第55回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録

 

1.日 時:2009年5月27日(水)10:00〜19:30

2.場 所:日本機械学会 第1会議室

3.出席者:(委員23名中、出席者22名;敬称略)

森下(JAEA)、永田(日立GENE)、石沢(東電)、小山(MHI)、高橋(電中研)、三木(富士電機システムズ)、中村(関電)[AM:代理杉江(原技協)]、鈴木(中電)、植田(原安委)、小木曽(カワサキプラントシステムズ)、吉田(発電技検)、佐藤(JNES、船田代理)、齋藤(原技協)、兼近(鹿島建設)、平山(東芝)、粟飯原(東大)、三浦(JSW)、鬼沢(JAEA)、鹿島(電中研)、藤澤(保安院)、肥田(中部プラントサービス)、国則(電気協会)

欠席者:飯井(福井大)

説明者/オブザーバー:北条、柴山、関(MHI)、瀬良(関電)、堂崎、太田(日本原電)、小川(NEL)、山本(東芝)、杉江(原技協)、澄川(日立GENE)、加納、浜田、高坂(日本原燃)、高橋(東京電力)

事務局:竹島、高柳

 

4.配布資料

資料55−1:第54回原子力専門委員会議事録案

資料55−2:投票結果

資料55−3:新規質問及び未回答質問受付

資料55−4:第48回発電用設備規格委員会議事録案

資料55−5:原子力専門委員会委員/分科会委員案

資料55−6−1:事例規格の出版と改訂の提案

資料55−6−2:解説の位置付けに関する再検討について

資料55−6−3:委員会資料の取扱い

資料55−6−4: ASME Codes and Standards Meeting in October 2009,Kobe,Japan

資料55−6−5:産学官連携ワークショップの開催

資料55−6−6:規格策定に関する平成21年度活動計画

資料55−6−7: MDEP対応状況            

資料55−6−8:デジタルRT規格化対応

資料55−6−9:技術ノート投稿方針       

資料55−6−10:技術評価対応状況報告

資料55−6−11:規格策定活動の評価と改善提案

資料55−6−12:疲労評価タスクフェーズ2活動計画

資料55−6−13:書面投票電子化           

資料55−7−1:事例規格「ニッケル合金の欠陥評価法」

資料55−7−2:検査章・評価章との体系化及び技術基準との適合性の明確化

資料55−7−3:PD制度の反映、JEAC4207−2008の引用

資料55−7−4:第1回目の検査間隔の起算日

資料55−7−5:PCVバウンダリ構成部のうち、試験カテゴリC−Hの対象となる系統

資料55−7−6:支持構造物の試験免除

資料55−7−7:異材金属溶接継手の考え方

資料55−7−8:ウェルドオーバーレイ工法規格案

資料55−7−9:レーザ外面照射応力改善方法

資料55−7−10:応力拡大係数算出式の追加

資料55−7−11:ピーニング

資料55−7−12:周方向欠陥に対する許容欠陥角度制限の代替規定の継続について

資料55−7−13:事例規格「ニッケル合金のPWR一次系水質環境中の疲労き裂進展速度」

資料55−8−1:再処理設備 設計規格に対する御意見への回答

資料55−8−2−1:再処理設備 維持規格の策定方針

資料55−8−2−2:発電用原子力設備と再処理設備の比較

資料55−8−2−3:再処理設備 維持規格の策定方針に関するコメント対応表

資料55−8−3:再処理設備「溶接規格」の策定方針

資料55−9−1:CCV書面投票意見に対する回答

資料55−9−2:CCV規格書面投票意見対応修正版

資料55−9−3:コンクリート製原子炉格納容器規格改訂(案)

