第28回 発電用設備規格委員会 議事録
1.日 時:2004年3月10日(水)10時00分〜16時30分
2.場 所:日本機械学会 第1会議室
3.出席者:(委員27名中 出席者19名,代理者4名,欠席者4名)
班目(東大),宮野(東芝),唐澤(東電),鈴木(日本製鋼所),中島(三菱重工),
中村(関電),吉本(日立),伊藤(日本動力),五明(火原協),西口(神奈川工大),
羽田(原研),宮(慶応大),山本(経済産業省),青山(青山研究室),伊勢田(住友金属),
島川(川崎重工),増山(九州工業大),佐野(東電),肥田(中電)
代理者:鹿島(電中研)[新田代理],吉田(発電技検)[藤浦代理],森下(JNC)
[渡部(筑波大)代理]],木倉(東工大)[有冨代理]
欠席者:水町(JNES),森國(相馬共火),三ヶ尻(東京海上リスクコンサルティング),
梶ヶ谷(IHI)
オブザーバ:松本(東電),小林(東電),堀田(日立),和地(三菱重工),堂崎(原電),
横江(中電),小山(三菱重工),
事務局:渡邉,佐藤,吉田
4.配付資料
<配布資料>
28−1 第27回発電用設備規格委員会議事録(案)
28−2 専門委員会委員案
28−3−1 規格委員会委員案
28−3−2 名誉委員の推薦について
28−4−1 事例規格発行に伴う審議要領の一部改正について(案)
28−4−2 委員選任要領の補足
28−4−3 専門委員会運営規約の改正について
28−5 火力専門委員会報告
28−6 原子力専門委員会報告
28−7 核融合専門委員会報告
28−8 新規発行規格の寄贈案
28−9−1 維持規格
改訂案 の変更提案((1)検査 (2)評価 (3)補修 (4)PWR疲労き裂進展)
28−9−2 維持規格 事例規格案(PWR SCCき裂進展)
28−10−1 高速炉規格案の概要について
28−10−2 高速炉規格案
28−10−3 高速炉規格解説案
28−11 講習会案 発電用火力設備規格(2003年版)
28−12 発電用火力設備規格(2003年版)の英訳作業(案)
28−13 規格作成機関の詳細要件(案)
28−14−1 第3回 原子力関連学協会規格類協議会 議事録(案)
28−14−2 『原子力関連学協会規格類協議会』ホームページへのリンク
28−15 ASME(米国機械学会)規格委員会の状況報告
28−16−1 標準事業部会報告
28−16−2 (5)標準事業部会 特定基準作成委員会 運営要綱
5.議事
(1)開会
午前10時00分,委員長が委員会開会を宣言した。
(2)出席者紹介
出席者が自己紹介を行った。
(3)事務連絡
特になし。
(4)議事次第確認
議題の確認を行い、変更の提案はなく承認された。
(5)前回議事録確認 【資料28-1】
委員長が,第27回規格委員会の議事録の内容について意見,気付き事項の確認を行った
結果,意見は特になく,議事録は承認された。 今回予定されていたセンター会計収支等に関する再説明は,2003年度の会計収支も合わせ次回委員会で報告することが伝えられた。
(6)専門委員会委員の承認 【資料28-2】
火力専門委員会にて中曽根委員,天野委員,雨宮委員の再任及び吉識晴夫氏(帝京平成大
学),池田和夫氏(日電協),和泉栄氏(富士電機システムズ)の委員就任が了解されているこ
とが伝えられた。挙手による採決を行った結果,出席者全員の賛成で上記3名の再任及び3
名の火力専門委員会委員就任が承認された。
また,堀江委員,酒井委員,池田委員が退任したことが伝えらた。
原子力専門委員会にて小木曽誠太郎氏(川重),吉田和夫氏(発電技検)の委員就任が了
解されていることが伝えられた。
吉田氏を除く委員で挙手による採決を行った結果,出席者全員の賛成で上記2名の原子力
専門委員会委員就任が承認された。
(7)規格委員会委員の承認 【資料28-3-1】 班目委員長より,任期満了となる中島委員,中村委員より再任の意向が出されていること,また,朝田委員,堀江委員が退任されたことが伝えられた。委員退任に伴う新委員候補募集結果,青木孝行氏(原電),湯原哲夫氏(東大)の推薦があったことが伝えられ,推薦者の唐沢幹事より推薦理由が紹介された。中島委員,中村委員を除く委員で挙手による採決を行った結果,出席者全員の賛成で上記2名の再任及び2名の発電用設備規格委員会委員就任が承認された。 (8)名誉委員の任命 【資料28-3-2】 運営検討タスクより,退任された朝田泰英氏を名誉委員に推薦する提案が出された。 審議を行い,挙手による採決を行った結果,出席者全員の賛成で朝田泰英氏を名誉委員とすることが承認された。
