第49回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
1.日 時:2007年12月4日(火)10時00分〜20時00分
2.場 所:日本機械学会 第3・4・5会議室
3.出席者:(委員24名中;出席者21名、代理者1名)
森下(JAEA)、永田(日立)、波木井(東電)、小山(三菱重工)、高橋(電中研)、植田(原電)、齋藤(原技協)、鈴木(中電)、小木曽(カワサキ)、船田(JNES)、吉田(発電技検)、飯井(福井大)、平山(東芝)、国則(電気協会)、三木(富士電機システムズ)、中村(関電)、粟飯原(東大)、鬼沢(JAEA)、佐久間(保安院)、鹿島(電中研)、三浦(JSW)
代理者:堂崎(原電:渡部代理)
欠席者:兼近(鹿島)、安永(神鋼)
オブザーバ:稲田(電中研)、加納(原燃)、大枝(原燃)、高坂(原燃)、澄川(日立)、三枝(電中研)、丸岡(JNES)、山本(三菱重工)、広瀬(原燃輸送)、赤松(神鋼)、清水(日立)、山田(中電)、石沢(東電)、杉江(原技協)、朝田(三菱重工)、和地(三菱重工)、羽田野(東芝)、前田(日立)
(敬称略)
事務局:鎌原
4.配布資料
49-1 第48回原子力専門委員会議事録案
49-2-1 投票結果
49-2-2 新規質問および未回答質問
49-3 第42回発電用設備規格委員会議事録案
49-4 原子力専門委員会委員/分科会委員(案)
49-5-1 原子力専門委員会運営に関する課題リスト
49-5-2 「技術評価対応ガイドライン」(案)の答申
49-5-3 人材育成等に関する検討タスクグループ活動最終報告
49-5-4 【No.27】2次投票、再投票の取扱いについて
49-5-5 質問回答(案)審議要領に関する改訂(電子メールによる審議)提案
49-5-6 【中間報告】溶接関連規格調整タスク
49-5-7 平成20年度の分科会活動計画作成について(案)
49-5-8 原子力専門委員会における各分科会規格案の審議の順番について(提案)
49-6-1 使用済燃料貯蔵施設規格 金属キャスク構造規格改訂案に関する公衆審査伊東氏意見内容に対する回答(案)
49-6-2 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 使用済燃料貯蔵施設分科会キャスク材料検討作業会 設置趣旨
49-7-1 「設計・建設規格」への質問回答案件
49-7-2 事例規格NC‐CC‐005「弾塑性有限要素解析を用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」コメント対応方針と概要
49-7-3-1 設計・建設規格2008年版改訂案 原子力専門委員会書面投票コメント対応案の提案
49-7-3-2 原子力専門委員会110 発電用原子力設備規格 設計・建設規格改訂案(材料規格関連以外)の承認(H19-11/19受信の設計・建設分科会回答に対する意見)
49-7-4 設計・建設規格(第T編)2005年版(2007年追補版)正誤表提案
49-8-0 「維持規格」2008年版/2009年追補に向けた規格改訂提案
49-8-1 保全プログラム構築に伴う維持規格の検討
49-8-2 B‐F,B‐J カテゴリの体積試験範囲
49-8-3 IA‐2525 の修正/目視試験における試験対象部との距離に対する規定
49-8-4 IJG‐2510‐B フロー図の修正(対応するEJGの図も同様)
49-8-5 原子力専門委員会書面投票意見対応における約束事項の反映
49-8-6 フェライト鋼容器と管との接合部における機器区分の解説の見直し
49-8-7 添付E‐5 [応力拡大係数の算出]応力拡大係数算出式の追加
49-8-8 RB‐2910 ウェルドオーバーレイ工法規格案
49-9-1 発電用原子力設備規格 材料規格(2007年版)
49-9-2 発電用原子力設備規格 材料規格案「第3回原子力専門委員会書面投票」結果に対する対応案
49-9-3 規格委員会書面投票(第1回)に対する材料規格対応案
49-10-1-1 質問QNB200111の回答(案)
49-10-1-2 質問QNB200112の回答(案)
49-10-1-3 質問QNB200113の回答(案)