資料55−10−0:環境疲労評価手法に関する規格審議について

資料55−10−1:環境疲労評価手法(改訂案)規格委員会2次投票反対意見

資料55−10−2:環境疲労評価手法の日英比較

資料55−10−3:環境疲労評価規格変更点集約表英訳版からの反映

資料55−10−4:公衆審査用資料案

資料55−10−5:転載許可

資料55−11−1:質問QNB200702回答案

資料55−11−2:質問QNB200703回答案

資料55−11−3:質問QNB200704回答案

資料55−11−4:コンクリート製原子炉格納容器溶接施工規格案

資料55−11−5:高速炉溶接規格案

資料55−11−6:溶接規格2010年追補版改訂案

資料55−12−1−1:設計・建設規格2009年追補版改訂案(当初案)公衆審査コメント対応案の提案

資料55−12−1−2:設計・建設規格2009年追補版(当初案)公衆審査コメント対応案

資料55−12−2−1:設計・建設規格2009年追補版改訂案(追加提案)原子力専門委員会再書面投票コメント対応案の提案

資料55−12−2−2:設計・建設規格2009年追補版追加提案(NO.2)専門委員会コメントおよび対応案一覧

資料55−12−3:設計・建設規格への質問回答案件

資料55−12−4:設計・建設規格(第T編)2008年版正誤表提案

資料55−12−5:事例規格NC-CC-002「応力腐食割れ発生の抑制に対する考慮」の改訂案レビュー依頼

資料55−13−1:材料規格2008年版JIS年版読替事例規格案NJ-CC-002

資料55−13−2:QNC200545,49回答案

資料55−13−3:材料規格2008年版正誤表

資料55−14:設計・建設規格第U編高速炉規格2009年版編集上の変更新規提案

資料55−15:維持規格分科会報告

資料55−16:再処理設備分科会報告

資料55−17:コンクリート製原子炉格納容器規格分科会報告

資料55−18:環境疲労評価分科会報告

資料55−19:溶接分科会報告

資料55−20:設計・建設分科会報告

資料55−24:配管減肉分科会報告

資料55−25:配管破損防護設計規格分科会報告

 

5.議事内容

(1)開会

 森下委員長が委員会開会を宣言した。

 

(2)出席者紹介

 出席者全員の自己紹介を行った。

 

(3)議事次第確認

 議事次第案の確認を行い、変更の提案はなく、承認された。

 

(4)前回議事録確認【資料55-1

前回議事録案については既に事務局から関係各位に送付済であるため、内容紹介は省略したが、承認された。

 

(5)投票結果報告【資料55-2

 事務局より、原子力専門委員会投票No.146から159、規格委員会投票No.103から104まで投票が実施されたこと、内容等は午後の規格案審議の場で説明がある旨報告された。

 

(6)新規質問及び未回答質問受付【資料55-3

 事務局より、溶接規格2007版に関する質問(1件)、設計・建設規格(第T編、2005年版)に関する質問2件)の受付が報告された。

 

(7)第47回発電用設備規格委員会議事録確認【資料55-4

 第47回発電用設備規格委員会の議事録については、内容等は午後の規格案審議の場で説明があるため、内容紹介は省略した。

 

(8)原子力専門委員会委員/分科会委員の承認【資料55-5

 事務局より、以下の通り原子力専門委員会委員/分科会委員の新任・再任の委員候補を報告した。

 

原子力専門委員会:[再任]植田委員、三浦委員、鹿島委員[新任]堂崎氏(日本原電)

設計・建設分科会:[新任]佐々木氏(カワサキプラントシステムズ)

材料分科会:[再任]大下委員、佐藤委員、三浦委員[新任]川野氏(東芝)

維持規格分科会:[再任]町田委員、杉江委員、平野委員

溶接分科会:[再任]西本主査、石沢副主査、杉江幹事[新任]小畑氏(東芝)

使用済燃料貯蔵施設分科会:[再任]重宗幹事、川村委員

配管破損防護設計分科会:[再任]三宅委員[新任]佐藤氏(北電)

コンクリート製格納容器規格分科会:[再任]野田委員[新任]小林氏(東電)、小栗氏(ピーエス三菱)、肱岡氏(東芝)

高温規格分科会:[再任]祐川委員、大谷委員、森下主査、植田委員、定廣委員、丸山委員[新任]林氏(日立GENE)、川崎氏(JAEA

環境疲労評価分科会:[再任]杉江委員、西川委員、永田委員[新任]佐藤氏(北電)

再処理設備分科会:[再任]澄川主査、加納幹事、大枝委員、齋藤委員、野島委員、原島委員、水谷委員、矢野倉委員、山本委員[新任]太田氏(東芝)、菅谷氏(溶接協会)