(9)規格委員会活動状況報告
(9−1)運営検討タスク及び事務局報告
(9−1−1)審議要領の改正について 【資料28-4-1】
運営検討タスク吉本主査が,資料28-4-1に添って,運営検討タスクで見直しした,事例
規格に関する記述について説明を行い,事例規格発行に伴う審議要領の一部改正について
(案)を再提案した。審議の結果,出席者全員の賛成で,審議要領の改正案が承認された。
(9−1−2)委員選任要領の補足について
【資料27-4-2】
吉本主査が,資料27-4-2に添って,標記に関して運営検討タスクで再検討した結果を報
告した。
分科会の委員選任については,webサイトで公募するとなると,委員選任までに時間が
かかってしまい,規格作成作業等にも影響しかねないとの意見が出された。
審議の結果,分科会は対象外とすることで,委員選任要領の補足が了承された。
(9−1−3)専門委員会運営規約の改正について 【資料28-4-3】
吉本主査が,資料28-4-3に添って,運営規約REV8.3に対して,原子力専門委員会書面投
票時に出された参考意見について,運営検討タスクで検討した結果を報告した。
審議の結果,字句訂正については次回運営規約改正時等に合わせて実施すること,英文規
格に関する記述については,現行どおり付則とすることとなった。
英語翻訳した規格の中で,その規格の位置付け(日本語版との関係)を説明しているのか
との質問があり,事務局で確認することになった。
(9−2)火力専門委員会報告 【資料28-5】
西口委員(火力専門委員会委員長)が,資料28-5に添って,火力専門委員会の活動状況報告をした。
(a)専門委員会委員の再任及び就任を了承したこと。
分科会委員の再任を承認したこと。(b)JESC火力規格特別部会で行われていた,発電用火力設備規格(2003年版)の省令への適合性に関する審議は終了し,省令第51号及び第123号に適合する規格であると判断されるとの結論を得ており,この検討結果について,JESC委員会(3/25)で審議される予定であること。(c)火力設備規格の改定作業について,材料分科会より,許容応力表については,ASME2004年版(SI単位表記のもの)を取込みたいとの提案が出されており,規格作成にあたり,SI単位換算方法を明確にする必要があることから,各分科会で検討してもらい調整を図ることになったこと。この件に関しては,ASMEでも必ずしも統一されているわけではなく,また使用目的から個別に決められているところもあるので,ぞれぞれの根拠を確認する必要がある,との意見が出された。
(d)火力設備規格講習会案について了承したこと。
(e)火力設備規格英訳作業案について了承したこと。
(f)専門委員会運営規約改正案(同一組織から複数の委員選出が可能となる見直し案)
について,投票で採決することを承認したこと。この件に関し,中立性,公正性,公開性の維持が要求される規格委員会においてむしろ必要な内容で,専門委員会の運営規約の中にあるのはおかしいのではないかとの意見が出された。そのため,専門委員会運営規約改正案に対する規格委員会の対応及び規格委員会運営規約改正の要否について,運営検討タスクで検討することになった。
(9−3)原子力専門委員会報告 【資料28-6】
森下代理(原子力専門委員会副委員長)が,資料28-6に添って,原子力専門委員会の活
動状況報告をした。
(a)専門委員会委員の就任を了承したこと。
(b)「環境疲労評価分科会」の新設と「環境疲労検討タスクグループ」の廃止について
投票を行い,承認したこと。
班目委員長より,過去に標準事業部会指針作成委員会等で制定した規格で,現在
まで見直しが行われていないものについて,今後どうすべきかとの問題提起があった。発電用設備規格への取込みも含め,その取扱いについて運営検討タスクで検討することになった。 該当規格(指針)例・配管の高サイクル熱疲労に関する評価指針
・配管内円柱状構造物の流力振動評価指針
・蒸気発生器伝熱管U字管流力弾性振動防止指針
(c)「維持規格改訂案」,「維持規格事例規格案」「設計・建設規格改訂案」,「高速炉規格案」,「原子力材料規格案」について審議を行ったこと。 このうち,「維持規格改訂案」,「維持規格事例規格案」「設計・建設規格改訂案」について投票を行い,一部承認したこと。
(d)「設計・建設規格(2001)」(1件),「維持規格(2000/2002)」
