44回 発電用設備規格委員会 火力専門委員会 溶接分科会 議事録

 

1.日 時:201072日() 1330分〜1700

2.場 所:日本機械学会 第1会議室

3.出席者:三原(富山大),欅田(三菱重工)、茂田井(東電)、原田(東芝)菅谷(日溶協)、樫原(関電)浜田(東電)、逢澤(日立)、山内(中電)、幅野(IHI)、小溝(阪大)、橋本(発電技検)

欠 席:山下(神鋼)

オブザーバー: なし

事務局:稲垣(記)

 

4.配付資料

441 .第43溶接分科会議事録(案)

442 .溶接分科会委員名簿

443 .第52回火力専門委員会議事録()

444 .第53回規格委員会議事録(案)

445 .高クロム鋼クリープ関連項目の規格規定反映計画(案)

446(1) .火力設備規格200X年版(第Y章)における改訂内容

    −(2) .原稿・レビュー票のチェック要領(標準フロー)他 (改定案

447(1) .構造分科会からの確認依頼(第X章127.5.3

    −(2) .構造分科会からの確認依頼(第X章136.4.1

448 .基本規定改定準備案

449 .規格原稿案 第Z章 アーティクルT (樫原委員)

4410.規格原稿案 第Z章 アーティクルW (茂田井幹事)

4411.規格改訂比較案 第Z章 アーティクルW 表QW-422 (茂田井幹事)

4412.規格原稿案 第Y・Z章 補遺 (茂田井幹事)

参考1.発電用火力設備規格 詳細規定(200X年版)の委員専用HP原稿アップ状況

 

5.議事

(1)前回議事録確認                                                                                   [資料44-1]

前回議事録(案)について確認を行った結果、意見等は特になく、議事録案は承認された。

 

(2)分科会委員の承認                                                                              [資料44-2]

山内委員,樫原委員の再任の意向が報告された。出席委員全員の賛成により,次回火力専門委員会に推薦することが承認された。

 

(3)報告事項

(3−1)火力専門委員会・規格委員会他報告                          [資料44-3,4]

52回火力専門委員会,第53回規格委員会の審議内容のうち、火力に関連する内容が報告された。

 

(3−2)その他報告

a.     高クロム鋼クリープ関連項目の規格規定反映計画(案)                       [資料44-5]

高クロム鋼クリープ関連の対応として,事例規格を作成し,現在改訂中の発電用火力設備規格において,基本規定でNISA文書に代えて事例規格を引用する案が検討されていることが情報提供された。また,事例規格を発行する場合の,最短のスケジュール案が示された。

 

() 審議事項

(4−1)改訂区分見直しおよび改訂内容集約方法に関する審議                  [資料44-6-(1)(2)]

第Y章を例に,改訂区分の横通し作業をした結果を反映し,改訂区分の修正案について説明があった。

決定事項は以下の通り。

         改訂区分の修正案に従い,各委員にて担当部分のASMEレビュー票を再チェック,修正するとともに,「レビュー票→集約表」への転記を行うこととなった。また,ASME2008A2004Eとの相違点),JSME200XJSME2008との相違点)の欄については,少なくとも「変更なし」を記載頂き,変更点要約は可能な範囲で記載することとした。

         @,A,Bは,JESCによる火力設備規格(2008年版)の本体・基本規定の審査結果を反映した選択肢であり,新規手法の追加のように選択肢が広がるものはB「保安水準が緩やかになる」と判断する。

また,規定に制限項目が増えれば,「保安水準が向上する」と判断する。

 

特記事項は以下の通り。

         A,B,Cの区分は,シンプルな表現にし,迷わないようにした。区分変更について,特に異議なし。

         まとめ表の相違点の欄について,ASMEレビュー票に全て反映し,まとめ表はそこから抜粋する形にしないと,マスターデータが分からなくなるので,良くないとの意見あり。これに対し,火力設備規格(2008年版)の書面投票のフォーマットそのままであり,今回,特に追記したものではないとのこと。確認の結果,2008年版の審議時には,相違点は分科会で議論されていないため,各委員にとっては今回初の作業部分となることが分かった。

         JESC審議は,項目A,Bの技術的変更があったものをベースに,特にBのJESC基準の「保安水準が緩やかになる」と判定される項目について主体的に説明される。今回の改訂内容集約表は,この考え方を取り込み,複数の資料作成の回避を意図しているもの。

 

(4−2)構造分科会と協調する事項に関する審議

a.         構造分科会からの確認依頼(第X章127.5.3                                  [資料44-7-(1)]

    対象部分:「連続性を維持するための証拠は、元の資格を与えた雇用主以外の雇用主から獲得してもよい。」

    審議内容:溶接士の工場間の移動には関係せず,溶接士の技量の連続性に関する規定の明確化と解釈できる。国内の実情を鑑み,反映しても特に問題はない。「複数組織による溶接士の共有禁止」の考え方があるが,この条項の意図するところではない。