 

事務局及びオブザーバー退室後、挙手により審議した結果、委員多数の賛成で委員就任が承認された。

 

(9)原子力専門委員会運営に関する審議

[審議事項]

(9−1)事例規格の出版と改訂提案【資料55-6-1

 齋藤委員より事例規格の出版と改訂提案について説明が行われた。内容等について議論した結果、提案内容(事例規格をまとめて出版、事例規格適用可能となる本体規格年版の削除と一覧表による表示及び管理、事例規格有効期限の取り止め等)は原子力専門委員会内規等の改訂を伴うため、該当する内規等の改訂案として提案内容をまとめ、原子力専門委員会書面投票を実施することが出席委員全員の賛成で承認された。主な議論は以下の通り。

 

          事例規格は事例規格集として一覧表を作り、一括して本体規格に合本して出版するとのことであるが、事例規格を個別に販売するシステムも併用するのであれば、個別に事例規格を販売する際、一覧表をそれに添付する必要があるのではないか?→ご指摘のとおり、必要になると考えられる。最新の一覧表をホームページにアップするのも一案。一覧表のあり方を検討する。

          事例規格集一覧表にも管理番号が必要ではないか?→管理が煩雑になる。一覧表は常に最新版とすれば良いのではないか。

          事例規格有効期限(4年)は何故撤廃したのか?→一覧表は毎年更新するので、今後は有効性は毎年見直すことになるので不要と考えた。

          事例規格集として設計・建設規格、維持規格、使用済燃料貯蔵施設規格が資料にあるが、他の規格はどうなのか?→現在は、3規格に対する事例規格のみであるが、材料規格等、追加されれば、今後同様に取り扱うことにする。

 

(9−2)解説の位置付けに関する再検討【資料55-6-2

 森下委員長より解説の位置付けに関する再検討について説明が行われた。内容等について議論した結果、解説を規格本体から分離するのが良いのか、現状通りが良いのか、解説にはどの様な役目を持たせるのか(本文規格の運用上の解釈まで含ませるのか)、検討するためのタスクを設置することが出席委員全員の賛成で承認された。タスクには原子力専門委員会、各分科会等からメンバーを派遣することになった。主な議論は以下の通り。

 

・溶接規格においては規格のベースになっている溶技解釈が本文の運用解釈を解説に記載しているのを取り込んでいるので、本文と解説を分離するのは好ましくない。解説が規格本文の一部になっている箇所もある。

 

(9−3)委員会資料の取扱い【資料55-6-3

 齋藤委員より委員会資料の取扱い(内規案の提案)について説明が行われた。内容等について議論した結果、委員会資料の取扱いは他専門委員会も関連してくるが、まずは原子力専門委員会としての取扱いを決めるため、提案内容をまとめ、原子力専門委員会書面投票を実施することが出席委員全員の賛成で承認された。主な議論は以下の通り。

 

          原子力専門委員会書面投票を行う一方、本件は他専門委員会も関連してくるため、並行して規格委員会幹事会でも検討を行う。

 

(9−4)デジタルRT規格化対応【資料55-6-8

永田副委員長よりデジタルRT規格化対応について説明が行われた。内容等について議論した結果、電気協会等におけるデジタルRT規格化の状況調査、デジタルRTの規格化範囲(ミッション・シートの作成)の検討等を行うタスクを設置することが出席委員多数の賛成(賛成21名、保留1名)で承認された。タスクには原子力専門委員会、各分科会等からメンバーを派遣することになった。主な議論は以下の通り。

 

          本件は技術的な方向性はある程度見えている(電気協会等での規格化は順調に進展)ので、半年程度で結論を出す方向で検討したらどうか。

          デジタルRTの規格化を行っても、最終的にデジタルRTの技量、装置、要領書の認証をどの様に実施するのか、QA・QCはどうするのかといった問題がある。タスクでは規格化範囲、ミッション・シートの作成等も検討する。

          電気協会では配管減肉に対応してデジタルRTの規格化を図り、現在パブコメ中である。

          溶接規格ではRTはフィルムにて保存する旨、本文に明記されている。

 