(2件)に対する質問への回答を承認し,各質問者に回答書を送付するとともに審議要領に基づきホームページに内容を掲載したこと。
(e)前回の規格委員会で実施計画が承認された「コンクリート製原子炉格納容器規格」
の講習会を開催したこと。
第1回:2004年2月25日(東京)
聴講者37名(電力15,ゼネコン13,保安院1,プラントメーカ1,その他7)
第2回 2004年3月8日(大阪)
聴講者26名(電力12,ゼネコン9,プラントメーカ2,その他3)
(f)専門委員会運営規約改正案について,他の専門委員会の了解が得られ次第投票で採決することを承認したこと。(9−4)核融合専門委員会報告 【資料28-7】 宮委員(核融合専門委員会委員長)が,資料28-7に添って,核融合専門委員会の活動状況報告をした。
(a)幹事会を設置したこと。
(b) ASME対応タスクグループ及び3分科会の設置を書面投票にかけることが了承され
たこと。
(c) 原子力専門委員会から委員の選任に関する改正提案があり,提案に合意したこと。
(d)性能本位の品質規格及び中性子重照を受ける場合の設計規格の考え方について検討
を進めた。今後分科会で検討を深める。
(10)審議事項
(10−1)新規発行規格の寄贈案に関する審議 【資料28-8】
事務局が,資料28-8に添って,新規発行規格の寄贈案を提案した。
日本保全学会への寄贈要望があり,審議の結果,日本保全協会への寄贈各1部を含めた寄
贈案が,出席者全員の賛成で承認された。
(10−2)維持規格改訂案・事例規格改訂案に関する審議 【資料28-9-1(1)〜2】
(a)堂崎氏が,資料28-9-1(1)検査に添って,「維持規格」の変更提案について,第2
7回提案からの変更点について説明した。
(b)和地氏が,資料28-9-1(2)に添って,「維持規格」の変更提案について,第27回
提案からの変更点について説明した。
(c)横江氏が,資料28-9-1(3)に添って,「維持規格案」補修章の変更提案について,
第27回提案からの変更点について説明した。
(d)小山氏が,資料28-8-9-1(4)に添って,維持規格変更提案について説明した。
(e)小山氏が,資料28-8-9-2に添って,事例規格(新規)提案について説明した。
(f)(a)〜(e)に関し下記のような意見,質問が出された。
・ 【資料28-9-1(1)】試験手順フローについて,例えばP3試験手順フローについて,無
限ループになっているようで,Yes(漏えいあり)の条件を明記しておいた方が良いのではないか。
・ 【資料28-9-1(1)】P52上図で「ポンプおよび弁箱〜」とあるが「ポンプまたは弁箱〜」
ではないか。
・ 【資料28-9-1(2)】APIの式は2004年版ではG5、G6が明記されていたはずなので確認要。
・ 【資料28-9-1(2)】P7.1「デンドライト」と「インコネル182」がそれぞれ他の用語でも
表記されており,混在しているので統一した方が良い。
・ 【資料28-9-1(3)】P5項目(2)で「以下のものは,漏えい試験を免除することができ
る」とあり,項目(4)で「次の場合は,耐圧試験を免除することができる」となっており,
項目(4)は,免除することが2重に掛かかることになり,違和感を感じる。
・ 【資料28-9-1(3)】P6【解説】の中で,「ASME Sec.XIで採用され十分な適用実績
があること」と記述しているが,実際に適用事例を確認しているのか,ASMEにその
ように明記されているだけなのか確認要。ただし,規格全体に関係することなので,今
回は提案通りとし,今後専門委員会で検討願いたい。
・【資料28-9-1(3)】P9「(最高)パス間温度」は本文修正の結果,用語として相
応しくなくなったのではないか。
・【資料28-9-1(4)】PWR一次系環境中での疲労き裂進展評価式の中で,PWRでは
温度依存性が考慮されているにもかかわらず、BWRでは温度依存性を考慮していないの
はおかしいのではないか。
・【資料28-9-1(4)】P1.2表添付E-2-1き裂進展速度線図の適用条件の中の表記,「水
素注入環境中」は「水素注入(水質)環境中」の方がよいのでは。
・ 【資料28-9-2】項目3.SCCき裂進展速度の設定概要の中で,「以下の式を用いて
もよい」という表現があるが,問合わせ回答形式のようで不適切ではないか。
・ 【資料28-9-2】項目4.その他「本事例は発行後5年以内に見直しを行う」の項目は,
