第57回 発電用設備規格委員会 原子力専門委員会 議事録
1.日 時:2009年11月24日(火)10:00~20:00
2.場 所:日本機械学会 第3・4・5会議室
3.出席者:(委員25名中、出席者24名;敬称略)
森下(JAEA)、永田(日立GENE)、小山(MHI)、高橋(電中研)、三木(富士電機システムズ)、中村(関電)、鈴木(中電)、植田(原安委)、小木曽(カワサキプラントシステムズ)、吉田(発電技検;AM)、船田(JNES)、粟飯原(東大)、齋藤(原技協)、兼近(鹿島建設;PM)、三浦(JSW)、鬼沢(JAEA)、鹿島(電中研)、藤澤(保安院)、肥田(中部プラントサービス)、堂崎(原電;PM)、町田(テプシス)、増井(東電)、斎藤(東芝;平山委員代理)、古川(電気協会;国則委員代理)、井上(発電技検;PM吉田委員代理)
欠席者:飯井(福井大学)
説明者/オブザーバー:
大島(保安院)、北条/中野(MHI)、野村(関電)、太田(原電)、山本/佐伯(東芝)、杉江/山崎(原技協)、澄川/大坂/千葉(日立GENE)、加納(日本原燃)、高橋/小林(東電)、山田(中部電)、三枝(電中研)、下条(神戸製鋼)、白鳥(横国大)
事務局:竹島、高柳
4.配布資料
資料57-1:第56回原子力専門委員会議事録案
資料57-2:投票結果
資料57-3:新規質問及び未回答質問受付
資料57-4:第50回発電用設備規格委員会議事録案
資料57-5:原子力専門委員会委員/分科会委員案
資料57-6-1:「事例規格の出版、改訂等に関する提案」の書面投票対応
資料57-6-2:「委員会資料取扱内規提案」の書面投票対応
資料57-6-3: 特許に関わる規格のルール化検討について
資料57-6-4:解説検討タスク報告書案
資料57-6-5:JSME-ASME神戸会議概要報告
資料57-6-6: MDEP報告
資料57-6-7:技術評価対応状況報告
資料57-6-8-1:第22回原子力関連学協会規格類協議会議事録案
資料57-6-8-2:原子力安全規制に関する課題の整理
資料57-6-8-3:規制課題の対応計画総括表
資料57-6-8-4:規制課題の対応計画
資料57-7:再処理設備溶接規格に対する御意見への回答
資料57-8-1:材料規格質問回答案
資料57-8-2:材料規格2008年版正誤表
資料57-9-1:検査章・評価章との体系化及び技術基準との適合性の明確化
資料57-9-2:ピーニング方法改訂案
資料57-9-3:応力拡大係数算出改訂案
資料57-9-4:事例規格「ニッケル合金のPWR一次系水質環境中のSCCき裂進展速度」
資料57-9-5:き裂の合体基準の表記改訂
資料57-9-6:破壊靭性要求関連規定改訂
資料57-9-7:漏えい試験時の圧力及び温度一定保持の定義
資料57-9-8:維持規格年版更新に伴う移行措置
資料57-9-9検査章の改訂
資料57-9-10:耐圧試験規定の見直し
資料57-9-11ウェルドオーバーレイ工法
資料57-9-12:レーザ外面照射応力改善方法
資料57-9-13:PD制度の反映、JEAC4207-2008の引用
資料57-9-14:PCVバウンダリ構成部のうち、試験カテゴリC-Hの対象となる系統
資料57-10-1:コンクリート製原子炉格納容器規格改訂に関する提案
資料57-10-2:CCV書面投票意見に対する回答
資料57-10-2-1:コンクリート製原子炉格納容器規格改訂案補足資料
資料57-11-1:金属キャスク構造規格3.5%Ni材事例規格案
資料57-11-2:金属キャスク構造規格使用材料規格質疑応答案
資料57-12-1:環境疲労評価手法2009年版の誤記修正
資料57-12-2:環境疲労評価手法2009年版講習会準備案
資料57-13-1:溶接規格正誤表
資料57-13-2:溶接規格耐圧試験圧力改訂案
資料57-13-3:溶接規格改訂案原子力専門委員会書面投票コメント及び回答
資料57-13-4:高速炉溶接規格耐圧試験圧力改訂案
資料57-13-5:コンクリート製原子炉格納容器溶接施工規格案
資料57-14-1:設計・建設規格質問回答案
資料57-14-2:2010年追補版改訂案原子力専門委員会書面投票コメント対応案