[報告事項]

(9−5)耐震許容応力検討タスク

 森下委員長より耐震許容応力検討タスクの活動状況について報告が行われた。現在タスク成果報告書を取りまとめている状況とのことであった。

 

(9−6)ASME/BNCS等対応【資料55-6-4

森下委員長よりASME/BNCS等対応状況について報告が行われた。開催日程が20091013日〜1016日であり、13日は原子力専門委員会関係者とASME側との打合せ、14日は共同のワークショップが予定されているとのことであった。

 

(9−7)産官学連携シンポジウム【資料55-6-5

森下委員長より材料力学部門との産官学連携シンポジウムについて報告が行われた。68日に東京大学山上会館にてシンポジウムが予定されており、関係者、特に若手の出席を御願いしたいとのことであった。

 

(9−8)原子力学協会協議会【資料55-6-6

森下委員長より原子力学協会協議会が35日に開催され、その場で機械学会における発電用設備規格策定に関する平成21年度活動計画を説明した旨、報告が行われた。

 

(9−9)MDEP【資料55-6-7

森下委員長よりMDEPの状況について報告が行われた。クラス1容器等の比較表作成は完了し、今後はクラス1配管の比較作業が予定されているとのことであった。

 

(9−10)書面投票電子化【資料55-6-13

事務局より委員専用ホームページの開発として、書面投票電子化の状況について報告が行われた。現在投票後の意見を修正する場合の対応等詰めている状況であり、6月頃デモ投票を実施するので、是非御協力を御願いしたい旨、各委員に協力依頼がなされた。

 

(9−11)技術ノート【資料55-6-9

小山委員より技術ノート投稿方針について、投稿スケジュールの一部見直し等を実施した旨、報告が行われた。

 

(9−12)技術評価対応状況【資料55-6-10

 齋藤委員より技術評価対応状況について報告が行われた。520日に保安院にて技術基準評価WGが開催され、設計・建設規格2008年版、材料規格2008年版の概要が両分科会主査から説明された。なお、藤澤委員より溶接規2008年追補版の技術評価スケジュールは現在検討中であり、当面の技術評価スケジュールは次回にでも紹介可能な旨、説明が行われた。

 

(9−13)規格策定活動の評価と改善提案【資料55-6-11

小山委員より現在規格委員会幹事会の場で検討が行われている民間規格化戦略における規格策定活動の評価と改善提案の状況について報告が行われた。内容等に関する意見があれ2週間以内に小山委員及び事務局まで連絡することになった。

 

(9−14)疲労評価タスクフェーズ2活動計画【資料55-6-12

高橋委員より疲労評価タスクフェーズ2活動計画について報告が行われた。タスク参加希望の方は是非参加して頂きたい旨、説明が行われた。

 

(10)発電規格に関する報告/審議

(10−1)維持規格案に関する審議【資料55-7-113

@事例規格「ニッケル合金の欠陥評価法」【資料55-7-1

 維持規格分科会の北条評価作業会主査より事例規格「ニッケル合金の欠陥評価法」の原子力専門委員会書面投票(反対)意見対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられ、規格案は承認され、規格委員会に規格委員会書面投票実施の提案を行うことが出席委員全員の賛成で承認された。主な議論は以下の通り。

 

          配管口径の単位はA表示となっているが問題ないのか?→維持規格では配管口径単位としてA表示を用いており、問題ない。

 

A検査章・評価章との体系化及び技術基準との適合性の明確化【資料55-7-2

 維持規格分科会の山本補修作業会主査より検査章・評価章との体系化及び技術基準との適合性の明確化の原子力専門委員会書面投票(反対)意見対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられなかった。対応として、議論がかなり錯綜しているため、次回専門委員会までに反対票に対する回答の論点を整理して反対意見者にも十分確認して頂き、再度検討することが出席委員全員の賛成で承認された

 

BPD制度の反映等【資料55-7-3

 維持規格分科会の太田検査作業会主査より、PD制度の反映等の原子力専門委員会書面投票(反対)意見対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられなかった。対応として、試験評価員に対するレベル3技量の保有等論点を明確にして原子力専門委員会2次投票を実施することが出席委員多数の賛成(反対:1名、保留1名、賛成19名)で承認された

