第65回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 構造分科会 議事録
1.日 時:2010年6月25日(金)13時30分〜17時30分
2.場 所:日本機械学会 第5会議室
3.出席者:浜田(東電) 、西野 (配管技術研究協会)、西田(三菱重工) 、堀(バブコック日立)、一柳(中電) 、位田(カワサキプラントシステムズ) 、齋藤(IHI)、島田(東芝)、小高(富士電機システムズ) 、時吉(関電)
代理者:鈴木・田村 [堤田(日立)]
欠席者:なし
オブザーバ:なし
事務局:稲垣(記)
4.配布資料
65−1 .第64回構造分科会議事録(案)
65−2 .構造分科会委員名簿
65−3 .第52回火力専門委員会議事録(案)
65−4 .第53回規格委員会議事録(案)
65−5 .高クロム鋼クリープ関連項目の規格規定反映計画(案)
65−6−(1).第63回,64回レビュー票,本文で感じたこと
−(2).火力設備規格作成にあたっての標準用語リスト 検討用(用語追加)
65−7 .レビュー票 第V章(PG1-30),第X章(102.4.7)
65−8 .レビュー票 第V章(PG58-61),第W章(UG34-39)
65−9 .レビュー票 第V章(PG100),第W章(UG84-101),第X章(136.4)
65−10 .規格原稿/レビュー票 第X章(123-126)
65−11 .規格原稿/レビュー票 第V章(PG42-44)
65−12.規格原稿/レビュー票 第W章(UCS1-160,UHX1-20,Appendix 5-EE),第X章(127,Appendix W)
65−13.規格原稿/レビュー票 第V章(PG67-73), 第W章(UG125-137),第X章(122-122.14)
65−14 .日本機械学会 発電用火力設備規格(基本規定)
参考1.発電用火力設備規格 詳細規定(200X年版)の委員専用HP原稿アップ状況
5.議題
(1)前回議事録確認 [資料65-1]
前回議事録(案)について確認を行なった結果、意見等は特になく、議事録案は承認された。
(2)分科会委員の承認 [資料65-2]
退任,新任候補,再任候補いずれも該当者なしが報告された。
(3)報告事項
(3−1)火力専門委員会・規格委員会他報告 [資料65-3,4]
第52回火力専門委員会,第53回規格委員会の審議内容のうち、火力に関連する内容が報告された。
このうち,専門委員会議事録にあるJIS規格等の記載の対応について確認があり,以下の補足説明があった。
@ JISの引用で,年度番号の記載の有無の違いがある。全て年度番号を記載するという事ではなく,特定すべきところのリストアップと対応を図るという事。
A 規格案が出揃った段階でチェックする予定。
(3−2)その他報告
a. 高クロム鋼クリープ関連項目の規格規定反映計画(案) [資料65-5]
高クロム鋼クリープ関連の対応として,事例規格を作成し,現在改訂中の発電用火力設備規格において,基本規定でNISA文書に代えて事例規格を引用する案が検討されていることが情報提供された。また,事例規格を発行する場合の,最短のスケジュール案が示された。
主な確認事項は以下の通り。
・ 具体的対応として,@寿命評価式の作成,A母材許容引張応力の見直し,B溶接強度低減係数の取り入れ検討,の3つの方策が検討されている。今回の計画は@に該当し,Aは材料分科会,Bは材料専門委員会のタスクで対応すると考えられる。
(4)審議事項
(4−1)第63回,64回レビュー票・本文の再レビュー結果 [資料65-6]
レビュー票の横断的チェックに基づく気付き事項が紹介された。具体的な再レビュー結果は各委員が反映を検討する。
あわせて,「標準用語リスト 検討用(用語追加)」が示され,当面参考的な扱いとするものの,委員専用HPで公開・共有する事で,検討案をベースに充実させていく事となった。
溶接分科会で規定の用語については現状のまま使用することとなった。
(4−2) SME規格本体200X年版の改訂作業の審議
200X年版の改訂作業内容について審議された。特記事項は以下の通り。
a. 日本機械学会 発電用火力設備規格(基本規定) [資料65-14]
浜田委員から,基本規定の事前チェック結果の説明があった。特記事項は以下の通り。
・ 現時点でレビュー票がアップされているものを元に,分かる範囲で事前準備した。対応必要な部分も含め今後の作業のための色分けをしたが,レビュー票がダウンロードできずに作業できていない部分がある。各委員に速やかなアップロードの依頼があった。
・ 特に引用を追加すべき事項のピックアップが労を要する。各委員でも追加項目の気付き等があれば,適宜連絡するよう依頼があった。
例) P18の10.4.136.2で,UW-20を追加する。
・ P20の溶接分科会コメントでUCS等の引用を削除することの提案があったが,検討の結果削除しない方向で回答するとの説明があり,特に異論はなかった。
b. レビュー票 第V章(PG1-30),第X章(102.4.7)(堀委員) [資料65-7]
・ 西野副主査のレビュー結果の反映が主な変更点である。
・ PG-1:「ボイラ等」は意味を持たせているので,ASME原文には合わせず,「等」を残す事。
・ PG-7.3:ASMEを直訳的に「ドラム,胴あるいはドーム」とした。日本の用語では,胴はshells or domesに相当すると考えられるので,「ドーム」の記述は削除する。
・ 102.4.7の溶接強度低減係数は,材料専門委員会の検討結果が提示され次第,反映すること。