資料57-14-3:2008年版正誤表案
資料57-14-4:過圧防護事例規格の継続提案
資料57-15:各分科会報告
5.議事内容
(1)開会
森下委員長が委員会開会を宣言した。
(2)出席者紹介
出席者全員の自己紹介を行った。
(3)議事次第確認
議事次第案の確認を行い、変更の提案はなく、承認された。
(4)前回議事録確認【資料57-1】
前回議事録案については既に事務局から関係各位に送付済であるため、内容紹介は省略したが、承認された。
(5)投票結果報告【資料57-2】
事務局より、原子力専門委員会投票No.167から179、規格委員会投票No.113から114まで投票が実施されたこと、原子力専門委員会新委員長として小山委員、規格委員会新委員長として森下委員が選任されたこと、発電規格改訂案に関する投票内容は午後の規格案審議の場で説明がある旨報告された。
(6)新規質問及び未回答質問受付【資料57-3】
事務局より、設計・建設規格(第Ⅰ編、2005年版)に関する質問(3件)、材料規格(2008年版)に関する質問(1件)の新規受付が報告された。なお、溶接規格2001年版に関する質問QNB200112についてはその扱い等、原子力専門委員会幹事会で検討することになった。
(7)第50回発電用設備規格委員会議事録確認【資料57-4】
第50回発電用設備規格委員会の議事録については、内容等が紹介され、承認された。
(8)原子力専門委員会委員/分科会委員の承認【資料57-5】
事務局より、以下の通り原子力専門委員会委員/分科会委員の新任・再任の委員候補を報告した。
原子力専門委員会:[再任]小木曽委員、吉田委員、齋藤委員、兼近委員
設計・建設分科会:[再任]永田主査、朝田幹事
溶接分科会:[再任]中林委員、佐藤委員、野澤委員、谷浦委員
コンクリート製格納容器規格分科会:[再任]池内委員
高温規格分科会:[再任]佐藤委員
維持規格分科会:[再任]工藤委員、[退任]玉古委員、[新任]田中氏(日立GENE)
環境疲労評価分科会:[再任]中村主査、樋口副主査、楠委員、波木井委員、[退任]関村委員、坂口委員
配管破損防護設計分科会:[再任]高橋主査、永田委員、[退任]小林委員、田中委員、[新任]北浦氏(関西電力)、長谷川氏(JNES)
配管減肉分科会:[退任]波木井委員、金子委員、[新任]増井氏(東電)、野崎氏(九州電力)
再処理設備分科会:[新任]高橋氏(東電)
事務局及びオブザーバー退室後、審議した結果、委員全員の挙手による賛成で委員就任が承認された。
(9)原子力専門委員会運営に関する審議
[審議事項]
(9-1)「事例規格の出版、改訂等に関する提案」の書面投票対応【資料57-6-1】
齋藤委員より「事例規格の出版、改訂等に関する提案」の原子力専門委員会書面投票対応について説明が行われた。議論の結果、委員多数の賛成(賛成20票、保留1票)により対応案は編集上の修正であること、規格委員会への書面投票提案が承認された。主な議論は以下の通り。
・「有効になっている事例規格」とあるが、「有効でない事例規格」は有るのか?→事例規格を発行したものの、取り止めになった場合のことである。
・P.54以降の記載はサンプルとして内規に取り込む。
(9-2)「委員会資料取扱内規提案」の書面投票対応【資料57-6-2】
齋藤委員より「委員会資料取扱内規提案」の原子力専門委員会書面投票対応について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられたが、対応案は内容等の一部見直しを要するため、委員全員の賛成で再投票を行うことが承認された。主な議論は以下の通り。
・開示と公開とは違う。開示とは開示請求があった場合に対応するものであり、公開とはインターネット等で情報をオープンにするものである。両者の区別を行う必要がある。
・タスクは議事録等、ホームページでは公開されていない。タスクについて、公開/非公開の区別を明確にするべきではないか。
(9-3)特許に関わる規格のルール化検討【資料57-6-3】
小山委員より特許に関わる規格のルール化検討について説明が行われた。議論の結果、委員多数の賛成(賛成18票、保留1票、反対2票)により検討内容について原子力専門委員会書面投票を行うことが承認された。主な議論は以下の通り。
