改訂について
原子炉停止間隔の延長が可能となることに伴い、維持規格の一部を改訂することが提案された。本件について原子力専門委員会の書面投票を実施すること、および、原子力専門委員会での可決を前提に規格委員会に書面投票の実施を提案することを、異議なく承認した。
(19)維持規格2007年追補版の公衆審査対応について
公衆審査でのコメントに対する回答案が提出された。「差圧検出/ほう酸水注入配管の漏えい経路の図が小さくてわかりにくい」「目視試験と漏えい検出との関連が文意不明確である」との意見があった。当該部分を修正した回答案の修正版が分科会より再提出され、この修正版を異議なく承認した。
(20)材料規格について
規格委員会の書面投票での反対意見者と討議した結果、規格案に技術上の修正を施すことになったことが報告された。修正箇所について2週間の期限で再投票を実施することを賛成多数(賛成16、保留1)で承認した。原子力専門委員会での可決を前提に規格委員会に書面投票の実施を提案することを、賛成多数(賛成14、保留1、反対2)で承認した。
上記の反対意見以外の保留・参考意見に対する対応がまだ明確になっていないという指摘があった。これらの保留・参考意見に対する対応が編集上の修正であることを電子メールベースで確認・承認することを、賛成多数(賛成15、保留2)で承認した。
(21)原子力用材料のJIS規格化について
材料規格案への反対意見で問題とされた原子力用材料をJIS規格化して現状のJIS規格との食い違いを解消することが提案された。JIS規格化の必要性やJIS規格化申請の手順などが不明確であるとの意見が多かった。次回の原子力専門委員会で継続審議することとした。
(22)溶接規格の質問回答案について
質問QNB200108に対する回答案を賛成多数(賛成13、反対1)で承認した。「対象となる指示模様が不明確である」との少数意見があった。
質問QNB200110に対する回答案を異議なく承認した。
(23)溶接規格2007年改訂版について
公衆審査後に発見された誤記等の修正を、編集上の修正として異議なく承認した。
(24)溶接規格改訂案の未承認箇所について
「PWHTとNDEの実施時期」について、反対意見者との調整の結果、反対意見が取り下げられたことが報告された。規格委員会に書面投票の実施を提案することを、異議なく承認した。
「デルタフェライト量の規定追加」について、反対意見者と調整したが、反対意見が取り下げられていないことが報告された。原子力専門委員会の2次投票を実施することを賛成多数(賛成13、反対1)で承認した。
(25)専門委員会運営に関する課題リストについて
運営課題リストが紹介された。
(26)使用者からの質問に関する指針の策定について
使用者に対して質問の提出方法を指定する指針を作成し、各規格に添付することが提案された。本件を実施することを異議なく承認した。なお、本件は原子力専門委員会が管轄する規格についての実施とし、火力専門委員会との調整は特に行わない。
(27)各タスクの活動状況について
疲労評価タスク、技術評価対応検討タスク、人材育成タスクの活動状況が報告された。
(28)2次投票、再投票の取扱いについて
検討結果がおおむねまとまったことが報告された。
(29)分科会報告
各分科会の審議状況が報告された。
6.次回開催予定
日時:2007年12月4日(火) 10:00〜17:00
以 上