第43回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 溶接分科会 議事録
1.日 時:2010年4月22日(木) 13時30分〜17時00分
2.場 所:日本機械学会 第3会議室 第5会議室
3.出席者:野本(東大名誉教授)、欅田(三菱重工)、茂田井(東電)、原田(東芝)、菅谷(日溶協)、樫原(関電)、浜田(東電)、逢澤(日立)、山内(中電)、三原(富山大),山下(神鋼)
欠 席:幅野(IHI)
オブザーバー:小溝(阪大)、橋本(発電技検)
事務局:稲垣(記)
4.配付資料
43−1 .第42回溶接分科会議事録(案)
43−2 .溶接分科会委員名簿
43−3 .第51回火力専門委員会議事録(案)
43−4 .第52回規格委員会議事録(案)
43−5 .発電用設備規格 審議済み資料の発行承認の件
43−6 .第15回動力・エネルギー技術シンポジウム 研究発表申込書(案)および案内
43−7 .ASME 2010
PVP abstract および案内
43−8 .発電用火力設備規格(2008年版)の講習会計画(追加分)
43−9 .火力設備配管減肉管理技術規格(2009年版)の講習会計画(追加分)
43−10.大口自家発懇話会 平成21年度第2回合同委員会次第(案)
43−11.規格原稿案 第Y章 アーティクル6 (山内委員)
43−12.基本規定改定案(原田委員)
43−13 .ASME 2008Aレビュー票 第Y章 アーティクル1 (橋本オブザーバー)
43−14−1 .ASME 2008Aレビュー票 第Z章 アーティクルU (欅田副主査)
43−14−2,3.テンパービード溶接関連 ASME 2008Aレビュー票(案)およびまとめ(欅田副主査)
43−15.ASME 2008Aレビュー票 第Z章 アーティクルW抜粋
(茂田井幹事)
43−16−1,2.ASME 2008Aレビュー票 第Z章 アーティクルV (幅野委員)
参考1.発電用火力設備規格 詳細規定(200X年版)の委員専用HP原稿アップ状況
参考2.原稿・レビュー票のチェック要領(標準フロー)他
参考3.T-130に関する過去に審議関係記録
5.議事
(1)前回議事録確認 [資料43-1]
前回議事録(案)について確認を行った結果、意見等は特になく、議事録案は承認された。
(2)分科会委員の承認 [資料43-2]
小溝先生,橋本氏が新任候補として推薦されていることと,茂田井委員,山下委員の再任の意向が報告された。出席委員全員の賛成により,次回火力専門委員会に推薦することが承認された。
また,主査・幹事の互選があり,新主査候補として三原委員,幹事候補として茂田井委員(継続)が互選され,出席委員全員の賛成により,次回火力専門委員会に推薦することとなった。
また,野本主査,中井委員の退任の意向が報告された。
(3)報告事項
(3−1)火力専門委員会・規格委員会他報告 [資料43-3,4]
第51回火力専門委員会,第52回規格委員会の審議内容のうち、火力に関連する内容が報告された。
(3−2)その他報告
a.
JESC審議資料集の発行承認の件 [資料43-5]
JESC審議資料集の発行が承認され,日本機械学会でも資料の閲覧・複写ができるようになった。また,資料のリストは,ホームページで公開されていることが報告された。
b.
第15回動力・エネルギー技術シンポジウムでの講演計画 [資料43-6]
動エネ部門シンポジウムのセッション(6/21・22)に発電用火力設備(基本規定)に関する講演が登録され,6/21PMに発表予定であることが報告された。
c.
ASME 2010 PVPでの講演計画 [資料43-7]
ASME PVP2010(7月中旬開催予定)に,動エネ部門と同じ講演内容が登録され,発表予定である事が報告された。なお,動エネ部門を先とすることで,著作権はJSMEのものとなる。
d.
発電用火力設備規格2008年版(TA0〜TA2-2008)の追加講習会計画 [資料43-8]
昨年8月末より,原子力安全・保安院において,発電用火力設備規格2008年版のエンドースに関する検討が行われている。今後,保安院によりエンドースされた場合,規格の講習会開催に対する要望が高まることが想定される。そこで,保安院により規格がエンドースされた場合,速やかに講習会を開催することができるよう,「保安院によるエンドース」を前提条件にして講習会を開催することの承認が得られたことが報告された。
併せて,講習会開催情報は,事務局から火力関係の専門委員会・分科会委員にも情報を提供するので,情報の周知に関して,協力依頼があった。
e.
火力設備配管減肉管理技術規格(2009年版)の講習会計画(追加分) [資料43-9]
発電用火力設備規格2008年版と同様,「保安院によるエンドース」を前提条件にして,予め講習会の開催に関して承認が得られたことが報告された。
f.
大口自家発懇話会 平成21年度第2回合同委員会次第(案) [資料43-10]
大口自家発懇話会での講演会(2/22)で,発電用火力設備規格2008年版,火力設備配管減肉管理技術規格2009年版に関する内容を講演したことが報告された。
講演時間の関係から,規格講習会に使用した資料の中から,規格概要が分かる程度の概略部分のみを講演資料とした。
(4) 審議事項
(4−1)規格原稿案による審議
規格原稿案の提出と,基本規定について,前回分科会のフォローアップとして提案・審議があった。特記事項は以下の通り。
a.
