第28回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 構造分科会 議事録
1.日 時:2002年10月25日(金)13時30分〜17時00分
2.場 所:日本機械学会 第2会議室
3.出席者:(委員11名中;出席者10名,代理者1名,欠席者0名)
浜田(東電),神尾(IHI),深川(東芝),一ノ瀬(バブ日立)
今西(関電),西野(東芝プラント),松崎(富士電機)
遠藤(川崎重工),長尾(中電),岩田(日立)
代理者:高縄【椎橋代理】(三菱重工)
欠席者:なし
オブザーバ:なし
事務局:和田
4.配付資料
28−1 .第27回構造分科会議事録
28−2 .構造分科会委員名簿
28−3 .JSME火力設備規格の規格使用者に対する解説
28−4−1.規格に使用する単位の表記にかかわるルールの検討
28−4−2.委員専用ホームページの設置について
28−5−1.溶接後熱処理に係る規定に関する検討結果について
28−5−2.火力設備規格と火力溶接規格の章立てについて
28−5−3.火力溶接規格のSI単位の有効桁数に関する審議依頼
28−5−4.火力溶接規格に関する用語の統一について
28−6 .第V章「ボイラ」の鋼板材としてSA/EN10028の適用可否について
28−7 .火力規格講習会中間報告
28−8 .安全率変更(4.0→3.5)に伴い影響する部分の検討結果
28−8−1.ASME SEC[div1における許容応力安全率変更に関する資料
28−9 .溶技省令および解釈との比較検討資料
28−10 .鋳造係数に関する審議経緯(案)
28−11−1.第X章122に関するコメント
28−11−2.本分科会資料28−11−1に関するコメント
28−12 .レビュー票(担当:三菱重工業)
28−13 .レビュー票(担当:川崎重工業)
5.議事
(1)前回議事録確認(資料28−1)
浜田主査が前回議事録の確認を求め,委員の承認を得た。
(2)分科会委員の所属変更の報告(資料28−2)
事務局が,西野委員の所属に変更があったことを報告した。
(2)JESC対応状況報告(資料28−3)
浜田主査が,JESC火力規格特別懇談会の審議結果,ならびにJESCでの審議状況を伝えた.
また,前回の火力専門委員会にて,火力規格の使用者に対する解説を補遺に添付することが承認され,解説(案)の作成は材料・構造両分科会に依頼されたことを伝えた.また,浜田主査が本解説(案)の内容を説明を行った.
審議の結果,本解説(案)は構造分科会で承認され次回火力専門委員会へ提案することとなった.
(3)規格委員会報告(資料28−4−1,2)
事務局が資料に添って,第22回規格委員会の決定事項について報告を行った.
(4)溶接分科会報告
(4−1)溶接後熱処理に係る規定の検討結果について(資料28−5−1)
構造分科会から溶接分科会へ検討依頼した溶接後熱処理の規定に対し,回答が届いていることを浜田主査が伝え,資料の説明を行った.
審議の結果,溶接分科会からの回答に従って,当該規定を改訂することとなった.
<回答内容>
「応力緩和に必要な時間は、2分程度の非常に短時間であることから、応力除去そのものには板厚の違いによる保持時間の差の影響はほとんど無いと考えても問題はない.また、その他応力除去以外の問題についても保持時間の影響の可能性が否定できないが、他の規格で作成した溶接構造物の長年の実績から問題無いと考えられる.従って、保持時間は薄い方の肉厚を基準に決める.」
(4−2)火力溶接規格の章立てについて(資料28−5−2)
第9回溶接分科会で次回火力専門委員会へ提出することが了解された「火力溶接規格の章立てに関する審議依頼」を事務局が説明した.また,本依頼に対するコメントを提出して欲しい旨,構造分科会へ依頼されていることも伝えた.
審議の結果,本依頼文書(案)は構造分科会で了解された.
(4−3)火力溶接規格のSI単位の有効数字に関する審議依頼について
(資料28−5−3)
第9回溶接分科会で次回火力専門委員会へ提出することが了解された「火力溶接規格のSI単位の有効数字に関する審議依頼」に関して,事務局が説明を行った.また,本依頼に対するコメントを提出して欲しい旨,構造分科会へ依頼されていることも伝えた.
