第19回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 議事録

1.日 時:2002年2月4日(木)13時30分〜17時30分
2.場 所:日本機械学会 第1会議室
3.出席者:(委員22名中;出席者14名,代理者5名,欠席者3名)
      西口(神奈川工大),藤田(三菱重工),浜田(東電),瀬戸口(長崎大)
      木村(物質・材料研究機構),三好(川崎重工),福永(住金),
      南(日本鋼管),水野(関電),坂口(中電), 森下(IHI),
      池田(横国大),天野(早大),雨宮(東芝)
  代理者:築山(バブ日立)【石田(バブ日立)】,木村(三菱重工)【野本(東大)】
      屋口(電中研)【緒方(電中研)】,間野(日電協)【堀江(日電協)】
      中村(富士電機)【酒井(富士電機)】
  欠席者:安田(日立), 小泉(発電技検),小山(火原協)
  オブザーバ:無し
  事務局:和田・佐藤
4.配付資料
 19−1  .第18回火力専門委員会議事録
 19−2  .火力専門委員会委員(案)
 19−3  .材料分科会,構造分科会の再任意向確認結果ならびに溶接分科会の退任
        委員について
 19−4  .材料分科会報告
 19−5  .構造分科会報告
 19−6  .溶接分科会の今後の進め方について
 19−7  .SA516Gr70の使用温度範囲に関する御質問について(案)
 19−8  .第19回 規格委員会報告
 19−9  .JESC対応の経過報告
  19−10 .火力設備規格(2002年改訂版,2002年英語版)スケジュール(案)
5.議事
(1)事務連絡と資料の確認
  事務局が本委員会の添付資料の確認を行った。
(2)副委員長・幹事の指名
  委員長より、副委員長に藤田委員を指名したことが伝えられ,これを藤田委員
 が受諾した。
  また,委員長と副委員長で協議をした結果,幹事に浜田委員を指名したことが
 伝えられ,浜田委員がこれを受諾した。
(3)自己紹介
  出席者が自己紹介を行った。
(4)議題の確認
  特になし。
(5)前回議事録確認【資料19−1】
  委員長が前回議事録の確認を求め,事務局が読み上げ,委員の承認を得た。

(6)火力専門委員会委員の承認【資料19−2】
  委員長より,小林委員(東工大),吉識委員(東大),秋葉委員(早大),山
 本委員(富士電機)が2001年11月末日に任期満了を迎え退任したことを伝
 えた。また,藤田委員(東芝)から委員退任の届出があったことも伝えた。また,
 この5名の退任に伴い,委員候補者の推薦を募った結果,池田隆氏(横国大),
 中曽根祐司氏(東京理科大),天野嘉春氏(早大),酒井吉弘氏(富士電機),
 雨宮亮彦氏(東芝)の推薦があったことが伝えられ,事務局が各委員候補者の略
 歴を紹介した。池田氏・中曽根氏・天野氏・酒井氏・雨宮氏の委員就任について,
 挙手による採決を行った結果,全員一致で承認された。

(7)各分科会委員の承認【資料19−3】
  事務局より2002年2月末日で任期満了を迎える材料分科会委員に再任の意向
 を確認した結果が報告され,木村委員,田村委員,増山委員,石川委員より再任の
 意向が提出されていることも報告された。また,2002年2月末日で任期満了を
 迎える構造分科会委員に再任の意向を確認した結果が報告され,浜田委員,神尾委
 員から再任の意向,西口委員,藤田委員,藤原委員からは退任の意向が提出されて
 いることも報告された。上記の再任者6名(材料分科会4名・構造分科会2名)の
 委員の再任について挙手による採決を行った結果,全員一致で承認された。
  また,事務局より溶接分科会の桑野委員(関電),山岡委員(東電)から委員退
 任の届出があったことが伝えられた。溶接分科会委員候補者の推薦依頼は,後日事
 務局よりメールにて送付することが,委員長より伝えられた。

(8)分科会報告
(8−1)材料分科会報告【資料19−4】
  木村委員(材料分科会主査)が11/16および1/25の材料分科会の審議事
 項および決定事項の報告を行った。この報告に関して,本日の委員会で審議した内
 容を以下の(8−1−1〜6)に記載する。

(8−1−1)鋳造係数の統一について
  木村委員(材料分科会主査)よりJIS材とASME材の相当材について,許容
 応力値に係数を乗じて得られる値を実際に計算した結果,同等と見なせる値となっ
 たことを報告した。また,鋳造係数は,割り増し方式(解釈方式)で統一すること
 で材料分科会の合意が得られたことを報告した。
  また,委員長(構造分科会主査)より,構造分科会でも割り増し方式(解釈方式)
 に統一することによる問題点の有無を改訂作業の中で確認しており,現状問題点は
 提出されていないことを報告した。
  以上の点を踏まえ,委員長より「鋳造係数は割り増し方式(解釈方式)で統一す
 ること」が提案され,これを委員は了解した。

(8−1−2)ボルト材取り入れについて
  木村委員(材料分科会主査)が,ボルト材取り入れに関する材料分科会の審議結
 果の報告を行った。
  委員長より,第17回火力専門委員会で取り決められた,ボルト材の取り入れ範
 囲(ボイラ本体および配管系統のフランジに限定し,かつ高温まで含む範囲のボル
 ト材の取り入れ)を再確認し,作業を進めるよう指示があった。