・書面投票の際には電気協会における規格化の際の特許の取扱いの情報を入れる。
[報告事項]
(9-4)解説検討タスク【資料57-6-4】
植田委員より解説検討タスクの報告書案について説明が行われた。議論の結果、報告書案は承認され、今後の対応については原子力専門委員会幹事会の場で検討を行い、原子力専門委員会に提案を行うことになった。
(9-5)基本政策小委員会等での動向【資料57-6-8-1~4】
規格委員会大島委員より基本政策小委員会等での動向について説明が行われた。原子力安全・保安院と機械学会とは今後共規格策定等に関して密接な連携を取り、コミュニケーションを図ることが確認された。
(9-6)JSME-ASME神戸会議概要報告【資料57-6-8-5】
森下委員長より10月に開催されたJSME-ASME神戸会議の概要について説明が行われた。主な内容は以下の通り。
・会議は盛況に終わり、今後共規格策定等についてJSME-ASMEの連携を図ることになった。
・具体的アクションとして協力項目(研究等)のリスト化とその進め方について協議を進めることになった。
・ASMEとの連携に関しては適宜機械学会理事会とのコミュニケーションを図る。
(9-7)MDEP対応状況【資料57-6-6】
永田副委員長よりMDEP対応状況について説明が行われた。主な内容は以下の通り。
・これまでクラス1容器、配管(比較作業を始めた段階)の比較を行ってきたが、今後の検討の方向性について議論中。フェーズ3としてはポンプ、弁等が候補。NRCからはクラス2機器に関する比較検討の要求有り。
・今後の対応については適宜harmonizationの方向も含めて原子力専門委員会に説明を行う。
(9-11)技術評価対応状況【資料57-6-7】
齋藤委員より技術評価対応状況について説明が行われた。主な内容は以下の通り。
・設計建設規格2008年版、溶接規格2008年追補版の技術評価書案は10,13の基準評価WGにて審議された。
・材料規格2008年版についてはASME規格、JIS規格との比較の結果、相違点が有り、原因等について検討中。応力許容値の設計係数が3.5と4が混在していることが議論され、対応が必要。10,13の基準評価WGにて概要が説明された。
・今後は12,17に基準評価WG、1/中旬に炉小委が予定。
・再処理設備規格は炉規制法と電事法の位置付けの相違等有り、規格化を進めるに際しては国と調整を実施。
(10)発電規格に関する報告/審議
(10-1)設計・建設規格改訂案に関する審議【資料57-14-1~3】
設計・建設分科会の永田主査より、設計・建設規格改訂案に関する説明が行われた。内容は以下の通り。
①質問回答案【資料57-14-1】
・5件の質問回答案(QNC200144,QNC200553,QNC200556,QNC200560,QNC200562)が出席委員全員の賛成で承認された。
・NO.3(弁一般要求ただし書きの対象弁)はVVB-2110も対象になることを質問者に確認の上、追加する。
②2010年追補版改訂案【資料57-14-2】
・投票案件1(JIS,JEAC2008年版の反映)のうち、JEAC4201,JEAC4206の2007年版反映は反対票が取り下げられなかった。理由はJEACではKIR, KICを使い分けているということであった。そのためJEAC4201,JEAC4206の2007年版反映は2010年追補版改訂案から取り下げ、2011年追補版に再度提案することとした。→JEAC4201,JEAC4206以外のJIS等の年版改訂は問題ない旨、その後全委員に確認実施済。
・投票案件7(強化型管台溶接継手)は反対票提出の吉田委員欠席のため、対応案による反対票取下げについて別途確認することとした。→後日吉田委員に確認した結果、規格の要求の明確化のため解説を一部追加することで反対票は取り下げられた。解説の一部追加並びにこの対応は編集上の修正であることは、その後全委員に確認実施済。
・投票案件12(熱影響部の監視試験片)は電気協会での審議も関連することから取下げることとした。
・投票案件1のJEAC4201,JEAC4206の2007年版反映、投票案件12以外については、規格委員会書面投票の提案を行うことが出席委員全員の賛成で承認された。