49-10-2 デルタフェライト量の規定追加
49-10-3 NDE実施時期の明確化
49-10-4 溶接規格 改訂(案)原子力専門委員会 書面投票提案 溶接分科会「溶接規格」改訂(案)提案項目一覧
49-11-1 設計・建設規格第U編高速炉規格条文適用に関する質問に対する回答案
49-12-1 再処理設備分科会 活動趣意書
49-12-2 再処理設備 設計規格について
49-13-1 設計・建設分科会報告
49-13-2 維持規格分科会報告
49-13-5 環境疲労評価分科会報告
49-13-6 溶接分科会 活動報告
49-13-9 再処理設備分科会報告
49-14 許容応力【注】と強度低減項に関するノート
49-14-2 原子力専門委員会資料48-17「許容応力【注】と強度低減項に関するノート」について
49-15 技術戦略マップに対する原子力専門委員会からのコメントに対する回答案
49-15-2 加圧水型原子力発電所における流体流れによる配管減肉事象のデータ分析について
49-15-3 沸騰水型原子力発電所の配管減肉に関するフィールドデータの分析
5.議事
(1)新三役の選任
書面投票の結果、原子力専門委員会委員長として森下委員が選任されたことが報告された。森下新委員長より、新副委員長として永田委員が指名された。新委員長と新副委員長の協議により、新幹事として波木井委員が指名された。
(2)前回議事録の確認
前回議事録案の確認を行い、原案通り承認した。
(3)投票結果他報告
原子力専門委員会投票の結果が次の通り報告された。
No.107 発電用原子力設備規格 材料規格案の承認:反対票あり
No.108 発電用原子力設備規格 維持規格追補 原子炉停止間隔の変更に伴う解説等の一部改訂案の承認:可決
No.109 発電用原子力設備規格 溶接規格追補 デルタフェライト量の追加規定案の承認:可決
No.110 発電用原子力設備規格 設計・建設規格改訂案(材料規格関連以外)の承認:一部可決、一部反対票あり
No.111 発電用原子力設備規格 設計・建設規格改訂案(材料規格関連)の承認:一部可決、一部反対票あり
No.112 次期原子力専門委員会委員長の選任:森下候補が選任された
規格委員会投票の結果が次の通り報告された。
No.69 発電用原子力設備規格 溶接規格追補 PWHTとNDEの実施時期規定案の承認:可決
No.70 発電用原子力設備規格 維持規格追補 原子炉停止間隔の変更に伴う解説等の一部改訂案の承認:可決
溶接規格、設計・建設規格に関して新たに質問が受け付けられたことが報告された。
(4)規格委員会報告
第42回規格委員会の審議結果が報告された。
(5)原子力専門委員会委員/分科会委員の承認
新任候補・再任候補及び退任委員が次の通り紹介された。審議の結果、新任候補・再任候補の委員就任を異議なく承認した。
原子力専門委員会
再任 小木曽誠太郎 委員 吉田和夫 委員 齋藤格 委員
兼近稔 委員
設計・建設分科会
再任 永田徹也 主査 朝田誠治 委員
材料分科会
新任 松澤寛 氏
退任 船田立夫 委員
溶接分科会
再任 中林健一 委員 佐藤正俊 委員
高温規格分科会
新任 芋生和道 氏
環境疲労評価分科会
再任 中村隆夫 主査 樋口洵 副主査 楠丈弘 委員
大井範明 委員 坂口克美 委員 関村直人 委員
波木井順一 委員
使用済燃料貯蔵施設分科会(資料49-4には未掲載だが、分科会より追加の申し出があった)
新任 松田 昭博 氏 土田 孝之 氏
(6)専門委員会運営に関する課題リストについて
運営課題リストが紹介された。
(7)技術評価対応検討タスクについて
タスクにおける検討が完了し、「技術評価ガイドライン」(案)を答申として作成したことが報告された。答申を規格委員会に上程することを異議なく承認した。佐久間委員より、保安院では来年2〜3月の基準評価WGで行う技術評価をこのガイドラインに沿って行うことへの要望があるとの説明があった。
(8)人材育成検討タスクについて
タスクにおける検討が完了したことが報告され、人材育成に関する提言が答申として提出された。答申内容を異議なく承認し、具体的な規約等の変更を検討することとなった。次のような質疑応答があった。
・出席率や投票率の下限制限値の根拠は何か?