    結果:「ASME改訂部分を取り入れて良い」

 

b.        構造分科会からの確認依頼(第X章136.4.1                                  [資料44-7-(2)]

      対象部分:「P番号345Aおよび5B材料の溶接部に対する非破壊検査は、工学的設計による別な方法が指示されていなければ、・・・」

      審議内容:材質面から,遅れ割れ・再熱割れに対処する原則的な規定と解釈できる。即ち,「学術的な証明」ではなく,「品質の担保の仕方」という運用的事項と読んだ方が,現実的な規定になる。この主旨がはっきり伝わるように修文した方が良い。

      結果:「P番号345Aおよび5B材料の溶接部に対する非破壊検査は、検査計画書に別な方法が指示されていなければ、・・・」に修文すること。

 

c.        基本規定改定準備案                                                                    [資料44-8]

基本規定改訂の第1段階として,現状の引用状況のチェック結果が提示された。浜田委員による構造分科会関連部分の修正状況,原田委員による事前確認結果の反映状況が説明された。特記事項は以下の通り。

         現在,準備段階であり,構造分科会,溶接分科会とも,修正作業が今後本格化するので,協力をお願いしたい。

         原田委員提案のUF,UCS削除について,両規定とも,溶接部ではなく素材に対する規定であり,基本規定としてはUWがあれば十分との補足説明がされた。本件の再確認も含め,溶接分科会部分は今後,基本規定の確認必要。

 

(4−3)規格原稿案等による審議

第Z章アーティクルT,W,補遺について審議された。特記事項は以下の通り。

 

a.       第Z章 アーティクルT 規格原稿案(樫原委員)                                       [資料44-9]

    審議結果を反映し,4箇所修正して最終原稿案としたことが報告された。

 

b.       第Z章 アーティクルW 規格原稿案(茂田井幹事)                                    [資料44-10]

    審議結果を反映し,最終原稿案としたことが報告された。

 

c.       第Z章 アーティクルW 表QW-422 規格改訂比較案 (茂田井幹事)        [資料44-11]

問題点:QW-422の表は,材料分科会の材料取入れ状況を反映する必要があるが,現状でも第U章の材料と相違している。また,QW-422にはASMEの材料しかなく,JIS材,火技解釈材は「第U章引用」となっており,統一感がない。

QW-422を削除し,第U章引用とするに当たっては第U章にS番号が記載されていないことが問題となる。

検討結果:ASME2009Aでは,S番号が削除済みで,S番号に該当するP番号を置き換え済みである。改訂方針はASME2008Aの検討反映だが,「S番号の削除」に限っては,ASME2009Aを先行取り込みすることが現実的と考えられる。

決定事項:「S番号の削除」についてのみASME2009Aの先行取り込みを行い,表QW-422を削除し,第2章「材料」を引用する記述に変更する。

 

d.       規格原稿案 第Y・Z章 補遺   (茂田井幹事)                                    [資料44-12]

  課題項目:@補遺の中に,規定の目次的な項目があり,必要性に疑問がある規定が含まれる。これにより,ASMEと違う部分等,本来補遺に書いておくべき事項が埋没しやすい状態にあると考えられる。

        A溶接分科会単独で削除すると,構造分科会と協調が取れなくなる。

  審議結果:補遺は,場当たり的に作成したような記憶があり,目次的な項目に特別の考えがあったという記憶はない。

  決定事項:構造分科会に情報提供し,経緯が特段確認されなければ,補遺は,ASMEと違う部分等,本来書いておくべき事項のみに変更する。

 

(4−3)次回分科会の作業目標の設定                                                      [参考1]

発電用火力設備規格 詳細規定(200X年版)の委員専用HP原稿アップ状況と,レビュー票全体の審議状況を踏まえ,次回の作業目標を以下の通りとすることとなった。

 

a.     第Z章 (締切:山下委員指定期日に合わせる)

         アーティクルW(山下委員担当部分)は,本人にレビュー票提出時期を申告してもらい,暫定的に委員全員によるメール審議を行う。また,主な改訂点を添付するよう依頼する。なお,内容の確認結果,メール審議では無理があるような場合は,各委員からの申し出に応じ,分科会審議に切り替えるものとする。

 

b.     改訂内容集約

         次回火力専門委員会(8/25)に向け,以下のステップで作業を進める

@     各委員: (目標7/16) 改訂区分見直しに伴うレビュー票の再チェック

A     各委員: (締切7/23) レビュー結果の集約票への反映 

→@,Aの結果を事務局提出

B     事務局: 最終者の提出+1日程度 (暫定目標7/26

C     3役: (目標8/6) 集約票の横通し,必要に応じレビュー票へのチェックバック

D     3役: (8/25)火力専門委員会で規格改訂内容の説明

       注) 集約票の扱いに関する議論があった。詳細は(4-1)にまとめた通り。

 

.次回開催

日 時:201091日(金)13:3017:00

場 所:日本機械学会 第2会議室

以 上