事例規格も規格として取扱うことを決めたので,不要ではないか。
・ 事例規格の記載様式は,発行前に決めておいた方がよいのでないか。
・ 規格全体に関して,ページの付け方を通し番号にする等,使用者が使いやすいように
改良した方が良いのではないか。
今回出された意見等も踏まえて次回原子力専門委員会で審議を行い,承認された提案につ
いて,専門委員会の検討結果(今回の規格委員会意見への回答を含む)を同封したうえで規
格委員会の投票に諮ることの是非について,採決を行った結果,出席者全員の賛成で承認さ
れた。なお,事例規格のフォーマット等については別途運営検討タスクで検討することとし,
投票では事例規格案の内容のみを対象とすることになった。
また,規格のページ番号の付け方や事例規格の配布方法についても運営検討タスク検討す
ることになった。
(10−3)高速炉規格案に関する審議 【資料28-10-1〜3】
高温規格分科会森下主査が,資料28-10-1〜3に添って,高速炉規格案の概要について説
明した。
・ 【資料28-10-3】後半P15:解説表ETD-添付13-1-1「ETDにおける設計許容値の策
定方法一覧」について再確認することになった。
(10−4)発電用火力設備規格(2003年版)講習会案について 【資料28-11】
事務局が,資料28-11に添って,火力設備規格(2003年版)講習会案を提案した。
西口委員より,趣旨記載内容等は,省令への適合性承認,製品民間認証規格との関係等に
ついて,実情を反映させて追記等することもあるとの補足説明があった。
審議の結果,出席者全員の賛成で講習会案は承認された。
(10−5)発電用火力設備規格の英訳作業について 【資料28-12】
事務局が,資料28-12に添って,火力設備規格(2003年版)英語版の英訳作業について
序文,補遺の一部について翻訳を外部委託することを提案した。
審議の結果,出席者全員の賛成で英訳作業案は承認された。
JSME規格とASME規格との変更点が分かるような解説本(日本語版,英語版)を発行して
はどうかとの意見が出され,火力専門委員会で検討することになった。
(11)関連機関状況報告
(11−1)標準事業委員会報告 【資料28-16-1〜2】
五明委員(標準事業部会副会長)が,資料28-16-1〜2に添って,第4回標準事業部会(3/8)
の報告を行った。
「標準事業部会 特定基準作成委員会運営要綱」改定案についての説明があった。
(11−2)原子力安全・保安院報告
山本委員より,性能規定化省令123号の見直しが行われ,原子力関係と火力関係とが分
離され,原子力関係だけで体系化される予定であること,また,性能規定化については高速
炉規格も対象になる予定であることが伝えられた。
(11−3)日本原子力学会標準委員会報告
宮野副委員長が,日本原子力学会標準委員会の新委員長に就任したことが伝えられた。
(11−4)日本電気技術規格委員会報告 【資料28-13】
事務局が,資料28-13に添って,原子力安全・保安院電力安全課で策定作業中の民間規格
評価機関の要件案について紹介した。
(11−5)日本電気協会原子力規格委員会報告
班目委員長が,日本電気協会原子力規格委員会の新委員長に就任したことが伝えられた。
(11−6)原子力安全基盤機構報告
特になし。
(11−7)原子力関連学協会規格類協議会報告 【資料28-14-1〜2】
班目委員長が,資料28-14-1〜2に添って,原子力関連学協会規格類協議会の活動状況を
報告した。発電用設備規格委員会ホームページより原子力関連学協会規格類協議会ホームペ
ージへリンクを張ったことが紹介された。
電事連作成の「規制基準・民間規格体系図」を参考にして,JSMEから見た規格体系図
案を,運営検討タスクで作成することになった。
(11−8)ASME規格委員会報告 【資料28-15】
五明委員が,資料28-15に添って,ASME規格委員会の状況を報告した。
(12)その他
4月末にワシントンDCで開催されるICON12の規格基準のパネルセッションに日本の
パネラーとして班目委員長が参加することが伝えられた。
2004年度の発電用設備規格委員会の開催日は以下の通りとなった。
第29回:2004年6月9日(水)
第30回:2004年9月15日(水)
第31回:2004年12月8日(水)
第32回:2005年3月16日(水)
6.次回開催予定確認
第29回規格委員会
日時:2004年6月9日(水)
10:00〜17:00
場所:日本機械学会 第1会議室