審議の結果,構造分科会の意見は下記の通りとなった.
・mmについてはケース1(小数第2位を四捨五入),その他については
ケース4(現状どおり)を採用したい.
(4−4)火力溶接規格の用語の統一について(資料28−5−4)
第9回溶接分科会で了解された「火力溶接規格の用語の統一」に関して,事務局が説明を行った.また,本依頼に対するコメントを提出して欲しい旨,構造分科会へ依頼されていることも伝えた.
審議の結果,本用語統一(案)は構造分科会で了解された.
(5)材料分科会報告(資料28−6)
事務局が,構造分科会から材料分科会へ検討依頼したSA/EN10028-2の適用の可否に対して,回答が届いていることを伝え,資料に添って説明を行った.本材料は,火力設備規格(第3版案)の許容応力表にて,すでに本材料を取り入れられており,SA/EN
100028-2を適用することは問題なしとの回答であった.
審議の結果,本材料をPG−6(板)の規定として取り入れることとなった.
(6)火力設備規格講習会報告(資料28−7)
事務局が資料に添って,第1回〜第3回の火力設備規格講習会の実施結果の報告を行った.
(7)審議
(7−1)安全率3.5の導入について(資料28−8)
神尾副主査が,安全率変更(4→3.5)に伴い影響する部分の検討結果を報告した.
水圧試験圧力規定に関する議論の中で以下の意見が出された.
・次のASME SecTの改訂版(2002Addennda)でも水圧試験圧力は,最高許容運転圧力
の1.5倍のままであること.
・ボイラの場合は,圧力容器と違い温度補正していないこと.
・圧力容器のJIS B 8265では,許容応力の安全率が変更されても,1.5倍のままとする予定であること.
議論の結果,第V章,第W章及び第X章の水圧試験圧力の規定は最高許容運転圧力の1.5倍のままとする方針とすることが提案され,挙手により採決を行った.結果,全員一致でこれが了解され,上記の方針を次回火力専門委員会で報告することとなった.
(7−2)溶技関連規定について(資料28−9)
深川幹事が,各委員の検討結果をまとめた「溶技省令および解釈との比較検討資料」を提出し,説明を行った.
審議の結果,溶技関連規定に関する検討シートを作成することとなった.ついては,「溶技関連規定ありに該当するレビュー票」と「溶技解釈との比較検討シート(フォーム)」を事務局が各委員に送付することとなった.今回のシート作成の分担は,比較検討資料に記載された分担(深川幹事と西野委員は両者で分担を調整する)とすることになった.
また,SecXならびにSec\を引用している規定は,溶接分科会に検討を依頼することとなり,11月末までに溶接分科会への依頼分を抽出できるところまで「溶技解釈との比較検討シート」を完成させることとなった.
技術的検討にあたっては,「溶技解釈との比較検討シート」の作成作業量を考慮し,2人ペアで分担することとなった.
また,「溶技省令および解釈との比較検討資料」は,本日の資料を次回火力専門委員会へ中間報告することとなった.
(7−2)鋳造係数の審議経緯について(資料28−10)
事務局が,鋳造係数の審議経緯に関する資料(案)の説明を行った.本資料は,火力専門委員会から作成が依頼されていることも伝えた.
審議の結果,本資料(案)に対する意見はなく,次回火力専門委員会へ提出することが了解された.
(7−3)レビュー表の審議
各委員が配布資料に従いレビュー表の審議を行った.
(8)火力規格(第3版案)作成スケジュールについて
浜田主査が,火力規格(第3版案)の今後のスケジュールを説明した.内容は下記の通り.
11月1日 第22回火力専門委員会にて状況報告(中間報告)
12月3日 第23回規格委員会にて状況報告 (中間報告)
3月7日 第23回火力専門委員会で規格原案の提案
6.次回開催
日 時:2002年12月3日(火)13:30〜17:00
場 所:日本機械学会 第3・4会議室