③2008年版正誤表案【資料57-14-3】
・クラス区分図誤記訂正に関する正誤表が出席委員全員の賛成で承認された。
④過圧防護事例規格の継続提案【資料57-14-4】
・過圧防護事例規格の4年間の期限延長提案が出席委員全員の賛成で承認された。
(10-2)材料規格改訂案に関する審議【資料57-8-1~2】
材料分科会の山田委員より、材料規格改訂案に関する説明が行われた。内容は以下の通り。
①質問回答案【資料57-8-1】
・2件の質問回答案(QNC200561,QNJ200801)が出席委員全員の賛成で承認された。
・QNC200561の回答案について、「ストレーナーに使用しても問題ないか」という質問はJSMEでは設計を判定するわけではないため、質問の記載を「ASTM材を当該JIS材としてみなして良いか」に変更する。→次回規格委員会までに専門委員会委員全員に変更案をメールにて送付し、確認を実施済。
②材料規格2008年版正誤表【資料57-8-2】
・NO.16及びNO.19は分科会での調整が間に合わなかったため、取下げを行った。
・NO.26等、ユーザーに伝わり易い様に記載を一部修正する。
・NO.16及びNO.19を除く材料規格2008年版正誤表が出席委員全員の賛成で承認された。
(10-3)維持規格改訂案に関する審議【資料57-9-1~14】
維持規格分科会の野村副主査、北条主査(評価作業会)、太田主査(検査作業会)、山本主査/中野幹事/千葉委員(補修作業会)、佐伯主査(容器破壊評価手法検討タスク)より、維持規格改訂案に関する説明が行われた。内容は以下の通り。
①検査章・評価章との体系化及び技術基準との適合性の明確化【資料57-9-1】
山本主査(補修作業会)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。反対票とその対応案については論点の整理を行い、これまで反対票提出委員、維持規格分科会関係者、第三者(原子力専門委員会委員)が協議を行い、意見の歩み寄りに努めてきたが、反対票は取り下げられなかった。議論の結果、委員多数の賛成(賛成22票、反対1票)により2次投票の実施が承認された。なお投票期間は2週間となった。
②ピーニング方法の改訂【資料57-9-2】
山本主査(補修作業会)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。議論の結果、対応案については技術的な変更も伴っているので、委員全員の賛成で再投票を行うことが承認された。主な議論は以下の通り。
・ピーニングは4工法挙げられているが、確認項目が各々相違している。工法間で整合を図る必要はないのか?→工法毎に確認項目は異なっている。
③応力拡大係数の算出の改訂【資料57-9-3】
北条主査(評価作業会)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。議論の結果、反対票1件が取り下げられず、委員全員の賛成で二次投票を行うことが承認された。二次投票に向けて次の対応を取ることとなった。
・応力拡大係数の補正係数表の指数表示について、E表示ではなく10のべき乗表示とすべきという反対意見については、日本機械学会論文執筆要綱や他の論文の表示状況を調査し、その結果を二次投票資料に添付する。
また、参考意見として下記コメントがオブザーバから述べられた。
・表記載の数値については今後は計算ソフトの認証を踏まえ、計算式の引用規定とすることを考えるべきではないか。
④事例規格「ニッケル合金のPWR一次系水質環境中のSCCき裂進展速度」【資料57-9-4】
北条主査(評価作業会)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられず、委員多数の賛成(賛成22票、反対1票)により2次投票の実施が承認された。主な議論は以下の通り。
・き裂進展速度と応力拡大係数の図において、82合金と132合金のカーブが引かれているが、82合金のカーブは適切に引かれているのか?
・き裂進展速度等の下限値の根拠は背景も含めて説明するべきではないか?
