2022年4月8日
日本機械学会 発電用設備規格委員会
委員長 笠原 直人
日本機械学会 発電用設備規格委員会は1997年に設置されて以来,国の定める性能規定に基づく民間仕様規定として,主として火力及び原子力発電プラントの機械設備の設計や維持に関する規格を発行してまいりました。また,前身の告示の時代から,ASME(American Society of Mechanical Engineers)とは密接な協力を行ってきております。さらに,2011年の福島第一原子力発電所事故を受けて,原子力発電プラントに対する規制体制が大幅に改革されてからは,ニーズと最新知見のタイムリーな反映,国際規格との整合,社会からの信頼向上等を重視した活動を行ってまいりました。
福島第一原子力発電所事故から10年が経過し,国は海外からの意見も取り入れ,リスク情報活用,パフォーマンスベースなどの新しい考え方に基づく規制検査を開始しました。民間規格は,これに対応した国際整合性のある規格体系を築きあげていくことが必要であり,その実現に向けて,原子力関連学協会規格類協議会の下で関連学協会の連携が促進されています。
このような状況の中で,日本機械学会 発電用設備規格委員会の活動が社会から信頼されることが前提であり「公正」,「公平」,「公開」を原則とするデュープロセスを大切にしていきます。また,減少傾向にあるリソースを有効活用するため,リスク情報を有効活用して活動の優先度を決めたいと思います。さらに,効率と士気を高めるため,いたずらに規格の厳密性や網羅性に拘るのではなく,パフォーマンスとは何かを自ら考え追求する姿勢を促したいと思います。こうした方針は,民間規定の出発点となった性能規定化の考え方とも整合します。
社会から信頼され構成員にとって有意義な活動を通して,安全性を前提とした上で,安定かつ経済的で環境にも適合した電力供給に貢献してまいりたいと考えておりますので,皆様からのご理解とご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。
以上
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