| 質問番号 |
QNB2007-014 |
回答状況 |
回答済 |
| 受 付 日 |
2022/11/24 |
回 答 日 |
2023/03/06 |
| 対象規格 |
JSME S NB1 |
対象年版 |
2007~2020 |
| 質問概要 |
磁粉探傷試験 A型標準試験片(純鉄製)の使用可否について |
| 規定番号 |
第1部 磁粉探傷試験 |
【対象規格】
JSME S NB1-2007 (2008/2009/2010/2011 追補版を含む)
JSME S NB1-2012 (2013/2014/2015 追補を含む)
JSME S NB1-2016 (2017/2018/2019 追補を含む)
JSME S NB1-2020
【規定番号】
JSME S NB1-2007 (2008/2009/2010/2011 追補版を含む) :第1部 表-9 磁粉探傷試験
JSME S NB1-2012 以降:第1部 表N-X100-3 磁粉探傷試験
【質問】
最新版のJIS Z 2320-1(2017)「非破壊試験-磁粉探傷試験-第1部:一般通則」で追加された純鉄製のA型標準試験片(A1-15/50 または A1-30/100)を、対象規格で引用されているJIS G 0565 (1992) 又は JIS Z 2320-1(2007)の磁粉探傷試験に使用してもよいでしょうか。
【背景】
A型標準試験片(A1-15/50 または A1-30/100)の材質については、下表に示すとおり JIS Z 2320-1 (2017) で、電磁軟鉄(JIS C 2504のSUY-1種)に加え、純鉄が追加されております。この質問は、今後メーカで純鉄製標準試験片の製作が見込まれているため、使用の可否を確認するものです。
なお、JIS G 0203「鉄鋼用語(製品及び品質)」において純鉄の炭素含有率は0.02%程度と規定されており、電磁軟鉄の炭素含有率の程度0.03%以下との差から電磁特性への影響は十分小さいと考えられ、電磁軟鉄と純鉄は同等材料として扱えると考えています。
表 対象規格毎のJIS引用年版とA型標準試験片の材質について
| 対象規格 |
磁粉探傷試験引用 JIS 年版 |
A 型標準試験片の材質 |
| JSME S NB1-2007;第1部 表-9 磁粉探傷試験 |
JIS G 0565 (1992) 鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び磁粉模様の分類表1 A 形標準試験片 |
JIS C 2504 の 1 種を焼きなまし(不活性ガス雰囲気中 600℃ 1 時間保持, 100℃まで雰囲気中で徐冷)したもの |
JSME S NB1- 2008/2009/2010/2011 年追補版;第1部 表-9 磁粉探傷試験
JSME S NB1-2012(2013/2014/2015 追補を含む),JSME S NB1-2016(2017/2018/2019 追補を含む),JSME S NB1-2020;第 1 部 表 N-X100-3 磁粉探傷試験 |
JIS Z 2320-1:2007 非破壊試験-磁粉探傷試験-第 1 部:一般通則 表 JA.1- A 形標準試験片の名称及び材質 |
電磁軟鉄(JIS C 2504 のSUY-1 種)を焼きなまし(不活性ガス雰囲気中600℃,1 時間保持,100℃ まで雰囲気中で徐冷)したもの |
| JSME S NB1-2022;第 1 部 表 N-X100-3 磁粉探傷試験 |
JIS Z 2320-1:2017 非破壊試験-磁粉探傷試験-第 1 部:一般通則 表 JA.1- A 型標準試験片の名称及び材質 |
電磁軟鉄(JIS C 2504 のSUY-1 種)又は純鉄を焼きなまし(不活性ガス雰囲気中 600℃,1 時間保持, 100℃まで雰囲気中で徐冷)したもの |
〔参考〕
「設計・建設分科会(非破壊試験作業会)」でも当該A型標準試験片の適用可否について 評価されており、純鉄及び電磁軟鉄は同材料として扱えるものと判断されています。
〈設計・建設分科会の評価要旨〉
・JIS G 0203「鉄鋼用語(製品及び品質)」にて、電磁軟鉄棒または板は、「純鉄または純鉄に近いもので製造された鉄棒または鉄板」と定義されている。
・電磁軟鉄(JIS C 2504 SUY-1 種)の炭素含有率は0.030%(mass)以下、純鉄の炭素含有率は0.02%(mass)程度と規定されており(JIS G 0203)、電磁特性への影響は十分小さいと考えられる。