⑤き裂の合体基準の表記改訂【資料57-9-5】
北条主査(評価作業会)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。議論の結果、反対票は取り下げられて可決となり、規格委員会書面投票提案が委員全員の賛成で承認された。
⑥破壊靭性要求関連規定改訂【資料57-9-6】
佐伯主査(容器破壊評価手法検討タスク)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。反対票は破壊評価基準へのKIc適用はNRCがエンドースしていないという理由で取り下げられなかった。議論の結果、委員多数の賛成(賛成22票、反対1票)で2次投票の実施が承認された。なお投票期間は2週間となった。
⑦漏えい試験時の圧力及び温度一定保持の定義【資料57-9-7】
太田主査(検査作業会)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。議論の結果、三木委員の反対票は取り下げられた。平山委員の反対票は平山委員欠席のため、後日対応案に対する見解を確認し、取り下げの場合、規格委員会書面投票提案が委員全員の賛成で承認された。→後日の確認により平山委員から反対票が取り下げられた。
⑧維持規格年版更新に伴う移行措置【資料57-9-8】
太田主査(検査作業会)より原子力専門委員会書面投票意見対応案について説明が行われた。議論の結果、対応案並びに規格委員会書面投票提案が委員全員の賛成で承認された。
⑨検査章の改訂【資料57-9-9】
太田主査(検査作業会)より検査章の改訂について説明が行われた。議論の結果、書面投票の実施が委員全員の賛成で承認された。
⑩耐圧試験規定の見直し【資料57-9-10】
山本主査(補修作業会)より耐圧試験規定の見直しについて説明が行われた。議論の結果、書面投票の実施が委員全員の賛成で承認された。
⑪ウェルドオーバーレイ工法【資料57-9-11】
千葉委員(補修作業会)よりウェルドオーバーレイ工法規格案の規格委員会書面投票対応案について説明が行われた。議論の結果、対応案が編集上の修正であること、規格委員会への回答実施が委員多数の賛成(賛成22票、保留1票)で承認された。主な議論は以下の通り。
・書面投票での対応NO.16について、変更案ではWOL適用可否の判断条件がNOの場合、フローが2方向に別れ、明確にならない。→変更前の案に戻す。
⑫レーザ外面照射応力改善方法【資料57-9-12】
中野幹事(補修作業会)よりレーザ外面照射応力改善方法の規格委員会書面投票対応案について説明が行われた。議論の結果、対応案が編集上の修正であること、規格委員会への回答実施が委員多数の賛成(賛成19票、保留1票、反対3票)で承認された。主な議論は以下の通り。
・解説に明記されている発電設備技術検査協会実施の「レーザ外面照射応力改善工法の適用に関する確性試験」は開示されているのか?→別途確認する。
⑬PD制度の反映、JEAC4207-2008の引用【資料57-9-13】
太田主査(検査作業会)より規格委員会書面投票対応案について説明が行われた。議論の結果、対応案並びに規格委員会への回答実施が委員全員の賛成で承認された。
⑭PCVバウンダリ構成部のうち、試験カテゴリC-Hの対象となる系統【資料57-9-14】
太田主査(検査作業会)より規格委員会書面投票対応案について説明が行われた。議論の結果、対応案が編集上の修正であること、規格委員会への回答実施が委員全員の賛成で承認された。
(10-4)再処理設備規格改訂案に関する審議【資料57-7】
再処理設備分科会の澄川主査より再処理設備規格のうち、溶接規格に関して原子力専門委員会委員から意見を頂戴した結果とその対応案に関する説明が行われた。議論の結果、対応案を反映した規格案を規格委員会にて説明し意見を貰うことが、委員全員の賛成で承認された。
(10-5)コンクリート製格納容器規格改訂案に関する審議【資料57-10-1~3】
コンクリート製格納容器規格分科会の小林幹事、大坂委員よりコンクリート製格納容器規格改訂案の原子力専門委員会2次投票(可決)対応案について説明が行われた。反対票は規格案では継手区分、突合せ溶接の考え方等で意見の相違があるという理由で取り下げられなかった。議論の結果、対応案の承認並びに規格委員会への書面投票提案が賛成多数(賛成:22票;反対:1票)で承認された。
(10-6)金属キャスク構造規格案に関する審議【資料57-11-1~2】
使用済燃料貯蔵施設分科会の三枝主査、下条委員より金属キャスク構造規格案に関する説明が行われた。内容は以下の通り。
①3.5%Ni材事例規格案【資料57-11-1】