→ASMEの規定を参考にした。あくまで具体例であって、拘束力は持たない。
・作業会の経験がないと分科会の委員になれないというのは、当人の所属組織によっては厳しい条件となるのではないか?
→作業会の経験があると望ましいという意味である。
・在任10年でフェロー(仮称)に推薦されなかった委員は退任となるのか?
→引き続き委員として在任していただいてよい。
(9)2次投票・再投票の取扱いについて
2次投票・再投票の取扱いを明確にするための運営規約および審議要領の改正案が完成したことが報告された。改正案を規格委員会に提案することを異議なく承認した。
(10)質問回答案の審議の電子化について
質問に対して迅速に回答できるようにするために、質問回答案の審議および採決を電子メールで実施できるようにすることが提案された。
これに対して、
・質問にすぐに回答できるようにすると安易な質問が増える恐れがある。
・会合の場で話を聞かないと、質問の意味や自分以外の委員の意見がわかりにくい。
・審議および採決の電子化のためには審議要領を改定する必要がある。
などの意見が出された。
提案の採決を行ったところ賛否が分かれた(賛成12、反対5、保留2)ため、本件は幹事会で引き続き検討することとした。
(11)溶接関連規格調整タスクについて
タスクの検討状況が報告された。現在の検討方針に添って検討を続け、関連する分科会に検討結果の反映を依頼することを、異議なく承認した。
(12)平成20年度の分科会活動計画作成について
各分科会に対して次年度の活動計画の策定を依頼することを異議なく承認した。
(13)各分科会の審議の順番について
原子力専門委員会における各分科会の審議の順番をローテーション方式にすることを了承した。
(14)金属キャスク構造規格改訂案について
公衆審査意見に対する回答案を賛成多数で承認した(賛成18、保留2)。ただし、材料LF5の使用条件および関連するASME事例規格の廃止については、事実を再確認して修文し、三役の確認を受けたうえで規格委員会へ提案することとした。
使用済燃料貯蔵施設分科会の下にキャスク材料検討作業会を設置したことが報告された。
(15)設計・建設規格の質問回答案について
質問QNC200517(DC07-002対応分)、QNC200519に対する回答案を異議なく承認した。
(16)事例規格「EPDを用いたクラス1容器に対する強度評価の代替規定」について
公衆審査意見に対する回答案を賛成多数で承認した(賛成21、保留1)。ただし、将来の高度化に関する文言は規格の解説には記載しないこととした。
(17)設計・建設規格2008年改訂版について
原子力専門委員会書面投票でのコメントに対する回答が提出された。投票で反対意見があった項目のうち、
・No.7、8、22、31(一部)については、対応案として自ら取り下げるか、反対者への事前説明で反対意見が撤回されなかったため改訂案から取り下げる。
・上記以外については、反対者への事前説明の結果、反対意見は取り下げられた。
ことが合わせて報告された。
改訂案に対する意見対応(編集上の修正を含む)、および、これらの改訂案を規格委員会に提案することを異議なく承認した。
(18)設計・建設規格2005年版および2007年追補版について
正誤表の発行を異議なく承認した。
(19)維持規格追補案 保全プログラム構築(原子炉停止間隔延長)に伴う修正について
規格委員会書面投票でのコメントに対する回答案を異議なく承認した。
(20)維持規格追補案 BF-BJカテゴリの体積試験範囲について
原子力専門委員会書面投票を実施することを賛成多数で承認した(賛成21、保留1)。原子力専門委員会での可決を前提に規格委員会に書面投票の実施を提案することを合わせて了承した。
(21)維持規格追補案 IA-2525他の修正について
原子力専門委員会書面投票を実施することを異議なく承認した。原子力専門委員会での可決を前提に規格委員会に書面投票の実施を提案することを合わせて了承した。
(22)維持規格追補案 IJG-2510-Bフロー図の修正について
編集上の修正であることを異議なく承認した。