 

C第1回目の検査間隔の起算日【資料55-7-4

 維持規格分科会の太田検査作業会主査より、第1回目の検査間隔の起算日の原子力専門委員会書面投票(可決)意見対応について説明が行われた。議論の結果、対応案は了解され、規格委員会に規格委員会書面投票実施の提案を行うことが出席委員全員の賛成で承認された

 

DPCVバウンダリ試験カテゴリC−H対象系統【資料55-7-5

 維持規格分科会の太田検査作業会主査より、PCVバウンダリ構成部のうち、試験カテゴリC−Hの対象となる系統の原子力専門委員会書面投票(反対)意見対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられなかった。対応として、原子力専門委員会2次投票を実施することが出席委員多数の賛成(反対:1名、賛成20名)で承認された

 

E支持構造物の試験免除【資料55-7-6

 維持規格分科会の太田検査作業会主査より、支持構造物の試験免除の原子力専門委員会書面投票(可決)意見対応について説明が行われた。議論の結果、対応案は了解され、規格委員会に規格委員会書面投票実施の提案を行うことが出席委員全員の賛成で承認された

 

F異材金属溶接継手の考え方【資料55-7-7

 維持規格分科会の太田検査作業会主査より、異材金属溶接継手の考え方の原子力専門委員会2次投票(反対)意見対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられなかった。対応として、原子力専門委員会2次投票の反対票に対する論点を整理して、それを添付して規格委員会に規格委員会書面投票実施の提案を行うことが出席委員多数の賛成(反対:1名、賛成20名)で承認された

 

Gウェルドオーバーレイ工法規格案【資料55-7-8

 維持規格分科会の山本補修作業会主査より、ウェルドオーバーレイ工法規格案の原子力専門委員会2次投票(反対)意見対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられなかった。対応として、原子力専門委員会2次投票の反対票に対する論点を整理して、それを添付して規格委員会に規格委員会書面投票実施の提案を行うことが出席委員多数の賛成(反対:1名、賛成20名)で承認された

 

Hレーザ外面照射応力改善方法【資料55-7-9

 維持規格分科会の山本補修作業会主査より、レーザ外面照射応力改善方法案の原子力専門委員会2次投票(反対)意見対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられず、また特許の対応も明確にならなかった。対応として、以下の2案が提案された。

 

A案:規格委員会に規格委員会書面投票実施の提案を行わず、次回原子力専門委員会までに特許の対応を策定し、次回、対応案を検討する。

B案:原子力専門委員会2次投票の反対票に対する論点を整理して、それを添付して規格委員会に規格委員会書面投票実施の提案を行う。特許の対応はユーザー責任であるため規格化とは切り離して検討する。規格化作業の制約条件にはしない。

 

 結果としてB案が賛成多数(A案:9名、B案:10)で採用された。

 

I応力拡大係数算出式の追加【資料55-7-10

 維持規格分科会の北条評価作業会主査より応力拡大係数算出式の追加について説明が行われた。議論の結果、原子力専門委員会書面投票の実施が出席委員全員の賛成で承認された。なお投票時には資料は見え消し版と改訂版(不用な記載は削除)の2種類用意することとした。

 

Jピーニング【資料55-7-11

 維持規格分科会の山本補修作業会主査より、ピーニングについて説明が行われた。議論の結果、原子力専門委員会書面投票の実施が出席委員多数の賛成(反対:1名、賛成:20名)で承認された。なお投票時には超音波ピーニングとレーザピーニングに関する説明資料を用意することとした。

 

K周方向欠陥に対する許容欠陥角度制限の代替規定の継続【資料55-7-12

 維持規格分科会の鹿島主査より、周方向欠陥に対する許容欠陥角度制限の代替規定の継続について説明が行われ、対応案及び規格委員会に説明を行うことが出席委員全員の賛成で承認された

 

L事例規格「ニッケル合金のPWR一次系水質環境中の疲労き裂進展速度」【資料55-7-13

 維持規格分科会の鹿島主査より、事例規格「ニッケル合金のPWR一次系水質環境中の疲労き裂進展速度」の規格委員会書面投票(可決)意見対応について説明が行われ、対応案及び規格委員会に説明を行うことが出席委員全員の賛成で承認された