・ HPは旧版であるため,最新版を提出すること(=可能であれば,審議予定のデータを事前送付する事の意)。
c. レビュー票 第V章(PG58-61),第W章(UG34-39)(小高委員) [資料65-8]
・ 西野副主査のレビュー結果の反映が主な変更点であり,レビュー内容に確認必要な項目はなく,反映済みであることが報告された。
d. レビュー票 第V章(PG100),第W章(UG84-101),第X章(136.4)(時吉委員)
[資料65-9]
・ 前回の審議事項に基づき,レビュー票に記録化すべき事項をレビュー票に反映した。
・ PG-100:2005JSME案は「変更なし」となっているが,JIS年版変更があるため反映する。
・ UG90-(b):this Divisionを「本章」とあるが,JSME2008年版の記載を確認し,あわせる事。
・ UG-90(c):Mandatory Appendixとあるが,Mandatoryはカットする事。
・ 136.4.1:unless〜otherwiseの構文が「工学設計の指示に関わらず」とあるが,文意が分からない。採用する修文内容によっては,溶接分科会にも影響があるので,別途確認することとなった。
・ 136.4.1:「Pナンバー」は「P番号」とすること。
e. 規格原稿/レビュー票 第X章(123-126) (浜田主査) [資料65-10]
・ 126.1:新たに規定を取り入れ,ASTMボルト材,API規格の5L管などを使用できるようにした。
f. 規格原稿/レビュー票 第V章(PG42-44)(位田委員) [資料65-11]
・ 西野副主査のレビュー結果の反映が主な変更点である。
・ PG-42.4.11:this Sectionは,従前より「本規格」としている。JSME2008年版では,セクション番号があれば,「本規格第○章」との記述に統一した。
・ General Notes は「全般の注」,Notesは「注」とした。
注:分科会開催後確認事項) 前の議事録を確認したところ『General NOTE』も『NOTE』もどちらも『注』とするとの記載がある(第59回議事録参照)。原則としては,上記のとおりとして,どうしても使いわける必要があると判断した場合には,今回議事録記載の用語とする。
g. 規格原稿/レビュー票 第W章(UCS1-160,UHX1-20,Appendix 5-EE),第X章(127,Appendix W)(鈴木・田村代理委員) [資料65-12]
・ UCS-5(b)(2):一部,ASMEの原文が省略されているが,JSME規格を修正・反映すること。
・ 表UCS-57:10Fグループ6とあるが,10Fグループ1の誤記。
・ UCS-66:this Divisionとあり,他の委員の指摘事項と同様,JSME2008年版の表現に戻す事(他の類似箇所も同様)。
・ UCS-66(i)(3):規格原案で,105℃の前にマイナス符号「−」を追記する。
・ 表UCS-56 P番号5A,5B グループ番号1:フィンの扱いがASMEに明記されたとのことで,レビュー票に記録しておく事。
・ 表UCS-56 P番号5B グループ番号2:注(5)(d)で「・・・配管もしくは管・・・」とあるが,「pipe」は「管」、「tube」は「チューブ」の用語統一が該当していると思われる。確認・修正のこと。
・ UHX-9.1,9.2:理由欄でJIS B 8274を参照しているが,JIS B8265だと考えられる。確認・修正のこと。
・ UHX-9.3:基本規定に影響ないことを理由欄に残す事。
・ UHX-10(b):「水室→管板」の誤記修正含め,修文する事。
・ APPENDIX 5:「強制的」はカットする事。他の類似箇所の「非強制的」も同様。
・ APPENDIX 5-3:伸縮継手の計算式がなくなったことについて,EJMAとKELLOGGとの関係と思われるが,調査して理由を記録しておく事。
・ 127.4.3:「スパイラル溶接」の用語で良いか確認があり,問題なしとなった。
・ 127.5.3(B):溶接技量認定WPQについて,雇用主が代わった場合の日本の管理の実情を反映する必要があり,溶接分科会に別途確認することとなった。
h. 規格原稿/レビュー票 第V章(PG67-73), 第W章(UG125-137),第X章(122-122.14) (島田委員)[資料65-13]
・ PG-67.1:規格原稿案で46.4m2とあるが,レビュー票のASME原文と異なる。SI化について,再度確認すること。
・ PG-67.1:bare tube を「裸チューブ」としている。この表現で問題ないか,コメントがあれば各委員から連絡のこと。
・ PG68.3:安全弁容量の規定で,SH最大通過蒸気量15%以上の規定は,ASMEにはないが,JSME規格として必要性が再確認された。
・ PG-67.4.1:ボイラと逃し弁の間の元弁について,火技解釈と同様であることが確認された。ただし,ASMEベースでは「外ねじヨーク式またはボール弁」との記載になり,火技解釈では「仕切弁」としかなっていない。レビュー票に記録しておく事。
・ レビュー票のうち,1式でASME2004年版と変更がなかったものがある。個々の規定の状況を事務局で管理することは不可能であることと,変更がないならばASMEレビュー票の2008A欄を「なし」として更新していることから,反映してデータを送って頂けるよう,依頼があった。
4.次回開催
日 時:2010年8月18日(水)13時30分〜
場 所:日本機械学会 第4,5会議室
以 上