(23)維持規格追補案 ほう酸水注入・差圧検出配管の書面投票コメント反映について
編集上の修正であることを異議なく承認した。
(24)維持規格追補案 フェライト鋼容器と管の接合部の機器区分見直しについて
原子力専門委員会書面投票を実施することを異議なく承認した。原子力専門委員会での可決を前提に規格委員会に書面投票の実施を提案することを合わせて了承した。
(25)維持規格追補案 応力拡大係数算出式の追加について
原子力専門委員会書面投票を実施することを異議なく承認した。原子力専門委員会での可決を前提に規格委員会に書面投票の実施を提案することを合わせて了承した。
(26)維持規格追補案 ウェルドオーバーレイ工法規格について
現在の検討状況が報告された。また、6月の原子力専門委員会および規格委員会でのコメントに対する回答が提案され了承された。
(27)材料規格案について
原子力専門委員会書面投票でのコメントに対する回答が了承された。反対者との事前調整の結果、反対意見は取り下げられたことが合わせて報告された。
規格委員会に書面投票の実施を提案することを異議なく承認した。ただし、規格委員会に提出する資料を事前に専門委員全員に送付して、内容の確認を受けることとした。
規格案の電子ファイルを標準的なソフトに移行することが、分科会に対して要請された。
(28)溶接規格の質問回答案について
質問QNB200111に対する回答案を異議なく承認した。
質問QNB200112に対する回答案について、「”溶接部の厚さ”という言葉の解釈が正しくないのではないか。本来は母材の厚さを指すのではないか」という意見があった。回答案の採決を実施することの賛否を問うたところ、過半数に達しなかった(賛成1、反対20)ため、分科会で引き続き回答案を検討することとした。
質問QNB200113に対する回答案について、「質問にあるような溶接の施工法(溶接部の片側だけを加熱)を規格では想定していないのではないか」という意見があった。回答案の採決を実施することの賛否を問うたところ、過半数に達しなかった(賛成1、反対15、保留4)ため、分科会で引き続き回答案を検討することとした。
(29)溶接規格追補案 デルタフェライト量の規定について
反対者との事前調整をしたが、反対意見は取り下げられなかったことが報告された(2次投票なので、投票は可決される)。規格委員会に書面投票の実施を提案することを異議なく承認した。
(30)溶接規格追補案 NDE実施時期の明確化について
規格委員会書面投票でのコメントに対する回答案および編集上の修正を異議なく承認した。
(31)溶接規格改訂案4件について
原子力専門委員会書面投票を実施することを異議なく承認した。
(32)高速炉規格の質問回答案について
質問QNC200512に対する回答案を賛成多数で承認した(賛成20、保留1)。
(33)再処理設備関連規格の制定方針について
再処理設備分科会の活動趣意書および設計規格の構成概要を了承した。なお、
・材料の規定は軽水炉規格と共通する材料の扱いを考慮する必要がある。
・軽水炉では溶接継手設計は設計・建設規格に集約しているが、再処理設備では溶接関係の規定の取り合いをどのように考えているのか。
との意見があり、分科会にて検討することとした。
(34)配管減肉対応特別タスクの今後の方針について
特別タスクを解散し、BWRサブタスク、PWRサブタスク、技術サブタスクについては原子力専門委員会で引き継いでもらいたい意向であることが報告された。次回の規格委員会で方針が正式に決定してから、幹事会および次回の専門委員会で対応を検討することとした。
機械学会にBWR・PWRの配管減肉管理に関する論文を投稿する予定であることが紹介された。
(35)許容応力と強度低減項について
上記についての考え方をまとめた資料が提出された。これに対して、高温規格分科会より、高速炉規格ではこれらの事項がどのような形で盛り込まれているかという説明があった。
(36)分科会報告
各分科会の活動状況が報告された。
6.次回開催予定
日時:2008年2月22日(金) 10:00〜17:00
以 上