 

(10−2)再処理設備規格案に関する審議【資料55-8-13

 再処理設備分科会の澄川主査より再処理設備規格案に関する説明が行われた。内容は以下の通り。

@設計規格に対する原子力専門委員会書面投票意見回答【資料55-8-1

 議論の結果、対応案は承認され、規格委員会に規格委員会書面投票実施の説明を行うことが出席委員全員の賛成で承認された

 

A維持規格策定方針【資料55-8-2

 議論の結果、方針案は承認され、規格委員会に方針案の説明を行うことが出席委員全員の賛成で承認された。主な議論は以下の通り。

 

          耐震性の評価については、耐震計算を実施して耐震性を確認しているということではなく、問題となるのが漏洩の防止であるので、構造強度を評価してバウンダリが健全であることを確認するのが重要ではないか。

          腐食に関し、全面腐食を監視対象とする理由を明確にするべきではないか。先行機の不具合から材料、溶接の改良により設計・製作時に局部腐食への対策を実施済であることを明記するべきではないか。

 

B溶接規格策定方針【資料55-8-3

 議論の結果、方針案は承認され、規格委員会に方針案の説明を行うことが出席委員全員の賛成で承認された

 

(10−3)コンクリート製格納容器規格改訂案に関する審議【資料55-9-13

コンクリート製格納容器規格分科会の小林幹事、大坂委員よりコンクリート製格納容器規格改訂案の原子力専門委員会書面投票(反対)対応案について特に溶接継手設計を中心に説明が行われた。議論の結果、溶接継手設計に関する回答が不十分であるため、次回専門委員会までに回答の見直しを行い、(反対)意見者にも十分確認して頂き、再度検討することになった。主な議論は以下の通り。

 

          NO.30の胴とナックル間の溶接設計について、改訂案の記載内容と実際の溶接継手設計は相違している。→PWRの設計の実態を調査する。

          NO.20について、溶接部の脚長、荷重条件は継手設計を行う際の必須条件ではないか?ASME規格でも記載されており、設計者が当然知っている内容である。回答の内容が不明である。→対応を検討する。

 

(10−4)環境疲労評価手法改訂案に関する審議【資料55-10-05

 環境疲労評価分科会の中村主査より、環境疲労評価手法改訂案に関する説明が行われた。内容は以下の通り。

 

@規格委員会2次投票反対意見対応【資料55-10-1

議論の結果、対応案は承認され、規格委員会に対応案の説明を行うことが出席委員全員の賛成で承認された。主な議論は以下の通り。

 

          回答案の多くは今後の対応を疲労評価タスクに提案する形になっているので、是非タスクにはフォローを御願いしたい。

          疲労評価タスクの活動計画においては設計疲労線図チームの活動計画が3年後にロードマップの提案を行うとなっているが、もっと成果を早目に出せないのか?→疲労メカニズムに関する文献は余りなく、これまで大体調査済であるため、(ロードマップの提案には)時間がかかる。

 

A英訳版対応【資料55-10-23

英訳版改訂案【資料55-10-2については、今後1ケ月を目途に委員のレビューを頂き、そのコメントを集約して見直した改訂案について、次回の委員会で審議することとなった。

また、編集上の修正について議論の結果、改訂案変更点【資料55-10-3出席委員全員の賛成で承認された

 

B公衆審査及び転載許可対応【資料55-10-45

議論の結果、規格委員会に公衆審査開始の説明を行うこと、転載許可対応を進めることが承認された

 

(10−5)溶接規格案に関する審議【資料55-11-16

溶接分科会の杉江幹事より、質問回答案、溶接規格改訂案等に関する説明が行われた。内容は以下の通り。

 

@質問QNB200702、03回答案【資料55-11-1,2

議論の結果、出席委員全員の賛成で承認された

 

A質問QNB200704回答案【資料55-11-3

議論の結果、出席委員全員の賛成で承認された。ホームページに回答をアップする際、回答案では理解を助けるために参考説明が記載されているが、不要ではないかとの意見があり、委員多数の賛成(不要:15名、必要:4名)により参考説明は削除してホームページに回答をアップすることになった。