規格原稿案 第Y章 アーティクル6 (山内委員) [資料43-11]
・
審議,チェックの終了した担当部分の原稿案を起草した。
・
JSME2008年版からの変更箇所は,「色塗り+下線」で分かるようにした。
・
レビューフローに則り,電子データを事務局に送り,アップロードすることとなった。
b.
基本規定改定案(原田委員) [資料43-12]
前回分科会での基本規定の比較検討結果に基づき,修正案の変更提案があった。審議結果は以下の通り。
・
基本規定で修正する必要がある場合は,規格本体 (詳細規定) は極力変更せず,基本規定本文でうまく引用していくことを基本方針とする。
・
P2/23: 10.3.127.4で,T-120を引用するよう変更提案があった。基本規定は分かりやすくなる反面,溶接検査対象ではないものまでがT-120が対象と読まれる懸念がある。審議の結果,T-120.2で,「・・・省令(略)‘第10章’の技術的要件を・・・」と追記した上で,採用の方向となった。
・
非破壊検査で,T-120を適用せず,社内認定を適用できるようにする場合の規定方法は,構造側でT-120を引用しない方法が取られていることの情報があった。
・
P2/23: 10.3.127.2.3他で,A-260,A-270を引用するよう変更提案があった。現状でも間違いではないが,基本規定が分かりやすくなるため,採用の方向となった。
・
P4/23: 10.4.145.2.2他で,UF-55を入れておくか審議があった。基本的に外す方向だが,構造側の視点でも確認する事となった。
(4−2)ASMEレビュー票による審議
第Y章アーティクル1,第Z章アーティクルU,V,Wについて審議された。特記事項は以下の通り。
a.
第Y章 アーティクル1 (橋本オブザーバー) [資料43-13,参考3]
・
T-130) 過去の判断理由を確認した結果,@火技解釈にない,A日本の実情に照らしあってもなくても構わない,といった場合,基本的に反映していなかったことが分かった。審議結果,当時に比べ設置者責任が増えている事から,明確化の意味で新たに取り入れる事となった。
b.
第Z章 アーティクルUおよびテンパービード溶接の検討 (欅田副主査)
1)
レビュー票 [資料43-14-1]
・
P91 QW-288.3) ガスタングステン溶接で,L(リットル)表記があり,無理にSI化すると分かりにくくなる部分である。審議の結果,L表記採用となった。
・
P90 QW287) electrode
pressure 「電極圧力」は,JIS等も確認した結果,溶接用語的に特に問題ないため,そのままとする。
・
QW-288で,F-No.とあるが,F番号とする。
2)
テンパービード溶接の取り扱いについて [資料43-14-2,3]
前回審議事項を受け,検討した。以下の審議結果を整理し,次回再審議することとなった。また,各委員からも質問・確認事項があれば,事務局経由等で,欅田副主査に連絡することとなった。特記事項は以下の通り。
・
QW-290.4の取入れは,保安水準は上がる一方,安易な運用が心配である。
・
必要な時に取り入れ検討とすると,いざ必要となった場合に時間的制約等からうまく反映できるか心配。
・
バリアブルズの管理で,現行の原子力維持規格にはない‘炭素当量’の管理が追加される。
・
原子力の規格と比較した限りでは,技術基準の規定が異なるため,テンパービード溶接の規定有無により,保安水準に違いが生じているとはいえない。
・
テンパービード溶接は,そもそも補修溶接を意図したものと考えられる。焼鈍のいらない規定であるため,適用範囲の制限もあるが,現実的に利用実態もあり,規定が有用になる場面も考えられる。
c.
第Z章 アーティクルW(茂田井幹事) [資料43-15]
・
QW-422の表は,材料分科会の材料取入れ状況を反映する必要があるが,現状でも第U章の材料と相違している。また,QW-422にはASMEの材料しかなく,JIS材,火技解釈材は「第U章引用」となっており,統一感がない。今後のメンテナンス及びASMEの構成を考慮し,QW-422にて第U章を引用する(表は削除する)形とする方向で問題がないか確認し,次回,取り入れ方法を審議することとなった。
d.
第Z章 アーティクルV (幅野委員) [資料43-16-1,2]
・
幅野委員欠席のため,前回審議事項を反映したレビュー票と,反映内容のまとめ表が配布された。
・
フローに則り,チェック開始となった。
(4−3)次回分科会の作業目標の設定 [参考1]
発電用火力設備規格 詳細規定(200X年版)の委員専用HP原稿アップ状況と,レビュー票全体の審議状況を踏まえ,次回の作業目標を以下の通りとすることとなった。
a.
第Y章
・
第Y章について,次回火力専門委員会で審議/進捗報告を行う。
・
各委員は,次回火力専門委員会(5/20)までに原稿を起草し,事務局に提出すること。
・
第Y章は,通し読みをする事で,全体のトーン合わせを行う。
b.
第Z章
・
アーティクルU,W(茂田井幹事担当部分),APP-Bは,本日審議事項を反映して事務局にレビュー票を提出し,チェックを開始する。
・
アーティクルW(山下委員担当部分)は,次回審議する。
a.
第Y賞・Z章の補遺
従来は役員の分担であるため,茂田井幹事によるレビュー,欅田副主査によるチェックとなった。
5.次回開催
日 時:2010年7月2日(金)13:30〜17:00
場 所:日本機械学会 第1会議室
以 上