金属キャスク構造規格3.5%Ni材事例規格案の原子力専門委員会書面投票(可決)対応案について説明が行われた。議論の結果、対応案の承認並びに規格委員会に対する書面投票提案が賛成多数(賛成:22票;保留:1票)で承認された。
②金属キャスク構造規格使用材料規格質疑応答案【資料57-11-2】
金属キャスク構造規格における使用材料規格質疑応答案(密封容器等に使用する材料GLF1相当材としてASTMA350Gr.LF5の使用を認める案)について説明が行われた。議論の結果、規格に使用する材料の同等性の規定が当該規格条文に明記されているか確認を行うことになり、明記されていることを条件に本案は賛成多数(賛成:22票;反対:1票)で承認された。→後日、規格に使用する材料の同等性の規定が条文に明記されていることが確認され、全委員に連絡実施済。
(10-7)環境疲労評価手法改訂案に関する審議【資料57-12-1~2】
環境疲労評価分科会の中村主査より環境疲労評価手法改訂案に関する説明が行われた。内容は以下の通り。
①環境疲労評価手法2009年版の誤記修正【資料57-12-1】
環境疲労評価手法2009年版の誤記修正案について説明が行われた。議論の結果、誤記修正案が出席委員全員の賛成で承認された。
②環境疲労評価手法2009年版講習会準備案【資料57-12-2】
環境疲労評価手法2009年版講習会準備案について説明が行われた。準備案は承認され、内容等についてコメントがあれば事務局まで連絡することになった。
(10-8)溶接規格改訂案に関する審議【資料57-13-1~5】
溶接分科会の杉江幹事より溶接規格改訂案について説明が行われた。内容は以下の通り。
①溶接規格正誤表【資料57-13-1】
溶接規格2007年改訂版(2008年追補版)の正誤表について説明が行われ、誤記修正案が委員全員の賛成で承認された。
②溶接規格耐圧試験圧力改訂案【資料57-13-2】
設計建設規格2008年改訂版で耐圧試験圧力が改訂されたため、溶接規格との耐圧試験規定の整合を図るため溶接規格2009年追補版追加書面投票を実施したものの、反対票が投じられたため、溶接規格2009年追補版への取込が見送られることになった旨、説明が行われた。
設計建設規格2008年改訂版と溶接規格との耐圧試験規定の整合は引き続き溶接規格2010年追補版改訂対応で議論される予定とのことであった。主な議論は以下の通り。
・耐圧試験規定改訂案については設計建設規格、溶接規格各々で検討するより、統一して議論した方が効率的ではないか?
③溶接規格改訂案原子力専門委員会書面投票コメント及び回答【資料57-13-3】
溶接規格改訂案原子力専門委員会書面投票(耐圧試験規定のみ反対票有り。他は可決)コメント及び回答案について説明が行われた。議論の結果、対応案が編集上の修正であること、規格委員会への書面投票提案が賛成多数(賛成:22票;反対:1票)で承認された。主な議論は以下の通り。
・改訂案中、クラス3相当容器及びクラス3相当配管という規定があるが、この規定は設計建設規格にないものか?→設計・建設規格には、クラス3相当容器及びクラス3相当配管の分類規定は無いが、火力設備区分のタービン廻りの機器、配管にクラス3容器/配管に相当する機器があるため、クラス3相当容器/配管の分類をもうけている。しかし、クラス3相当容器/配管は、火力設備の技術基準が適用される機器であり、設計・建設規格にも規定されていないため、今後、溶接規格からクラス3相当容器/配管の分類を削除するかどうか?検討する予定である。
④高速炉溶接規格耐圧試験圧力改訂案【資料57-13-4】
高速炉設計建設規格2009年改訂版で耐圧試験圧力が改訂されたため、それと整合する様に高速炉溶接規格案での耐圧試験圧力規定を修正する原子力専門委員会書面投票(可決)のコメント及び回答について説明が行われた。議論の結果、対応案に対する編集上の修正の実施、規格委員会に対する書面投票提案が賛成多数(賛成:22票;反対:1票)で承認された。
⑤コンクリート製原子炉格納容器溶接施工規格案【資料57-13-5】
コンクリート製原子炉格納容器溶接施工規格案については既に第56回原子力専門委員会において書面投票コメント及び回答案が承認されていたが、当時検討中であったコンクリート製格納容器規格改訂案での溶接継手設計規定案が可決後、規格委員会に対する書面投票提案を行うことになっていた旨、説明が行われた。今回、コンクリート製格納容器規格改訂案の2次投票が可決されたことを受け、規格委員会に対する書面投票提案が賛成多数(賛成:22票;反対:1票)で承認された。
(11)各分科会活動報告【資料57-15-1~7】
各分科会より活動報告が説明された。
6.その他
次回第58回原子力専門委員会は2010年2月25日(木)に開催されることになった。
以上