 

Bコンクリート製原子炉格納容器溶接施工規格案【資料55-11-4

本規格案は現在審議中のコンクリート製格納容器規格改訂案の溶接継手設計の規定と密接に関係するため、検討の進め方として以下の案が提案された。

 

A案:本規格案は暫定版であり、ペンディングの箇所はコンクリート製格納容器規格改訂案が承認され次第、その内容を取り込む。

B案:コンクリート製格納容器規格改訂案所掌の箇所は黒塗として対象外とし、それ以外の箇所の検討を進める。

C案:コンクリート製格納容器規格改訂と協調して検討を進め、次回の原子力専門委員会において両者セットで検討案を審議する。

 

 結果としてC案が賛成多数(A案:0名、B案:2名、C案:17)で採用された。

 

C高速炉溶接規格案【資料55-11-5

議論の結果、原子力専門委員会2次投票意見対応案及び規格委員会書面投票実施が出席委員多数の賛成(賛成:18名、反対:1名)で承認された

 

D溶接規格2010年追補版改訂案【資料55-11-6

議論の結果、出席委員全員の賛成で原子力専門委員会書面投票実施が承認された

 

(10−6)設計・建設規格案に関する審議【資料55-12-15

設計・建設分科会の永田主査等より、設計・建設規格2009年追補版改訂案等に関する説明が行われた。内容は以下の通り。

 

@2009年追補版改訂案(当初案)公衆審査コメント対応【資料55-12-1

議論の結果、出席委員全員の賛成で対応案が承認され、規格委員会に説明することが承認された。主な議論は以下の通り。

 

          NO.4についてはASMEから引用したとしても、表記の相異は明白なのでこの機会に修正したらどうか?→この様な記載は他にもあり、影響が大きい。今後検討させて頂きたい。

 

A2009年追補版改訂案(追加提案)原子力専門委員会再書面投票コメント対応【資料55-12-2

議論の結果、出席委員全員の賛成で対応案が承認され、規格委員会に説明することが承認された。

 

B質問回答【資料55-12-3

議論の結果、出席委員全員の賛成で対応案が承認された。

 

C2008年版正誤表提案【資料55-12-4

議論の結果、出席委員全員の賛成で対応案が承認された。

 

D事例規格NC-CC-002「応力腐食割れ発生の抑制に対する考慮」改訂案【資料55-12-5

 齋藤委員より事例規格NC-CC-002「応力腐食割れ発生の抑制に対する考慮」の改訂案について説明が行われた。現在関連分科会等にレビュー依頼中とのことで、原子力専門委員会各委員にもレビュー依頼が行われた。コメント等は6月30日までに齋藤委員までに送付することになった。

 

(10−7)材料規格案に関する審議【資料55-13-13

材料分科会の山田委員より、材料規格事例規格案等に関する説明が行われた。内容は以下の通り。

 

@材料規格2008年版JIS年版読替事例規格案NJ-CC-002【資料55-13-1

原子力専門委員会書面投票(可決)意見対応案について説明が行われた。永田委員の参考意見に対する対応案として3案が提案されたが、出席委員多数の賛成で3)の案が承認された。また事例規格NJ-CC-001NJ-CC-002が発行されても利用者の利便性を考えて廃止とせず、存続させることとした。対応案並びに対応案を規格委員会に説明することが出席委員全員の賛成で承認された。

 

AQNC200545,49回答案【資料55-13-2

議論の結果、出席委員全員の賛成で承認された。

 

B材料規格2008年版正誤表【資料55-13-3

議論の結果、外圧チャートについての正誤を再度確認し、それ以外は出席委員全員の賛成で承認された。

 

(10−8)設計・建設規格第U編高速炉規格案に関する審議【資料55-14

高温規格分科会の森下主査より、設計・建設規格第U編高速炉規格2009年版編集上の変更について説明が行われた。耐震設計審査指針改訂の件は改訂版が出版されていないため、今回の改訂からは除外することとした。他の案件は出席委員全員の賛成で承認された。

 

6.その他

 次回第56回原子力専門委員会は8月26日(水)に開催されることになった。

以上