(8−1−3)火力技術基準材の英文標記について
  木村委員(材料分科会主査)が,「火」の英文標記について材料分科会で検討し
 た結果を報告した。また,火力設備規格(英語版)の規格委員会書面投票の参考意
 見に対する回答(案)も合わせて提案した。
  審議の結果,材料分科会の提案に以下の修正を反映し,対応することとなった。
<修正内容>
 1.「KA−」と「火」が同一であることを英語版にも記載する。
      (火力基準材の英文訳の単語に(KA− )を追記する。)
 2.「同等である」を「同一である」に語句を修正する。

(8−1−4)火力規格への質問の回答(案)について【資料19−7】
  木村委員(材料分科会主査)が,火力設備規格へ質問(SA516Gr70の使
 用温度域)に関して,材料分科会で審議した回答(案)を説明した。
  審議の結果,この回答(案)は了解され,質問者へ事務局から送付することとな
 った。

(8−1−5)新規材申請に関する組織体制について
  木村委員(材料分科会主査)より,新規材申請に関する組織体制に関して火力専
 門委員会の中で意見交換を行い,審議を依頼したいことが伝えられた。
  本件については,継続して材料分科会で検討してほしいことが委員長より伝えら
 れた。

(8−1−6)火力設備規格改訂版の呼称について
  木村委員(材料分科会主査)が,火力設備規格(改訂版)の年度呼称が統一され
 ていないことを伝え,材料分科会で検討した年度呼称の統一(案)を報告した。
  本件は,次回規格委員会に審議を依頼したいことを委員長が提案し,委員の了解
 を得た。

(8−2)構造分科会報告【資料19−5】
  藤田副委員長(構造分科会副主査)が12/12の構造分科会の審議事項および
 決定事項の報告を行った。
  瀬戸口委員より,講習会資料(技術基準解釈とJSME規格の比較表)には,今
 回改訂した部分についてはその理由を記載する旨,要望が出された。
  火力設備規格(2001年改訂版)書面投票の参考意見に対する回答は,「初版
 時にASMEとの比較表を作成しており,今回の改訂部分を反映いたします。」と
 修正することとなった。この修正を反映して回答することで委員の了解を得た。

(8−3)溶接分科会報告【資料19−6】
  木村溶接分科会副主査(野本委員代理)が1/29の溶接分科会での審議事項お
 よび決定事項の報告を行った。
  溶接規格作成方針に従い作業を進めてきたが,溶接分科会の中で火力設備規格と
 火力溶接規格の体系,整合性,また将来の展望を審議した結果,資料19−6の溶
 接分科会の今後の進め方(案)を火力専門委員会に提案し,審議を依頼することと
 なったことを報告し,提案内容を説明した。提案の内容は,以下の通り。
  1.規格作成の作業範囲は、製造(溶接施工法、溶接技量)、試験・検査、認
    証・認定の範囲とし、「発電用火力設備規格」と一体の規格とする。
  2.「発電用火力設備規格」と同様にASMEを参考とし、「電気工作物の溶
    接の技術基準の解釈」等の内容を検討し、有用なものを取り込む方向で作
    成する。【資料19−6添付資料1のケース@】
   (溶接規格も設備規格と同様に耐圧部全体を対象とした規格とする。)
  本件に関し,溶接規格作成方針が決まった過去の経緯,規格使用にあたっての問
 題点,将来の展望について意見交換がなされた。
  審議の結果,解釈からみた場合のASMEベースの火力溶接規格の妥当性の検討
 資料の作成,技術基準に関する関係機関の動向をにらみつつ,規格の作成スケジュ
 ールを溶接分科会で再検討していくことを条件に,溶接分科会の今後の進め方(案)
 を挙手により決議することを委員長が提案し,委員が了解した。挙手による採決を
 した結果,2/3以上の賛成者があり溶接分科会の今後の進め方(案)は承認され
 た。(賛成15名 保留4名 反対者0名)

(9)審議事項
(9−1)火力設備規格への質問の回答に関する審議【資料19−7】
  委員長より本日の議題8−1にて審議が完了していることが伝えられた。

(10)規格委員会報告【資料19−8】
  事務局が資料19−8に添って,12/6規格委員会での審議結果の報告を行った。

(11)その他
(11−1)日本電気技術規格委員会関係報告【資料19−9】
  第19回規格委員会にて承認された「日本機械学会発電用火力設備規格の審議のあ
 り方に関する検討のお願い」は12/20にJESCへ提案したことが事務局より伝
 えられた。今回の提案は,「JESC(委員会)に検討Gを設置し,JSME火力設
 備規格の審議のあり方を検討していただきたい」という内容であることを説明した。
  また,1/25にJESC事務局に対し,JSMEから提案内容の説明を実施した
 ことを報告し,その対応にあたっては,規格委員会委員長の指示により,宮野規格委
 員会副委員長・浜田火力専門委員会委員があたったことを報告した。
  また,2/14の関係事務局会議も同委員が対応する予定であることを伝えた。

(11−2)経済産業省電力安全課への説明について【資料19−9】
  事務局が,火力設備規格(2001年改訂版案)の公衆審査の意見提出を経済産業
 省電力安全課に依頼したことを伝えた。1/22に規格案を持参した際,担当班長よ
 り,火力設備規格の内容を説明して欲しいとの要望があったことを伝えた。この対応
 にあたっては,火力専門委員会委員長より,浜田構造分科会幹事と石川材料分科会幹
 事が選任されていることを報告し,これが委員の了解された。
  また,この説明会は,2/6に行う予定であることも合わせて伝えられた。

(12)次回開催予定
 日 時: 2002年5月10日(金) 13:30〜17:00
 場 所: 日本機械学会 第1会議室